横浜マタタビバージョンのFUNI WORLD

おバカショート劇場。

FUNI WORLD


第、1042話 イリュージョン (2019.06.21)
花柄ファンタジー「こんにちは。花柄ファンタジーです。
恋心レッドの、天沢裕菜です。
友情パープルの、蘢宮夢です。
微笑みイエローの、源広佳です。
初恋ピンクの、一香奈です。
そよ風ブルーの、郎女真利奈です。」
天沢裕菜「本日は、廃墟ロケ以後、『ゴホゴホ』と咳が止まらず、
高熱も出て大変だった、一香奈ちゃんの除霊企画です」
蘢宮夢「此処のお寺の除霊は、芸能人の間でもとても定評あるらしいです」
和尚「こんにちは。ぽんぽこ寺の和尚です。
一香奈さん、あなたには、殺人事件現場の心霊スポットである廃墟で、
以前殺された血みどろの男性が取り憑いているのです」
源広佳「殺された人って女性だよね」
和尚「一香奈さん、あなたには、殺人事件現場の心霊スポットである廃墟で、
以前殺された血みどろの女性が取り憑いているのです」
郎女真利奈「薬殺じゃなかった???」
和尚「――毒薬に苦しむ女性が取り憑いています。
またその霊が他の霊も呼び寄せているのです」
天沢裕菜「こういう説明って、暗示に掛けるための布石だよね」
和尚「――う゛っ、、ん;;、、ではお経を唱えます」
蘢宮夢「お経って、トランス状態に誘導しやすいんだよね」
和尚「――う゛ごぉーっ、、ん;;ん;;ん;;」
源広佳「『オリ●ブの首飾り』でも流してみるか」
郎女真利奈「和尚の手からハトが飛び出した!!!」
天沢裕菜「和尚の頭から水が飛び出した!!!」
和尚「――なバカな?それでは一香奈さんの周りにロウソクを並べ、
ロウソクの炎の熱で悪霊を取り除きましょう」
蘢宮夢「でもこのロウソク、LEDだよね」
和尚「心で熱を感じていただければ悪霊にも伝わります」
源広佳「こじつけ凄いな」
和尚「――う゛っ、、ゴホゴホゴホゴホ;;」
郎女真利奈「和尚に除霊が必要なんじゃない???」
一香奈「・・・あのね、ゴホ、先日病院に行ったんだけど、
気管支炎って言われたよ。あの廃墟、空気汚かったからね」
番組スタッフ「――い、今更ですか;;;;;;」
花柄ファンタジー「そんな訳で、廃墟に行く際は、
マスクをしましょうって事で、これにて終了!!!」
和尚「――ゴホゴホゴホゴホ;;」


第、1041話 ポジティヴマン参上 (2019.06.14)
『良いことなんて何もない』最近までそう思ってた。
でも、『小さな幸せはたくさん転がっているんだ』と、
精神科医の先生がおっしゃって、なるほど!!!
確かに思い起こすと僕の人生は小さな幸せが溢れていた。
バイト先から理不尽に雇い止めされたあの頃だって、
引き出しの奥から100円発見出来たし、
酔っ払いに絡まれてシャツを破かれたあの頃だって、
破れたシャツを縫うために、針に糸を一発で通せたし、
引ったくり犯に殴られて蹴られて死にかけたあの頃だって、
お財布入りバックにしがみ付き、奪われるのを阻止出来た。
小さな幸せはたくさん転がっているんだ!!!
通り魔に包丁で刺されたけれど、デカいカマキリに
ムシャムシャ食われて死ぬことを考えればまだ楽だ。
不良に鉄パイプで頭を殴られたけれど、デカい蟻地獄に
体液を吸い取られ、干からびて死ぬよりマシだ。
酒酔い運転者に撥ねられ三途の川まで来たけれど、
臨死体験を経験しつつ無事甦ることが出来た。
今も、カモを狙って放たれたクロスボウの矢が、
僕の背中にめっさ刺さっているけれど大丈夫。
口笛を吹きつつスキップすれば、僕はポジティヴマンに変身出来る。
警官発砲の流れ弾がめっさ僕に当たっているけれど大丈夫。
口笛を吹きつつスキップすれば、僕はポジティヴマンに変身出来る。


第、1040話 芸術 (2019.06.07)
100均でフォトフレームを購入。
サイズを間違えた。
そんな訳で、付いてきた紙の裏側を全面に配置。
散らかった部屋の隅っこに放置してみると、
『白』を極限にアピールしてくるフォトフレーム。
おや、これは芸術なのではないか??!
なので、写真を撮ってみる。
パシャ《タイトル》無表情なつぶやき
しかしまあ我ながら散らかった部屋だ。
少しばかり切り開くとするか。
僅かだが平地を確保。
おや、これも芸術なのではないか??!
写真を撮ってみる。
パシャ《タイトル》開拓者の夢
もう少し切り開いてみると見たこともない生物を発見。
パシャ《タイトル》初顔合わせ
我が家はまだキレイなんだ。
三軒先の家は所謂ゴミ屋敷と呼ばれる家でして。
カメラを持って出掛けてみると、行政による強制執行。
パシャ《タイトル》押し寄せる権力
公園に行くと浮浪者が野良猫にエサをあげていた。
パシャ《タイトル》太らせて喰う
ベンチでコンビニ弁当を食すサラリーマン。
パシャ《タイトル》カラスの襲撃5秒前
街を歩くと、『買って!買って!』と駄々をこねる幼子と、シカトする母親。
パシャ《タイトル》身売り志願
ジャンケンに負けてランドセルを前に後ろに沢山持って歩く小学生。
パシャ《タイトル》異質同体
宙を舞うツバメ
パシャ《タイトル》ストリートパフォーマンス
そしてフォトコンテストに応募するも全てボツ。
己を撮影 パシャ《タイトル》早すぎた天才の苦悩
ぼんやりと庭でしゃがみ込んでいるとダンゴムシ。
パシャ《タイトル》小さな一歩大きな飛躍


