横浜マタタビバージョンのFUNI WORLD

おバカショート劇場。

FUNI WORLD (32)


第、1017話 『魔』 (2018.12.28)
マネージャーのボヨヨ〜ン「はい、本日は第***回平成ツチノコ隊チャンネル配信です。
それでは、年末恒例、カノぽっぽさんの斯く語りきです。
さて、カノぽっぽさん、今年一年の世相を漢字一文字で表現すると?」
-お暇なら、第、1011話 またはそれ以前参照-
ラーメン丸カーノ (平沢華音)「皆さんこんにちは。カノぽっぽです。
カノぽっぽの今年の漢字は、ジャカジャカジャ〜〜〜ン『魔』です」
マネージャーのボヨヨ〜ン「人をまどわし、災いをもたらすとされる――」
ラーメン丸カーノ (平沢華音)「正に、第、1003話にて、
『カノぽっぽインド』が『+10.000枚売れたら、インスタントラーメンを、
+30食プレゼントOK!』と約束しておきながら、現段階、累計販売枚数
約160.000枚なのに、まだ400食しか家に届いていない。カノぽっぽを
まどわし、カノぽっぽに災いをもたらした、ボヨヨ〜ンの、『魔』です」
マネージャーのボヨヨ〜ン「お、お、お、おまえが『魔』だ!少し負けろ!」
竹「いきなりですが、わたくし、『梅』でも『松』でもなく、竹之内竹太郎です。
ジ●ー山中の、『人間の●明のテーマ』を歌います。
Mama, Do y●u rem●mber〜英語わかんない〜ラララララ♪。゜゛」
ラーメン丸カーノ (平沢華音)「一番恥ずかしいパターンだよ、それって」
マネージャーのボヨヨ〜ン「『人間の証●』か。コバンザメのような
フ●テレビジョンによる無駄なシーンがウザかった映画だったなぁ」
竹「そうそう、映画への制作協力が『フ●テレビジョン』と言うより、
映画が『フ●テレビジョン』の宣伝協力してた、ウザかったシーン。
ところで、母さん、僕が歌っている時のボイスどうしたでせうね」
マネージャーのボヨヨ〜ン「権利問題がいろいろとね。
しかしだ、帰国子女の竹は、英語ペラペラのはずでは???」
竹「ははは」
ラーメン丸カーノ (平沢華音)「『魔』だ!人をまどわす、『竹魔』だ!」


第、1016話 年忘れ、サンバにほえろ!スペシャル (2018.12.21)
Samba16 翼
保安員「こら、、待て」
少女「わたし、万引きしてないよ」
サンバ刑事「どうしましたか?」
保安員「紙袋の中を確認させないんですよ」
少女「だってわたしなんにもしてないもん」
保安員「だったら、所持品に商品がないことを現認させなさい」
少女「ほら、わたしの私物しか入ってないわよ」
保安員「確かに紙袋の中に入れたのを見たぞ」
サンバ刑事「あのぉ、、自分は一見ダチョウと思われますが、
実は刑事なんですよ。後はこちらに任せて下さい」
保安員「はい、わかりました」
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少女「ねえ、サンバのおじさん。なんでそんな格好してるの?」
サンバ刑事「おじさんが小学生だった頃、学校の先生がいつも言ってたんだ。
『朝のあいさつ元気よく。
廊下は走ってはいけません。
借りた物は返しましょう。
弱い者いじめは止めましょう。
自分自身に強くなりましょう。
君たちには見えない翼が生えてます。
明日に向かって羽ばたくための翼です。
その翼の大きさに個人差などありません』
でも、ある日、おじさんはサンバの映像を観てしまった。
みんな見える翼、しかも巨大な翼を付けていた。
『背負い羽根』って言うんだけどね。
その日からサンバの衣装の虜になったんだ」
少女「要するに、抜け駆けのすっとこどっこいね」
サンバ刑事「違うよぉ、あ、いて」
少女「何、指をぶつけてんのよ!血が出ちゃったじゃない」
サンバ刑事「あっ、、『ずんだ餅マン』の絆創膏だ」
少女「もうひとつあげるから、必要だったらまた貼るのよ。
あのさぁ、サンバのおじさん、わたしね……」
サンバ刑事「もう万引き犯に間違えられるんじゃないよ」
少女「……うん。」
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サンバ刑事「あれ、『ずんだ餅マン』の少女、どうしたの?
生活安全部の黄昏巡査部長、この少女、何したんですか」
黄昏「この娘(こ)は万引きグループのパシリで、
命令されたノルマのため繰り返す、常習犯ですよ。
いつも巧妙な手口で万引きを繰り返すのですよ」
サンバ刑事「……ねえ、困った事があったら
いつでもサンバのおじさんを頼っていいんだよ」
少女「サンバのおじさんはお人好しだから頼ったり出来ないよ」
サンバ刑事は、指に巻かれた『ずんだ餅マン』の絆創膏を見詰めていたが、
黄昏巡査部長に連れられてゆく少女の背中に向かって、叫んでいた。
「朝のあいさつ元気よく。
廊下は走ってはいけません。
借りた物は返しましょう。
弱い者いじめは止めましょう。
自分自身に強くなりましょう。
君たちには見えない翼が生えてます。
明日に向かって羽ばたくための翼です。
その翼の大きさに個人差などありません。
負けたらダメだ!負けたらダメだ!負けたらダメだ!」