第、1039話 野原に咲く花 (2019.05.31)
花柄ファンタジー「はい、本日の『花柄ファンタジーの虚舟ラジオ』最後の曲で、
私たちの大切なお友達のアイドルグループでもあります。
『平成ツチノコ隊・I』最新アルバム『非常停止』から、『野原に咲く花』です」
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野原に咲く花
歌手:平成ツチノコ隊・I
小さな幸せの小窓を開いて あの日ふたりが眺めた景色
風が乗せた香り漂わせた部屋 取り戻せない束の間の日々
何時だって誰かが笑うその足下で 力なき者は踏みにじられている
痛みと涙を吸った傷付いた野原に 何時の日かまた花は咲き乱れる
見つけた幸せ包み込むように あの日ふたりで和んだ景色
小鳥のさえずりと水辺のせせらぎ 優しい日々は張り裂けている
何時だって巨利を得る者その足下で 力なき者が踏みにじられてゆく
兵士の血を匂わせる残虐の野原に 何時の日かまた花は咲き乱れる
-お暇なら、第、1037話 またはそれ以前参照-


第、1038話 古き良き時代のお饅頭屋さん (2019.05.24)
古き良き時代を醸し出している店構えのお饅頭屋さんを発見。
店員「いらっしゃいませ!お一人様ですか?
本日はお持ち帰りですか?こちらの、
『シェフの気紛れヨーロピアン饅頭』はいかがですか?」
早々とその店を出た。
少し歩くと、古き良き時代を醸し出している店構えのお饅頭屋さんを発見。
店員「おかえりなさいませ、ご主人様。
いっしょにお饅頭にお絵かきしましょうね。
追加料金で、ツーショットチェキはいかがでしょうか」
いっしょにお饅頭にお絵かきして、ツーショットチェキを撮影後その店を出た。
少し歩くと、古き良き時代を醸し出している店構えのお饅頭屋さんを発見。
今度の店は本物に違いない。『江戸時代創業。当時と変わらぬ味』だ。
店員「味見いかがですか?一口大五十円です」
味見に銭取る気かコイツ!しかも原材料名に『ソルビトール』の文字。
『江戸時代創業。当時と変わらぬ味』っていったい;;その店を出た。
少し歩くと、古き良き時代を醸し出している店構えのお饅頭屋さんを発見。
小さな店構え。割烹着を着たお婆ちゃんが看板娘。これだ。
お婆ちゃん「当店をご利用いただくには会員登録が必要になります。
住所氏名を確認出来る身分証明書をご持参ください。
入会金、年会費等は必要ございません。おさわりは禁止です」
…過ぎ去った古き良き時代。…取り戻せない情緒。…かわいかったメイドさん。


第、1037話 綿棒片手にフラダンス (2019.05.17)
マネージャーのボヨヨ〜ン「はい、本日は第***回平成ツチノコ隊・I、チャンネル配信です」
平成ツチノコ隊・I、メンバー「は〜〜〜い」
-お暇なら、第、1031話 またはそれ以前参照-
原則、マスメディア拒否のプログレッシブ・アイドルグループ、平成ツチノコ隊・I、メンバー。
中村千春 ー 幼き頃から山を幾つも越え分校に通い続けた強い足腰が自慢。
大谷幸恵 ー 世界に生息する昆虫をほぼ全て把握している。
岩永麻理奈 ー 6歳の頃、総合格闘家の父の関節を決めギブアップを奪った事がある。
菅原真美子 ー 悪の組織に改造されかけ脱走。右腕に数々のアタッチメントを装着できる。
二階堂幸恵 ー 学んだ記憶がないヒエログリフを流暢に読み書きできる。
渋谷忍 ー 象使いの両親の間に生まれ、子象と戯れながら育った。
ラーメン丸カーノ (平沢華音) カノぽっぽー 利きインスタントラーメンを特技とする。
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中村・アウトドア情報誌「カノぽっぽ監督、『綿棒片手にフラダンス』はどんな映画でしょうか」
監督「幕末から明治を生きた子供たちの物語です」
大谷・世界の昆虫「子供たちは全員素人だそうですが…」
監督「はい。演技を学んだ子供たちは、演技をしてしまうので…」
岩永・月刊格闘技「ラストにどんでん返しがあるそうですが?」
監督「それは観ていただくしか…」
菅原・サイボーグ革命「帆掛け船が宙に舞ったりするとか?」
監督「ネタバレになるので言えません」
二階堂・エジプト学入門「人力車がピラミッドの周りを走り回るとか?」
監督「ピラミッドは出て来ません」
二階堂・エジプト学入門「なんですってぇ!!!」
渋谷・エレファント・マガジン「縄文人はマンモスを追って日本にやってきたと言われてますが…」
監督「『綿棒片手にフラダンス』は、幕末から明治を生きた子供たちの物語ですよ!」
マネージャーのボヨヨ〜ン「ぐたぐたなので、茶番終了」
カノぽっぽ「平成ツチノコ隊・Iは、平成ツチノコ隊・インスタントラーメン――」
マネージャーのボヨヨ〜ン「Iは、『愛』を表しています!そして、アルバム『非常停止』発売です」
平成ツチノコ隊・I、メンバー「こりゃ目出度い!!!」
竹「いきなりですが、わたくし、『梅』でも『松』でもなく、竹之内竹太郎です。
ビリーバ●バンの、『さ●ならをするために』を歌います。
過ぎた日の〜♪〜〜するために〜♪。゜゛」
平成ツチノコ隊・I、メンバー「竹とは今日でさよならです」
竹「え、聞いてないよ!聞いてない」
平成ツチノコ隊・I、メンバー「ギャハハハハハハハハハハハ」
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非常停止
歌手:平成ツチノコ隊・I
今すぐ止めなければ 時代は汚れてしまう
今まだ気が付かずに 浮かれる者たちよ
今すぐ目を開いて 正しい景色を映せ
今まだ騙されてる 悲劇の者たちよ
朝日が昇るのは人類の為ではない
虹が現れるのは神の恵みではない
認識していることが真実とは限らない
非常停止!
今すぐ止めなければ 時代が乱れてしまう


第、1036話 算数のテスト (2019.05.10)
校長「で、どうして算数のテストの答えで、
『犬3匹半』などという怪奇な答えが出てくるのだ?」
教員「校長、問いが『犬7匹÷2』だからです」
校長「分かっとるわ!奇数の犬を割るな!」
教員「しかしですね、校長、ある生徒の答えで、
『1匹は悪い人に虐待されてしまったのね』って、
書かれていたのですよ!算数の問いを『出来事』と
して捉えているのです。素晴らしいですね!わたしは
子供たちが中学生になっても高校生になっても、算数は
決まり事ではなく、数字は言葉なのだという気持ちを、
『太郎くんが買い物をして…』の世界観を、忘れて欲しくないのです」
校長「犬ではなく、リンゴとかではダメだったのかね?」
教員「なるほど!豆腐でも良かったですね」
校長「ま、まあ、だが、何故、豆腐…???」
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教員「校長、『風鈴500個+風鈴300個』の問いに、
『けたたましい』と答えた生徒がいたのです。
算数の問いを『出来事』として捉えているのです。
全く以て素晴らしいです!計算は物語ですから!」
校長「だが、その答えに花丸付けるのは如何かな?」
教員「ですね。次からは豆腐を進呈します」
校長「ま、まあ、だが、何故、豆腐…???」
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教員「校長、『3回折った紙+2回折った紙』の問いに、
『5回折った紙』と答えた生徒がいたのです。
答えは『折られた2枚の紙』ですよ!悔しいですね!
算数の問いを『出来事』として捉えていないからです。
これは、わたしが恐れていた最悪の結果です」
校長「紙を折ってしまっては、算数として常軌を逸しているのでは?」
教員「紙より湯葉のほうが良かったでしょうか?」
校長「だから、何故に、湯葉…???」


第、1035話 サンバにほえろ!シーズン7 (2019.05.03)
Samba21 科学捜査
犯人「俺が奴のナイフを奪った際、奴と俺は転倒してしまって、
その時、俺が奴から奪ったナイフが奴の腹に刺さったんです。
だから、俺、正当防衛なんですよ」
サンバ刑事「ほう、最新の科学捜査では、どのような刃物がどのような角度で、
詰まりはどのような体勢で刺さったとか、はっきり分かってしまうんだ」
犯人「や、やばい;;」
サンバ刑事「百聞は一見に如かず。この物差しと分度器を使って――」
犯人「最新の科学捜査???」
サンバ刑事「なんか違っているかな???」
山さん「この、すっとこどっこい!!!」
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Samba22 偽造工作
サンバ刑事「今回の連続殺人は、毎回殺人現場に、
ベビースタちゃんラーメンの食べかすが散らかっていた」
犯人「俺は、のり塩ポテチの食べかすは散らかしても、
ベビースタちゃんラーメンの食べかすを散らかすことはない。
任意同行だったよな。帰宅して良いかな」
サンバ刑事「だが、ベビースタちゃんラーメンの食べかすに、
のり塩ポテチののり塩が付着してたんだよ。
どんな時でものり塩ポテチを食する、
のり塩ポテチ中毒のおまえの犯行だ!」
犯人「クソ!練りに練った偽造工作だったのに…」
サンバ刑事「で、のり塩ポテチを触ったおまえの指を、
サンバの羽衣装で拭こうとするの、止めてくれる?」
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Samba23 銃撃戦
どきゅーん
ボス「無駄な抵抗は止めろ!」
どきゅーんばきゅーん
長さん「ホタルイカ刑事、危ない!」
ばきゅーん
サンバ刑事「ホ、ホタルイカ刑事ぃーーー!!!」
ホタルイカ刑事「イカ漁師をしていたお爺ちゃんの、形見のイカの鼻ピアスが;;」
山さん「きっと、お爺ちゃんがホタルイカ刑事を守ってくれたんだ」
ボス「新しい、イカの鼻ピアスを買ってあげるよ」
ホタルイカ刑事「わーい!ダイヤが埋め込まれたのが欲しいな」
ボス「それは聞かなかったことにしよう」
タンバリン刑事「自分は、ダイヤが埋め込まれたタンバリンとか――」
ボス「おまえは関係ない」
サンバ刑事「自分は、ダイヤが――」
ボス「却下!!!」
サンバ刑事「早えー」
犯人「あのぉ、今って、これって、銃撃戦のお休みタイム???」