第、1015話 赤い景色 (2018.12.14)
彼と私が夕暮れのビーチ、あの頃、手を繋ぎ合って歩いている、
木製フォトフレームで引き立てられた、停止したままの赤い時刻。
私の部屋。木目調のフローリングに溜まってゆく、赤い流れ。
白地の服に吸い込まれてゆく、赤。涙のように頬を伝う、赤。
私は笑っている。それは、彼のために?それは、私自身に?
窓から差し込む夕日の色に、同化され消えてゆく部屋。
両手で握りしめたナイフの血が、乾ききってしまう頃、
お迎えの赤いサイレンが、そろそろ、玄関の前に到着する頃。
手首にかけられた手錠に鏡のように反射する、赤い景色。
手首にかけられた手錠に鏡のように反射する、赤い景色。


第、1014話 密閉 (2018.12.07)
警部「通報したのはどなた?」
コンクリート工業所A「私達です」
警部「間口・奥行が2mほどの、この、コンクリートで
密閉されていたはずの建物の中から、絞殺された死体が発見された」
コンクリート工業所B「この建物は、5年前、私達がこの会社を興した
記念にと、タイムカプセルとして、それぞれ持ち寄った品物を収め、
唯一の入り口を、コンクリートで、完全に封印したものです」
コンクリート工業所C「それから5年後の今日、『初心忘るべからず』
と言う気持ちを込めて、タイムカプセルに穴を開けたばかりなのです」
警部「だがこの死体は死後24時間以内だそうだ」
コンクリート工業所D「コンクリートの壁を壊し補修されたのであれば直ぐに気付きます」
警部「5年前に封印されたままだったというのだね」
コンクリート工業所E「これ、『密室殺人』と言うんですよね」
警部「有り得ない。こんな事は有り得ないのだ」
野兎うさ次郎「有り得るではないですか!警部殿」
警部「き、君は誰だ」
野兎うさ次郎「申し遅れました。私立探偵の、『野兎うさ次郎』と言います。
一見完璧すぎる『密室』なので、だからこそ、答えは一つにしか絞れません」
警部「5年前に封印された建物なのだぞ」
野兎うさ次郎「だから、可能性は一つしかないのですよ。
犯人は、此処にいる、コンクリート工業所の人達です」
コンクリート工業所F「な、な、な、しょ、しょ、しょ、証拠は!」
野兎うさ次郎「コンクリート工業所Aさん、建設職業訓練校のホームページで、
貴方が『完璧な密室殺人』の為の建設について、熱く語っている古い記事を見付けました。
Aさん、まだ若かりし、貴方の写真ですよね。そして、BさんからFさんの顔ぶれ。
みんな、この座談会のメンバーだったではないですか。今回、このタイムカプセル
を開ける事となり、一見『完璧な密室殺人』を、突然、ひらめいたのではないですか?
5年前から計画していたとしたら、このザマは余りにもお粗末すぎます。
殺された被害者は、貴方達とは面識はないはずです。それでは、足が付いて
しまいますからね。『密室殺人』など有り得ません。可能性は一つしかないのです。
タイムカプセルに穴を開け、死体を置き、それから警察に通報した、
コンクリート工業所の皆さん、犯人は貴方達以外考えられません」
コンクリート工業所A「――終わっちまった。俺達の夢が――――」
警部「何が『夢』だ!愚か者!おまえ達を連行する!」
野兎うさ次郎「それでは私はこれで――」
警部「野兎うさ次郎殿、一つ質問しても宜しいでしょうか」
野兎うさ次郎「何でしょう」
警部「その、うさ耳カチューシャは、何故付けているのでしょう」
野兎うさ次郎「では、外しましょうか」
警部「あ、貴方は、昨年定年退職された先輩。
いやぁ、全く気付きませんでした;;」
野兎うさ次郎「おまえ、まだまだ未熟だなぁ」
警部「お、恐れ入りますぅ」