第、1034話 真相 (2019.04.26)
A「本日は阿部定事件について語り合いましょう」
B「あ、あの、おちんぴょこ&おたまぴょんちょん切り事件の――」
A「僕個人としては、どうにも腑に落ちない事件でして――」
B「愛人を愛するが故に殺害したとされる――」
A「その、『愛人を愛するが故』が、話がうますぎるんだよ。
その、おちんぴょこ&おたまぴょんをちょん切られた男性って、
次から次へと愛人を作るほどの女好きだったそうだよ。
だとしたら、その男性にとって定は遊びでしかなく、
そうなると当然、別れ話を口にされたのではないのか。
その男性には奥さんだっていた訳だし。
だとすると、別れ話が犯行動機ってことも有り得る。
定は、窒息プレイでの、愛人の首の痛みを和らげようと、
薬局で鎮静催眠薬を購入したとされるが、その、
鎮静催眠薬で眠りについた愛人を殺害しているんだ。
B「詰まりは、計画的犯行?」
A「そこでだよ。殺害して逃亡。その後逃げ切れる保証はなく逮捕される。
重罪だよね。でも、猟奇的な犯罪、おちんぴょこ&おたまぴょんちょん切り事件が、
『愛人を愛するが故』で、世間の印象ががらりと変わる訳だよ」
B「おちんぴょこ&おたまぴょんちょん切りは、世間に注目される手段だった?」
A「定は、名の知られた不良娘から、その後、芸者や娼婦として、
各地を転々としてきたんだよ。現在よりよそ者に厳しい各地方で、
よそ者として、男に体を売って生きてきたんだ。それこそ、
マニュアルの知識で雁字搦めの、大学の心理学の先生方よりも、
数段、人間の心理に長けていて、詰まりは、海千山千だった訳だよ。
結局この事件は、痴情の末と言うことで、懲役6年という軽い判決。
『局所を切り取って自分の肌から離したくなかった』という、
定演出の、『愛人を愛するが故』の大勝利って訳かな?
実際には犯行から丸5年目、祝典による恩赦で刑務所を仮出所している。
僕は、定の、『まるで重荷が私の肩から持ち上げられたように楽になった』
との供述が、何かしら、定の本音が隠されているのではないかと思っている」
B「それが君の推測なのか」
A「いや、推測というより妄想だよ。事実は定にしか分からないし、
だからといって、流石に現在定は生存してはいないだろうからなぁ」
B「僕には君の、余儀無い敗北感が伝わってきたけれど――」
A「――そうだよ。僕も君も、生まれた時には『女』だったんだ。
どんなに女に惚れられたとしても、おちんぴょこ&おたまぴょんを
ちょん切られるなんて、夢のまた夢。永遠に有り得はしない」
B「それが、君のこの事件への、真相だったのか」


第、1033話 木桶 (2019.04.19)
そりゃ、病院のベットの上で死に際に、
「死に装束は白装束に三角頭巾はイヤだ。キリスト教のように、
参列者が棺の中に花をぶち込んでいくスタイルがいいな」とは言ったよ。
確かにそうしてくれているけれど、何故に棺が木桶???戦前???
それも味噌臭い!これ、味噌屋のおばさんに使わなくなった桶もらってきただろう。
更には、姉貴が、Costume Party に一度着て、その後ほったら
かしていたパンダの着ぐるみを白装束の替わりに身につけさせられるとは…
参列者が棺の中に花をぶち込んでいく際、笑いを堪えている様が手に取るように判る。
いや、もうそこ突っ込んでいいと思うよ!突っ込みどころ満載だろ!
しかもだよ、何故ポチの遺体が一緒に入れられているんだよ!
俺が入院している時にポチが亡くなったって聞かされてはいたけれど、
何故ポチの遺体が味噌桶に一緒に入れられているんだよ!
犬の葬儀費用をしれっと浮かせようとするんじゃねーよ!!!
――釘を打ち付けている音が聞こえてきた。
これって蓋されると、俺、味噌麹で発酵されて、
ほら、よく死者が生き返るって話聞くだろ。
もし俺が生き返って、発酵されて出て来たら、ちょいとした妖怪だよ。
ていうか、死んだら自分の抜け殻を見下ろしているもんじゃないのか?
俺、味噌桶の中にいるんだけどなぁ。なーんか、生き返ってね???
ていうか、鼻の中かゆくねー。「はっはっはっくしょん」
親族のおばさん「きゃぁ、木桶の中からくしゃみの声が!さっさと火葬してけろ!」
――こ、このー、テメーの所に化けて出てやるからな!!!
兎にも角にも、内側から蓋をボコボコと叩いて――
親族のおばさん「きゃぁ、今すぐ燃やせ!」
――呪ったろうか、コイツ!!!おや、釘を抜いている様子だ。
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――ていうかさ、死亡診断書を発行した医師、出てこいやー!!!
てか、ポチ、おまえも生き返ったんだな。
ポチ「ワンワン」


第、1032話 廃国 (2019.04.12)
業者「お誕生日おめでとうございます。
本日は貴女様の彼氏からの依頼で、
彼氏からのご予算の範囲で、お誕生日プレゼントを、
それなりにチョイスしてお持ちしました」
女「それってどういう事ですか?
彼が選んだプレゼントではないのですか?」
業者「まあ、細かいことは抜きにして、
ニワトリとか如何でしょうか?」
女「それって、フライドチキンとか?」
業者「いいえ、生きているニワトリ一羽ですけれど」
女「い、いりません」
業者「だったら、死骸のニワトリ一羽とか?」
女「な、なぜそうなる?」
業者「それならば、ミノムシの抜け殻とか?」
女「え?同じご予算の範囲で、ニワトリ一羽かミノムシの抜け殻?」
業者「ミノムシの抜け殻は、45Lサイズの袋に天こ盛りです」
女「い、い、い、いりません!」
業者「因みに弊社では、いろいろな代行サービスをご用意しております。
お忙しい方のために、新郎や花嫁の代行。新婚旅行での代行。
SMプレイでの、Sの代行。Mの代行。パンフレットはこちら」
女「貴方方も、貴方方の会社に代行依頼した私の彼氏も、気が狂っているわよ!」
業者「いやいやいや、そもそも、気が狂っている国で生まれた会社です。
貴女様の彼氏も、貴女様自身も、気が狂った国で生まれ育ってきたのです。
この国の常識は世界の非常識。我々の日常は非常識の塊ですから。
それでは、ニワトリとミノムシの抜け殻のいいとこ取りって事で、
人体解剖模型を置いていきますね。毎度あり!」
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それから私は彼氏に別れを告げた。
そして、むかついたので、人体解剖模型を、
ロープで天井から吊り下げてやった。
揺れる首吊り人体解剖模型を眺め、半笑いが止まらない女。
気が狂った国の一こまとしては、まあ、ざらにある情景だろうか。