第、1013話 油 (2018.11.30)
主催者「君たちは、油ヶ壺ふれあい水族館、イメージアイドル入賞者の3名です。
Aさんは、『菜種ちゃん』。Bさんは、『オリーブちゃん』。
Cさんは、『ラード』と言う名前で、今後活動して下さい」
A「油の名前?」
B「要するに、ダジャレ?」
C「ラード?あたしゃ、今まで生きてきて、
モーターグレーダーとか、アスファルトフィニッシャとか、
そう言われた事はあったけど、ラード?」
主催者「身長は?」C「175cm」
主催者「体重は?」C「140kg」
主催者「体脂肪率は?」C「45%」
主催者「詰まりは?」C「ぶよぶよ」
主催者「『ラード』決定です」
C「せめて『ちゃん』は?平等でないんかい!」
主催者「Aさん、身長と体重は?」
A「身長154cm 体重47kg」
主催者「Bさん、身長と体重は?」
B「身長153cm 体重45.5kg」
主催者「Cさん、身長は?」C「175cm」
主催者「体重は?」C「140kg」
主催者「体脂肪率は?」C「45%」
主催者「詰まりは?」C「ぶよぶよ」
主催者「平等とは???」
C「ラードで構いません」
主催者「それでは活動内容ですが、
AさんとBさんは、油ヶ壺ふれあい水族館のイメージソングをレコーディング。
油ヶ壺ふれあい水族館での各種イベント。CM撮影、etc.」
C「あたしゃ、みんなと一緒じゃないんかい?」
主催者「Cさんには、『セイウチVSラード、異種格闘技戦、
プールに落とせ!押し競饅頭』と言うイベントが用意されてます」
C「あたしゃ、セイウチと戦うんかい?差別無き社会を!」
主催者「Cさん、身長は?」C「175cm」
主催者「体重は?」C「140kg」
主催者「体脂肪率は?」C「45%」
主催者「詰まりは?」C「ぶよぶよ」
主催者「差別とは???」
C「セイウチと戦います」


第、1012話 サンバにほえろ!シーズン5 (2018.11.23)
Samba13 失格
新人「貴女を逮捕します」
女「わたし、何もしていません」
新人「わかってます。でも逮捕したいんです。
貴女の手を握って貴女の手首に手錠を掛けたいんです」
長さん「また変なのがやってきましたね」
ボス「と言うか、失格だ!」
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Samba14 密室
山さん「現場の鑑識活動が済んだぞ」
サンバ刑事「部屋には全て鍵が掛けられ、
テーブルの上に鍵が置かれていた。
これは、密室殺人ではないか!!!」
第一発見者「あたし、合い鍵持ってますけど;;」
マンション管理人「当然わたしも――」
第一発見者「それに、あったまくるんだけどぉ、
あたしの他にも沢山女がいて、みんな合い鍵持ってたんじゃない?
でも、あたし、犯人なんかじゃないよ」
マンション管理人「当然わたしも――」
サンバ刑事「――お、おう;;」
山さん「この、すっとこどっこい」
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Samba15 ロボット
長さん「これが、犯罪撲滅キャンペーンのロボットか」
ロボット「墨壺の 糸を弾いて 大工さん その後は夢中にタンバリン」
長さん「な、なんだ!なんだ!」
ロボット「かんな掛け 削った後は 大工さん その後は夢中にタンバリン」
長さん「ど、どうした!どうした!」
ロボット「船大工 木造船だよ こんにちは その後は夢中にタンバリン」
タンバリン刑事「会話のプログラムを変えてみました」
サンバ刑事「ロボットにサンバの衣装を着せたいなぁ」
長さん「コラ!直ぐにプログラムを戻せ!サンバの衣装など着せるな!」
サンバ刑事「長さん、今の世の中、ロボットが人間化され、
人間がロボットと化している。頻繁に行われている謝罪会見。
『真摯に受け止めております』なんてマニュアル語からは、
血の温もりなど、全く感じられなくなりましたからネー」
長さん「とか言いながら、ロボットの頭に
ダチョウの羽の髪飾りを被せるんじゃネー」


第、1011話 三毛猫シャーロックの推理 (2018.11.16)
社長(親父)「映像化された『三毛猫シャーロックの推理』は、
『石○鉄男&坂○良子版』と『陣○孝則&葉○里緒奈版』がある。
『陣○孝則&葉○里緒奈版』は、唯一、クオリティが高い、
『三毛猫シャーロックの推理』の、映像化作品である。
だが、それをも超える『三毛猫シャーロックの推理』の
映像化作品を、我々が制作しようではないか!」
長男「うちは、自転車屋だけど…」
次男「そう、町の自転車屋だし…」
社長(親父)「我が、『つんのめりサイクル』の、映画進出第一弾だ!」
長男「つんのめると思うぞ」
次男「つんのめると思うよ」
社長(親父)「そこで、インターネット番組に意見を伺ってみた」
長男「溺れる者は藁をもロープブレークかい;;」
次男「掴んだら、レフェリーがロープを蹴る!!」
社長(親父)「その番組のアイドルグループのメンバーで、
『ラーメン丸カーノ』という、インスタントラーメン好きの娘がいて、
『インスタントラーメンに推理してもらいたい』と、答えて下さった」
-お暇なら、第、1010話 またはそれ以前参照-
長男「『チャ○メラ』『サッポ○一番』『出前○丁』が推理する、
『三大インスタントラーメン探偵団』で、どうだろうか?」
次男「自転車屋としては、『ロードバイク』『マウンテンバイク』
『ママチャリ』が推理する、『三大自転車探偵団』が、正しいよ!」
社長(親父)「『三姉妹品探偵団』じゃねーし!『三毛猫シャーロックの推理』だぞ!」
長男「『三毛猫デュパンの、モルグ街のインスタントラーメン』」
次男「『三毛猫ポアロの、ABCインスタントラーメン』」
社長(親父)「そこで、我が、『つんのめりサイクル』は、即席めん業界に進出するぞ!」
長男「つんのめると思うぞ」
次男「つんのめると思うよ」


第、1010話 みえる (2018.11.09)
マネージャーのボヨヨ〜ン「はい、本日は第***回平成ツチノコ隊チャンネル配信しています」
-お暇なら、第、1008話 またはそれ以前参照-
カノぽっぽ「カノぽっぽが自腹で発売したソロ曲、『カノぽっぽインド』のカップリング曲で、
一発屋芸人、ムーデェ勝岡の『右から来たアレを左へ受け流し損ねたの歌』へのオマージュで拵えた、
『みえる』が、最近話題になっているらしくて、販売枚数が鰻登りなんですけど」
マネージャーのボヨヨ〜ン「また、インスタントラーメン+30食進呈か;;」
-お暇なら、第、1003話参照-
竹「いきなりですが、わたくし、『梅』でも『松』でもなく、竹之内竹太郎です。
渡●真知子の『ブル●』を歌います。あなたは〜♪〜〜ブルー〜♪。゜゛」
カノぽっぽ「竹はどうでもいいんだけど、花柄ファンタジーが最近ライブで、
『みえる』をカバーして歌ってるらしいんだけど、あのこたち、変わってるよね」
マネージャーのボヨヨ〜ン「カノぽっぽさんに比べれば、標準な子供たちですが…」
カノぽっぽ「こないだ、花柄ファンタジーの天沢裕菜ちゃんとお話ししたんだけど、
『インスタントラーメンみそ味に、おろした生姜とわさびをチョイと入れると美味しいよね』
って話になって、チョイとで美味しいなら、たっぷりはもっと美味しいのか?ってことで、
生姜とわさびたっぷりみそ味を作ってもらったので、ボヨヨ〜ン味見どうぞ!!!」
マネージャーのボヨヨ〜ン「いや、遠慮しておくかな;;竹がお腹空いているらしいぞ」
竹「い、いえ、やっぱり、カノぽっぽさんに味見していただくのがよろしいかと;;」
カノぽっぽ「カノぽっぽはチョイとがいいの!たっぷりはいらない!」
ボヨヨ〜ン&竹「まあそう言わないで!!!」
カノぽっぽ「やだやだやだ!やだやだやだ!やだやだやだ!――やだやだやだ!」
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みえる
歌手:平沢華音
買ったちくわの穴からは いろんなものが みえる
あっちもこっちも みえる
みえる みえる 広がる風景 あの景色
なんでもかんでも
あらゆるものが とんでもないものが みえる
みえる みえる 遠くの風景 向こう側
なにからなにまで
あらゆるものが とんでもないものが みえる