第、1031話 非常停止 (2019.04.05)
マネージャーのボヨヨ〜ン「はい、本日は第***回平成ツチノコ隊チャンネル配信です」
平成ツチノコ隊メンバー「は〜〜〜い」
-お暇なら、第、1024話 またはそれ以前参照-
原則、マスメディア拒否のプログレッシブ・アイドルグループ、平成ツチノコ隊、メンバー。
中村千春 ー 幼き頃から山を幾つも越え分校に通い続けた強い足腰が自慢。
大谷幸恵 ー 世界に生息する昆虫をほぼ全て把握している。
岩永麻理奈 ー 6歳の頃、総合格闘家の父の関節を決めギブアップを奪った事がある。
菅原真美子 ー 悪の組織に改造されかけ脱走。右腕に数々のアタッチメントを装着できる。
二階堂幸恵 ー 学んだ記憶がないヒエログリフを流暢に読み書きできる。
渋谷忍 ー 象使いの両親の間に生まれ、子象と戯れながら育った。
ラーメン丸カーノ (平沢華音) ー 目隠しをしてインスタントラーメンの銘柄を当てられる。
マネージャーのボヨヨ〜ン「5月に発売されるアルバム『非常停止』から、
平成ツチノコ隊は、改名致します。それでは、カノぽっぽさん、発表して下さい」
カノぽっぽ「平成ツチノコ隊は、平成ツチノコ隊・インスタントラーメンに――」
マネージャーのボヨヨ〜ン「なりませんよ!鼻の穴にカメムシを詰められたいですか?」
カノぽっぽ「い、いやじゃ」
大谷幸恵「カメムシは、屁こき虫とも呼ばれ、――」
マネージャーのボヨヨ〜ン「虫の説明は要りません!」
二階堂幸恵「平成ツチノコ隊は、平成ツチノコ隊・ミイラの叫びに――」
マネージャーのボヨヨ〜ン「な、なりません!平成ツチノコ隊は、
『平成ツチノコ隊・I』に、改名致します。Iは、『愛』を表しています。
これ以上の、独裁政権による『自国への侵略』を阻止するには、
国民一人一人の、思いやりの心、『愛』が必要なのです」
カノぽっぽ「Iは、インスタントラーメンの、I――」
マネージャーのボヨヨ〜ン「鼻の穴にムカデを詰めましょうか?」
カノぽっぽ「虫詰めるのはいやじゃ」
大谷幸恵「因みに昆虫は足の数が6本。なのでムカデは昆虫ではありま――」
マネージャーのボヨヨ〜ン「虫の説明は要りません!」
平成ツチノコ隊メンバー「ギャハハハハハハハハハハハ」
マネージャーのボヨヨ〜ン「遊ばれている。絶対此奴らに遊ばれている」
竹「いきなりですが、わたくし、『梅』でも『松』でもなく、竹之内竹太郎です。
沢●研二の、『L●VE (抱きしめたい)』を歌います。
抱きしめたい〜♪〜〜さよなら〜♪。゜゛」
平成ツチノコ隊メンバー「これはジ●リーと私たちの問題です」
マネージャーのボヨヨ〜ン「遊ばれている。絶対此奴らに遊ばれている」


第、1030話 学校の奇談 トイレの花太郎くん (2019.03.29)
ユーチューバーB「そんな訳で、女子便所の便器の下から
覗こうとして、汚物まみれになって溺死したという男子生徒、
『トイレの花太郎くん』という都市伝説を解明すべく、以前、
この廃校に出向き、汲み取り式便所の『立ち入り禁止』の板を剥がし、
で、実際、便器の下に現れたのは、ハゲ頭のおっさんのオバケだった。
まあ、男がカメラを向けて覗き込んでいるのに気付き、消えてしまったが。
色々聞き取りした結果、どうやらそのハゲ頭のおっさんは、
当時の校長先生であり、村ぐるみで校長の失態を隠蔽すべく、
男子生徒の仕業だという話にすり替えられたらしい。
実際この学校では、当時、失踪届が出された校長がいるようだし、
同じ頃、一家で夜逃げをしたばかりの男子生徒もいたようだから。
以前撮影した映像には、残念ながら校長のオバケは映っていなかったし、
そこで、改めてこうして出向いた訳だが、すでに取り壊されて更地。
便所の穴も埋められてしまった。今回は、小柄な貴様を女装させ、
同行させたが、時既に遅し。でもせっかくだから、穴があったその当たりで、
イチゴのおパンツずらしながらしゃがんでみて。それを撮影して帰ろう」
小柄な貴様「やっぱり止めようよ。何かあったらどうするんだよ」
ユーチューバーB「頑張れよ!女優デビューだぞ!!!」
小柄な貴様「おれ、男だしな」
ユーチューバーB「あとで麩菓子を買ってやるぞ」
小柄な貴様「わかった。頑張る」
ユーチューバーB「よーし、その当たりでおパンツずらして、――
何だよ、この映像の乱れは。どうしちまったんだ??????
あっっ!ああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
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その後、その廃校跡地は更地のまま立ち入り禁止となり、
女性や、女装して行ってはいけない場所として語り継がれた。


第、1029話 サンバにほえろ!春スペシャル (2019.03.22)
Samba20 邂逅
わたしが中学生だった頃、電車通学中に会える高校生がいた。
そのひとは、制服の上からサンバの衣装に身を纏い、
友人達との会話から、将来は刑事課で働くという夢を持っているらしかった。
わたしはその頃、聞き耳を立てるという行為が研ぎ澄まされていった。
何時の頃か、数日間、そのひとを見掛けることが無くなってしまった。
そのひとの友人達の会話に神経を集中するも、個人情報の漏洩は得られなかった。
そんな頃の週末、サンバの衣装を身に纏ったそのひとに会うことが出来た。
毎度の如く一駅分、同じ車両に乗り合わせ、わたしは素知らぬ顔で電車を降りた。
――それから幾歳月。
わたしは警察学校を経て、交通課に勤務。そして、念願の刑事課に異動。
そこで巡り会えたのが、サンバの衣装を身に纏ったサンバ刑事だった。
彼は電車通学中にわたしと乗り合わせていたなんて知らないことだろう。
だからわたしは素知らぬ顔でちょこんとお辞儀をした。
「春沢ほたるです。宜しくお願いします」
――だが、彼は、「学生の頃、電車で見掛けましたよ」と。
彼「ほら、その、イカの鼻ピアス。あの頃も付けていた」
わたし「あ、このピアス、イカ漁師をしていたお爺ちゃんの形見なんです」
彼「そうなんだ。キミによく似合っていると思ってね。
さあ、事件だ!出動するよ、ホタルイカ刑事」
わたし「はい!サンバ刑事」


第、1028話 溢れかえる (2019.03.15)
何時からか、日本では若者を中心に、生乾き臭ブームが到来。
衣類用消臭スプレーでは、生乾き臭を残し、更に生乾き臭を増加させる、
『生乾きの香り』が各社出揃い、品切れ店舗続出。
土曜の夜の渋谷では、生乾き臭に酔った若者が暴徒化。『生乾きポリス』が投入される。
生乾きアイドル『バクテリアガールズ』が、デビュー1ヶ月でドームツアーを発表。
デビュー曲、『生乾きが止まらない』が、ミリオンヒットし、待望の映画化。
だがしかし、そんな日本のバカ騒ぎは、世界各国から非難され、次第に沈静化したが、
その後、腐った牛乳臭ブームが吹き荒れ、渋谷は、腐った牛乳臭の若者でごった返し。
瓶入り牛乳を積んだ軽トラが横転させられるなど、トラブルが相次いだ。


第、1027話 春の穏やかな風のために (2019.03.08)
春の穏やかな風のために 冬を終わらせておく必要がある
この国では長い事 いけないほど長い事 冬が続いている
ただ好き勝手に 暴れるように 凍て付く風が吹き荒れている
春の穏やかな風のために その冬を終わらせておく必要がある
春の穏やかな風のために その冬を片付けておく必要がある
心地よい 春の穏やかな風のために


第、1026話 自然淘汰 (2019.03.01)
「あなたってイカネズミに似ているから」
そうぼくに伝え、手を振ってぼくから去っていった彼女。
彼女はぼくに何を言いたかったのだろうか?
彼女はぼくの何処が嫌いだったのだろうか?
それ以前に、『イカネズミ』って、何???
その数週間後、突然友人に言われた。
「そう言えばおまえってイカネズミに似ているよな」
そして、お散歩中の保育園児たちが、ぼくを指差しながら、
「あっ、イカネズミだ!」
…希少な生物なのだろうか?
…アニメのキャラクターだろうか?
…隕石の中から発見された化石だろうか?
辞書を引いても、『イカネズミ』は載っていない。
ネットを検索しても、『イカネズミ』は出て来ない。
魚屋で、『イカ』を眺めていても、
ペットショップで、『ネズミ』を観察しても、
その答えは未だ見付かっていない。
『エビマジロにそっくり』と言われ、日夜悩み抜く人や、
『どことなく、ワニレタス?』と言われ、苦悩する日々を過ごす人と、
情報交換をしたが、その答えを明確に出来る日の訪れは期待出来ない。
『種を絶滅させないための進化』
答えを導く鍵は、その辺に隠されているのかも知れない。
『人間が滅び行く前に何かを模索し始めたようだね』
雨の日、枝を這うカタツムリたちが、そう語り合っている気がした。


第、1025話 泥濘 (2019.02.22)
MC「それでは問題です。
『部屋と●●と私』
さて、●●は何?」
A・ポチ「部屋と旭日旗と私」
D・トラ「ホワイトハウスと星条旗」
A・ポチ「訂正!ホワイトハウスと星条旗」
K・よし「ポチがD・トラのご機嫌をとるのは当たり前」
MC「正解者無しです。次の問題です。
写真の白黒の動物はジャイアント●●です。
さて、●●は何?」」
A・ポチ「ジャイアント白黒熊」
D・トラ「ジャイアン・トランプ」
A・ポチ「訂正!ジャイアン・トランプ」
K・よし「ポチがD・トラのご機嫌をとるのは当たり前」
MC「又しても正解者無しです。そして最後の問題です――」
D・トラ「おれのものもおれのもの」
A・ポチ「我が国は貴方様のもの」
K・よし「ポチがD・トラのご機嫌をとるのは当たり前」
MC「――悪夢のような番組になってしまった」