第、1009話 学校の怪事件 (2018.11.02)
ラジオパーソナリティ「次の曲は、茨田聖子で紅いスイートピー」
♪あなたの副流煙で わたし死んでゆくのよ
血痰色に染まった 紅いスイートピー〜♪
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俺はある日、ラジオのスイッチを切り、花壇の手入れをするため部屋を出た。
俺はこの小学校で用務員として長く働いている。
20年ほど前だろうか。この小学校で3名の男子生徒が亡くなった。
1人は、教室のベランダから転落死。もう1人は、階段から転げ落ち、死亡。
そしてもう1人は、秋も深まり始めた頃、水が張られたプールに落ち、死亡。
それを思い起こすような出来事が10年前にも起きた。ベランダ、階段、プール。
同じように3名の男子生徒が亡くなった。その事実を人伝に知った生徒は、
『学校の七不思議』と騒ぎだし、以後この小学校では今頃の季節になると、
誰とはなしにその話をし始める。そして、わたしが花壇の手入れをしていたら、
男子生徒が1人、降ってきた。生徒達はパニックだ。恐る恐る階段を上り下り。
プールの近くには足を運ばない。だがまた生徒が1人、階段から転げ落ち亡くなった。
俺はこの小学校に通う生徒の名前を全て知っている訳ではないが、亡くなられた
生徒の共通点に気付き始めた。20年ほど前、そして、10年前、今回、それぞれの場所で
亡くなられた生徒の名前が同じではないのか。調べてみると確かにそれは事実だった。
そして調べ続けると、芋づる式に真相が俺に迫ってきた。記憶から甦った1人の生徒。
プールで亡くなられた生徒と同じ名前の男子生徒が1人、プールに向かって歩いていった。
後を付けていったら予想通りの人物に出会した。
用務員「10年前に女性の教育実習生としてこの小学校にやってきて、
今年、改めて、この小学校に教員として異動してきた、椙原薫先生」
椙原薫先生と、男子生徒が俺を見た。
用務員「きみはなぜプールにやってきたんだ」
男子生徒「椙原薫先生に呼ばれたから」
椙原薫「椙原薫先生って誰なんだ」
用務員「今、椙原薫先生は、20年ほど前、
この小学校に通っていた、小学生の薫くんなんだ」
男子生徒「それ、どういうこと」
椙原薫「みんなが悪いんだ。Aくんは、ぼくをベランダから落とそうとする真似ばかりして、
ぼくは毎日怖かったんだ。Bくんは、階段にいるぼくを突き飛ばしてばかり。Cくんは、
秋も深まった水が冷たいプールにぼくを突き飛ばしたんだ。いつか、こいつらにぼくは殺される。
だからぼくは、Aくんも、Bくんも、Cくんも、殺す必要があったんだ」
用務員「椙原薫先生はね、10年前に教育実習生としてこの小学校にやってきて、
Aくん、Bくん、Cくん、同じ生徒の名前を耳にした時、20年ほど前、
この小学校に通っていた薫くんに、少しの間戻ってしまったんだ。そして、今年、
この小学校に異動してきて、Aくん、Bくん、Cくん、また同じ生徒の名前を耳にした。
俺は10年前に教育実習生としてやってきた椙原薫先生が、薫くんだとは気付けなかった。
薫くんは、両親の離婚で姓が変わってしまっていたし、何より薫くんは男の子だったから」
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ラジオパーソナリティ「次の曲は、茨田聖子で紅いスイートピー」
♪あなたの副流煙で わたし死んでゆくのよ
血痰色に染まった 紅いスイートピー〜♪
俺は今日も、ラジオのスイッチを切り、花壇の手入れをするため部屋を出た。
俺はこの小学校で用務員として長く働いている。
休職扱いで、その後病院を退院したと聞いた、あの、薫くんは、
現在、どこかの学校で、教員として復帰しているのだろうか。
再び名前が変わり、この小学校にまたやってくるのだろうか。


第、1008話 あこがれ (2018.10.26)
『劇団竹:ティーンズプロジェクト』舞台『あこがれ』
――197?年 とある中学校の昼休み
女子中学生・純子「ねえ、太川みちるの『イルカにのってLui-Lui』っていいよね」
女子中学生・A「わたし、レコード買ったわよ」
女子中学生・B「コンサートにも行きたいわ」
男子中学生・直樹「麻丘美代子の『わたしの彼は赤い風変わり』いいよな」
男子中学生・A「ブロマイド買ったぞ」
男子中学生・B「サインが欲しい」
――197?年 とある中学校の放課後
直樹「なんだ、純子まだいたのか」
純子「生徒会で遅くなったのよ。直樹こそ何しているの」
直樹「いやぁ、部活でちょっと…」
純子「直樹って幽霊部員でしょ」
直樹「それより、純子はいつからアイドル好きになったんだよ。
アグ○ス・チャンの声真似で江戸川乱歩の小説を朗読するのが特技のくせに」
純子「直樹だって、いつからアイドル好きになったのよ。
ブ○ース・リーが海釣りする形態模写の研究に余念が無いくせに」
直樹「そんじゃ、ひさびさに一緒に帰るか」
純子「何故そうなるのよ。小学生の頃じゃないんだから」
直樹「どうせ家近所だし」
純子「仮にもわたしは直樹より3ヶ月早く生まれているのよ。
年上のお姉さんには敬語を使いなさいよ」
直樹「3ヶ月程度早く生まれたからって、今更年上の姉さんかよ」
純子「まあ、今日ぐらいは子守だと思って一緒に帰ってあげるわよ」
直樹「で、いつから、太川みちる好きになったんだよ」
純子「――ねえ、ホントはわたしのこと、待ってた?」
――エンディング曲(image) キ○ンディーズ『あこがれ』
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『劇団竹:ティーンズプロジェクト』ゲストキャスト
平成ツチノコ隊メンバー、大谷幸恵インタビュー
大谷幸恵「『劇団竹』の劇団員さんとは、ブラス・ロックで、
組曲として構成された、平成ツチノコ隊のアルバム『端島』を
舞台にした、演劇『端島』でご一緒させていただいたのですが、
今回のお客さんは、『劇団竹』のお客さんが多く、緊張しました。
実は裏話で、今回不参加の、平成ツチノコ隊メンバーのラーメン丸カーノが、
『カノぽっぽはインスタントラーメンの役をやりたい』って駄々をこねて、
なだめるのに大変でした。あと、竹は、リハの1/3ほどずっと歌ってました」
竹「ジョーダンはよしこちゃん!まあ、1/4ほどずっと歌ってましたけど;;
いきなりでしたが、わたくし、『梅』でも『松』でもなく、竹之内竹太郎でした」
大谷幸恵「『ジョーダンはよしこちゃん!』て、いったい???」
-平成ツチノコ隊 お暇なら、第、1005話 またはそれ以前参照-