第、1024話 節分イベントがありました (2019.02.15)
マネージャーのボヨヨ〜ン「はい、本日は第***回平成ツチノコ隊チャンネル配信です」
平成ツチノコ隊メンバー「は〜〜〜い」
-お暇なら、第、1017話 またはそれ以前参照-
マネージャーのボヨヨ〜ン「2月3日に、節分イベントがありましたね」
カノぽっぽ「みんなから豆で集中攻撃されたボヨヨ〜ンが、
恍惚な笑みを浮かべていた、おぞましいイベントがありました」
マネージャーのボヨヨ〜ン「浮かべてないわい!」
菅原真美子「ぼくは、右腕のアタッチメントで、いっぱい豆を蒔きました」
二階堂幸恵「わたしは、念力で豆を撒き散らしたわ」
二階堂幸恵以外「そんな力も持っていたとは;;」
カノぽっぽ「カノぽっぽは、ボヨヨ〜ンがバカみたいに
カノぽっぽの家にインスタントラーメンを送りつけてくるので、
お裾分けで、100食ほど会場に散蒔いたよ」
マネージャーのボヨヨ〜ン「……こ、この女;;」
カノぽっぽ「そしてゲストに、国際連*児童基金親善大使の豆柳徹子さんにお越し頂き、
『カノぽっぽインド』の収益金全てを寄付させていただきました」
カノぽっぽ以外「全てだからなぁ」
カノぽっぽ「だって、『福』は呼び寄せるものではなく、
与えるものだと思って。それと、税金控除も考えて。
この国の税金の誤った使われ方で、兵器と化してしまうよりも、
世界の恵まれない子供たちのために、出来るだけ使われて欲しいから」
カノぽっぽ以外「カノぽっぽに後光が差した」
竹「わたくし、『梅』でも『松』でもなく、竹之内竹太郎が歌います。
あかおにさんからおてがみついた あおおにさんたらよまずにたべた♪。゜゛」
竹以外「竹、どん滑りしているよ;;」


第、1023話 サンバにほえろ!シーズン6 (2019.02.08)
Samba17 サバ缶
男「長きにわたって庶民の味方だったサバ缶。
その相次ぐ値上げにより今ではすっかり高級食材と化したサバ缶。
弱者が血を吐き続ける国。もうこんな世の中には未練はない」
女「わたしは何処までも貴方に付いていきまする」
サンバ刑事「君たち、死を選ぶには早すぎるぞ!
サバ缶に裏切られても、サンバは裏切らないぞ」
男「おい、俺たちダチョウに説教されているぞ」
女「しらけて死ぬ気も失せましたわ」
サンバ刑事「…まあ、結果オーライ」
---------------------------------
Samba18 嗚呼!サバ缶
ボス「連続サバ缶窃盗事件だが、
缶詰工場からサバ缶が盗まれる際、
警備員が殺害された事で、一課と三課で
次に狙われそうな工場の張り込みを行う。
サンバ刑事、タンバリン刑事、宜しく頼む」
***
ばさばさ
窃盗団A「おい、向こうで派手な鳥の羽が舞ってなかったか?
そのあたり、懐中電灯で照らしてみろよ!」
ジャラジャラ
窃盗団B「お、おい、何だよ今の響き渡った金属音?
早いとこ、サバ缶をトラックに運んじまいましょうよ」
ばさばさ ジャラジャラ
窃盗団C「カラフルな羽がジャラジャラ音を立てて舞ってたぞ!
この倉庫、やばいんじゃないんですかい?!!」」
ばさジャラ ばさジャラ
窃盗団ABC「ひええ、、こないだ殺した警備員の幽霊か?腰抜けたぁ!!!」
三課の刑事「そこまでだ!全員窃盗の現行犯で逮捕する」
---------------------------------
Samba19 そして、サバ缶
ボス「本日付で配属になった、サバ缶刑事だ」
サバ缶刑事「皆さん宜しくお願いします」
サンバ刑事「あの、サバ缶大手企業の子息だそうで――」
タンバリン刑事「お近づきの印にサバ缶など送って貰えたりして――」
サバ缶刑事「直ぐお送りいたします」
サンバ刑事&タンバリン刑事「やったーーー!」
長さん「これはこれは、二課の遵守刑事」
遵守刑事「そこの新人、おまえの父親はサバ缶贈賄容疑で逮捕された。
おまえもサバ缶の運び屋をしていたと証言が取れているぞ」
山さん「本日限りの『サバ缶刑事』だったか」
サンバ刑事&タンバリン刑事「あれ、お近づきのサバ缶は??」
山さん「この、ダブルすっとこどっこい!!!」


第、1022話 小動物 (2019.02.01)
ここ数日、野良猫が鳴いている。
どこからやってきたのか知らないが、
ここ数日、昼も夜も鳴き叫んでいる。
だが、野良猫に餌やりすると、
『悪人』のレッテルを貼られる現代なので、ぼくは、
深夜こっそり起き出して、買っておいた煮干しを道端に数匹。
翌朝、煮干しが無くなっていたので、野良猫が食べてくれたのだと信じる。
そして再び深夜、今日は野良猫と仲良くなろうと思い、煮干しと共に待機。
だが野良猫は警戒しているのか現れない。
そこで、たまたま所有していた猫耳カチューシャを装着し、煮干しと共に待機。
だが野良猫は警戒しているのか現れない。
なるほど、ヒゲを忘れていた。油性マーカーでヒゲを描き、煮干しと共に待機。
だが野良猫は警戒しているのか現れない。
しまった!シッポがない!そこでパンツを細く捻り、輪ゴムで止め、
おしりの辺りにガムテで固定し、シッポ完成!煮干しと共に待機。
だが野良猫は警戒しているのか現れなかった。
そして再び深夜、次の日も、また次の日も、
猫耳カチューシャを装着し、油性マーカーでヒゲを描き、
パンツを細く捻り、輪ゴムで止め、
ガムテで固定し、シッポ完成!道端に行き、煮干しを数匹。
だが野良猫は警戒しているのか現れなかった。
雨上がりの朝、道端で野良猫が死んでいた。
近所の人が早々ゴミ袋に詰め、役所に連絡し、
死んだ猫はゴミとして片付けられた。
野良猫はあんなに毎日鳴いていたのに、
死んだら光の速さで片付けられた。
ぼくは残された煮干しで数日間腹を満たし、
この国で、昼も夜も鳴き叫んでいる。


第、1021話 不随意 (2019.01.25)
いつの間にか、靴の底に穴が開いていた。
小石がその穴から進入してきて、その小石を踏付けるので痛い。
仕方なく、大枚はたいて靴を購入。
それでも新しい靴は心をウキウキさせた。
プルストラップが、まるで魔法のランプの取っ手のようにも見える。
擦ると魔神が出て来るかも知れない。
そう思って擦ってみると、靴の中から一枚の紙切れが出て来た。
〈魔神パワーサービス。入会金30000円。年会費30000円。無理な願い事はNG〉
お金取るんかい!!!
即刻、その紙切れを破り捨てた。
思えば、呼吸をするようにお金を奪われる時代。
自転車屋でタイヤの空気を入れるのだって、昔はただだった。
料金が掛かるという概念すら世の中に存在していなかった。
だが、行き付けの自転車屋でないと、現在は有料の可能性が高い。
銀行で両替するのだって、昔はただだった。
現代では手数料が当然のように掛かる。
駐輪がただだった店の前のスペースも、現代は当たり前に有料だったり。
領収書の収入印紙も、現在は収入印紙代を代金と一緒に払わされる。
――翌日、腹の痛みに耐えかねて病院へ行く。
『予約制です』と言われた。
『●日●時に予約を入れました』と言われた。
その日、その時間は都合が悪いと言う。
『次週になってしまいますよ』と言われた。
仕方なく、●日の●時に、再びその病院を訪れた。
診察が終わり、受付にて、
『●日●時に予約を入れました』と言われた。
その日、その時間は都合が悪いと言う。
『それ以後だと、処方された薬の量が足らなくなってしまいますよ』と言われた。
何故、『●日●時に予約如何でしょうか』とか、『ご都合のよろしい日時は』とか、
押し付けるのではなく、確認出来ないのですか?と問う。
『我々は患者さんのためを思って予約を入れています』と言われた。
もう、予約も何もかも断って、その病院を後にする。
帰り道、解体工事中のコンクリート片が、新しい靴で跳ね上げられ、
新しい靴の中に飛び込んできた。その破片を踏み付けたのでとても痛い。
何だか、どうしようもなく自分の顔がグシャグシャになっていくのを感じていた。


第、1020話 ストレッチだるま (2019.01.12)
家に帰るとだるまがストレッチをしていた。
いや、正確に言うと、だるまの着ぐるみを着た父が、
ストレッチをしながら、わたしに話し掛けてきた。
父「成人おめでとう!」
わたし「別にこんな国で成人を迎えたからって、
何がめでたい訳ではないけど…」
父「お父さんにとってはめでたいよ!」
わたし「で、何でだるまになってストレッチしてんのよ」
父「だるまに手や足があったらストレッチだってするだろ」
わたし「で、何でだるまなのよ」
父「縁起物だからだろ」
わたし「別にこんな国で生きていて、担げる縁起などないけど…」
父「お父さんは担ぎまくるよ!引っ張って、伸ばして、背伸びして」
2歳下の妹「10代のうちにこの家を出て行こう」
父「反って反って反って」
母「お父さんは、お母さんが作っておいたお祝いの
ちらし寿司を、半分ぐらいこっそりひとりで食べちゃったのよ」
わたし「なるほど、現実逃避をしてたって訳か」
2歳下の妹「合わせる顔がなかった訳か」
中学生の弟「全寮制の高校を受験することにしよう」


第、1019話『かわいい』チャンピオンシップ (2019.01.11)
MC「はい!本日は、『かわいい』をテーマに、
ぬいぐるみとタワシを身に纏った女子中高生が集まってます。
第3回『かわいい』チャンピオンシップ。そしてゲストはこの方」
ゲスト「こんにちは。花柄ファンタジーの天沢裕菜です。
ところでこのイベント、すっかり恒例になっていますが、
最近、フ●テレビが、『大人かわいいをテーマに、
ぬいぐるみと金属タワシを身に纏った20代』って、
明らかにパクられていますよね。こちらが元祖ですよ」
MC「まあ、人気作品パクリ祭りの、
テレビ界の●崎製パンこと、フ●テレビですからね。
天沢裕菜さんは、アメリカンフットボールのショルダーパットに似せた、
タワシで作られたショルダーパットを装着して、
アメリカンフットボールのボール型ぬいぐるみを持ってきてくれましたが、
天沢裕菜さんは、アメリカンフットボールが好きなのですか?」
ゲスト「大人が用意していたので…」
MC「はい!前回は、ベビーオイルを染み込ませたぬいぐるみで顔面をマッサージしながら、
生足をタワシでごしごし擦るパフォーマンスを披露した女子中学生が優勝しましたが、
さてさて、今回はどんなチャンピオンが生まれるでしょう。
それでは、地区予選を通過してきた選手達の入場です」


第、1018話 4コマストーリー (2019.01.04)
A「きみたちが好きな画家の画は、何?
ぼくは、ウルスタンチン・セブンの、
濡れた舗道を歩いていく男女の後ろ姿を描いた、
『相傘の男女』だな」
B「俺は、スペクトルノルト・マンの、
赤い涙を流している少女の瞳が描かれた、
『緋色の景色』に、強く惹き付けられた」
C「あたしゃ、アイアン・ダ・キングの、
夕暮れの廃墟の教会を描いた、
『斜陽』は、外せないよ〜」
D「我は、レインバート・ホフマンの、
すっぽんぽんの男女が深海から陸を目指して泳いでいる、
『創世記』を、模写し続けている」



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