第、1007話 サンバにほえろ!シーズン4 (2018.10.19)
Samba10 おとり捜査
サンバ刑事「自分がおとりになります」
タンバリン刑事「自分がおとりになります」
ボス「すっとこどっこい以外で頼む」
サンバ刑事「おまえがすっとこどっこい?」
タンバリン刑事「おまえがすっとこどっこい?」
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Samba11 合同捜査
なまはげ刑事「あなたがサンバ刑事ですか。その衣装、かっこいいですね!」
サンバ刑事「なまはげ刑事、あなたこそ、その仮面、かっこいいですね!」
・。・゜・。・。・。・゜・。・゜
サンバ刑事「そんな訳で、秋田県でなまはげの仮面を買って帰ってきました」
ボス「頼むから、サンバの衣装着てなまはげの仮面まで被るな」
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Samba12 ガスライティング
サンバ刑事「今回の事件、まるで映画の『ガス燈』を思わせた」
タンバリン刑事「痔民党による国民操作のようでもある」
サンバ刑事「昨今の日本企業のマニュアル対応にも言える」
タンバリン刑事「相手側がおかしいのだと思わせる手法ばかり」
サンバ刑事「不都合なマスコミ記事=捏造記事」
タンバリン刑事「不都合なクレーム=クレーマー」
サンバ刑事「サンバの衣装の何処がおかしい?」
タンバリン刑事「タンバリン叩いて何がおかしい?」
ボス「…駐在所は常に人員不足だそうだ」
サンバ刑事&タンバリン刑事「さて、地味でも大切、書類作成〜!」


第、1006話 巨大迷路 (2018.10.12)
司会進行役「インターネットテレビ『生臭TV』生放送。本日のゲストは?」
花柄ファンタジー「こんにちは。花柄ファンタジーです。
恋心レッドの、天沢裕菜です。
友情パープルの、蘢宮夢です。
微笑みイエローの、源広佳です。
初恋ピンクの、一香奈です。
そよ風ブルーの、郎女真利奈です。」
司会進行役「本日は近々オープンする巨大迷路に挑戦していただきます。
この迷路は、コンクリート打ちっ放しの壁&天井。真っ暗闇の中、
数歩歩くだけで即曲がり角の道を、LED提灯の灯りだけで歩きます」
花柄ファンタジー「……それってオバケ屋敷???」
司会進行役「いいえ、それに先ほど念のためにトイレに行かせたでしょ」
花柄ファンタジー「……ホントはオバケ屋敷???」
司会進行役「いいえ、それに先ほど念のために紙おむつをはいたでしょ。
まあ、無数の人々の呻き声が迷路の中で響き渡るらしいですが…」
花柄ファンタジー「……やっぱりオバケ屋敷???」
司会進行役「はい!一人一人、5分間隔で迷路に入っていただきます。
なんと、この巨大迷路、タイムスタンプを用い、30分以内で出られた方は
記念として、十二単姿のガングロギャルのイラストポストカードが貰えます」
花柄ファンタジー「いらね」
司会進行役「それではスタート!!!」
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司会進行役「現在1時間が経過しましたがまだ誰も出て来てはいません。
彼女らの様子はGoProのアクションカメラでしか捉えられていないので、
コンクリート迷路、LED提灯の灯りだけでは、どの辺を歩いているのやら」
天沢裕菜「おしっこちびった」
司会進行役「あっ、微かに響き渡った声!誰か、おしっこちびったらしいです」
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司会進行役「現在1時間半が経過しました。どうやら遭難した模様です」
蘢宮夢「おしっこちびった」
司会進行役「あっ、また誰か、おしっこちびったらしいです。
今から番組スタッフ共々、救助に向かいます」
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司会進行役「現在番組終了間近!!!」
源広佳「おしっこちびった」
司会進行役「二次災害です。番組スタッフ共々、遭難いたしました。」
我々は、巨大迷路運営スタッフに救助を要請いたしました」
一香奈「おしっこちびった」
司会進行役「今連絡が入り、巨大迷路運営スタッフも遭難した模様です。
巨大迷路運営スタッフは、自分たちで試したことがあったのでしょうか?
誰か一人でも出口まで辿り着いた人はいたのでしょうか?この巨大迷路、
是非オープンする時は、『自民党政権』と名前を変えて欲しいぐらいです。
この番組、3時間番組でしたが、残念ながらこれで終了です。みなさんさようなら」
郎女真利奈「おしっこちびった」


第、1005話 昭和世代のもんじゃ焼き (2018.10.05)
マネージャーのボヨヨ〜ン「はい、本日は第***回平成ツチノコ隊チャンネル配信しています」
-お暇なら、第、1003話 またはそれ以前参照-
原則、マスメディア拒否のプログレッシブ・アイドルグループ、平成ツチノコ隊、メンバー。
中村千春 ー 幼き頃から山を幾つも越え分校に通い続けた強い足腰が自慢。
大谷幸恵 ー 世界に生息する昆虫をほぼ全て把握している。
岩永麻理奈 ー 6歳の頃、総合格闘家の父の関節を決めギブアップを奪った事がある。
菅原真美子 ー 悪の組織に改造されかけ脱走。右腕に数々のアタッチメントを装着できる。
二階堂幸恵 ー 学んだ記憶がないヒエログリフを流暢に読み書きできる。
渋谷忍 ー 象使いの両親の間に生まれ、子象と戯れながら育った。
ラーメン丸カーノ (平沢華音) ー 目隠しをしてインスタントラーメンの銘柄を当てられる。
マネージャーのボヨヨ〜ン「本日は、弁論大会をやらかしてますが、それぞれテーマが、
中村千春『もっと歩こう』。大谷幸恵『昆虫と私』。岩永麻理奈『闘魂人生』。
菅原真美子『ぼくは人間』。二階堂幸恵『吉○作治は何も知らない』。渋谷忍『象が友達だった』。
と言う訳で、広がらない最悪の結果を招いてしまいました。なのでこれにて終了!!!」
カノぽっぽ「ちょっと待った!カノぽっぽは弁論まだだよ」
マネージャーのボヨヨ〜ン「テーマは『好き好きインスタントラーメン』かな?」
カノぽっぽ「う、ぎゅ;;」
竹「いきなりですが、わたくし、『梅』でも『松』でもなく、竹之内竹太郎です。
テーマ『もんじゃ焼き』。いつ頃からもんじゃ焼きは土手を作るようになったのでしょう。
いつ頃からもんじゃ焼きは小洒落た上流社会の食べ物と化したのでしょう。
昭和世代のもんじゃ焼きは、鉄板の上に具と汁をどひゃっと流し、火が通ったら
上からほじくり、最後にカリカリになった底をお煎餅のように食べる。これこそが、
駄菓子屋で食らった、昭和世代のもんじゃ焼きだった。あの頃のもんじゃ焼きを帰せ!」
カノぽっぽ「カノぽっぽは、ベビー●ターラーメン入れたい派。では、カノぽっぽのテーマは――」
マネージャーのボヨヨ〜ン「インスタントラーメン禁止」
カノぽっぽ「――う、ううぅ、『ヒメアルマジロに癒やされた午後』;;」
マネージャーのボヨヨ〜ン「では、苦し紛れで思いついたテーマ、
『ヒメアルマジロに癒やされた午後』。カノぽっぽさん、どうぞ!!!」
カノぽっぽ「……そんな日の午後は、インスタントラ――」
マネージャーのボヨヨ〜ン「終了!!!」
竹「またまたいきなりですが、わたくし、『梅』でも『松』でもなく、竹之内竹太郎です。
原●真二の『M●RCH』を歌います。赤い数字〜♪〜〜yourself〜♪。゜゛
――あれ、また歌っている最中、音声ミュートしてたかな?」
ボヨヨ〜ン&平成ツチノコ隊メンバー「モチのロン」


第、1004話 サンバにほえろ!シーズン3 (2018.09.28)
Samba07 他山の石
長さん「一昨日も昨日も。また、いたずらの通報だろうな」
山さん「『殺人事件』の現場に行くと、死体はなく流血の痕跡が…」
ボス「その流血もコーンスターチで作った血糊だった訳だ。
きっと悪ガキがどこからか見ていて警察を笑い物にしているのだろう。
だが通報を無視する訳にも…。そうだ!サンバ刑事とタンバリン刑事に行かせよう」
悪ガキA「なんか変な刑事が来た!」
悪ガキB「ド派手なサンバの衣装を着ているぞ!」
悪ガキA「もう一人は一心不乱にタンバリンを叩いているぞ!」
悪ガキB「こりゃ、ダブルすっとこどっこいだ!」
悪ガキA「きっと他の刑事が驚く俺たちを想像して笑い物にしているんだ」
悪ガキB「俺たちもこんなみっともない人間だったのかな」
悪ガキA「もういたずら止めようか」
悪ガキB「すっとこどっこいは恥ずかしいからな」
---------------------------------
Samba08 交通安全
婦人警官「よい子のみんな、(1)信号みる(2)右左右みる(3)車とまったみるだよ」
よい子のみんな「はーーーい!!!」
婦人警官「では、ピ〜ポくんとサンバ刑事に『ありがとうございました』を言いましょう」
よい子のみんな「ピ〜ポくん、サンバ刑事、ありがとうございました!!!」
山さん「サンバ刑事は正式に『交通部』に異動したほうが良いのじゃないか」
長さん「まあ、イベント向きだな」
---------------------------------
Samba09 自殺願望
サンバ刑事「殺人事件の容疑者の女、早まったことをするな!
ビルの屋上から飛び降りたら痛いぞ!!!」
女「な、何だコイツ!そんな格好して恥ずかしくないのか」
サンバ刑事「ぇえええ?ちっとも恥ずかしくないよーだ」
女「ダチョウみたいな奴に説得されたくない」
サンバ刑事「ぇえええ?ダチョウじゃないもーん」
女「この、すっとこどっこい」
サンバ刑事「うわぁあああ!!!」
長さん「わあ、落ちてきた!!!」
山さん「サンバ刑事が時間稼ぎしてくれて、救助用マットが間に合った」
長さん「おや、落ちてきたのはサンバ刑事じゃないか」
サンバ刑事「すいません、女の言葉に意識が遠のいて落ちてしまいました」
ボス「今上から連絡が入って、容疑者の女はサンバ刑事が落ちてゆく姿を
目の辺りにして自殺するのが怖くなり、無事保護されたそうだ。
サンバ刑事、善くぞ落ちてきた!出来したぞ!!!」
サンバ刑事「――お、おう;;」


第、1003話 カノぽっぽインド (2018.09.21)
初夏のある日、――
竹「いきなりですが、わたくし、『梅』でも『松』でもなく、竹之内竹太郎です。
原●知世の『天国に●ちばん近い島』を歌います。
いつも私の〜♪〜〜いちばん近い島〜♪。゜゛」
平成ツチノコ隊メンバー「竹を、地獄にいちばん近い島流しにしよう!」
マネージャーのボヨヨ〜ン「はい、本日は第***回平成ツチノコ隊チャンネル配信です」
-お暇なら、第、996話 またはそれ以前参照-
カノぽっぽ「ボヨヨ〜ン、『カノぽっぽインド』という音頭を作ったけどどう?」
マネージャーのボヨヨ〜ン「却下」
カノぽっぽ「大急ぎで発売しようよ!MVとか、やぐら組んで、
インド料理屋からインド人連れてきて、インド人に浴衣着ていただいて、
みんなで輪になって踊るの!夏の風物詩にしようよ!」
マネージャーのボヨヨ〜ン「却下」
カノぽっぽ「何で!自腹ならどう?」
マネージャーのボヨヨ〜ン「ご自由に」
カノぽっぽ「だったら、ライブ会場のグッズ売り場で売っていい?」
マネージャーのボヨヨ〜ン「ご自由に」
カノぽっぽ「だったら、運営サイトで自腹MVの動画配信していい?」
マネージャーのボヨヨ〜ン「ご自由に。まあ、10.000枚売れたら、
インスタントラーメン30食ほどプレゼントしようじゃないか」
カノぽっぽ「だったら、+10.000枚で、+30食?」
マネージャーのボヨヨ〜ン「OK!」
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カノぽっぽインド
歌手:平沢華音
北のインドは暑くても ヒマラヤ周辺大雪だ
そんな時には インスタントにラーメンだ(ア チョイト)
ハアーソレソレ ラーメン片手に カノぽっぽインドだよ
南インドのカニャクマーリ 日の出を見ようよ最南端
そんな場所でも インスタントのラーメンで(ア チョイト)
ハアーソレソレ ラーメン片手に カノぽっぽインドだよ
インドはカレーと言うけれど カレーライスは日本食
だから食べよう インスタントにラーメンを(ア チョイト)
ハアーソレソレ ラーメン片手に カノぽっぽインドだよ
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そして秋になり、――
マネージャーのボヨヨ〜ン「何だってぇえええ!??
『カノぽっぽインド』、累計販売枚数100.000枚突破だってぇえええ?!!」


第、1002話 サンバにほえろ!シーズン2 (2018.09.14)
Samba04 取り調べ
長さん「黙秘権か。だったらサンバ刑事に頼もう」
サンバ刑事「よし、だんまり合戦に付き合おうじゃないか」
1時間が経過。2時間が経過。3時間が経過。
被疑者「頼む。全て自供する。だからオレの目の前からこの派手な衣装のアホを遠ざけてくれ」
長さん「黙秘権にはサンバ刑事は役に立つ!」
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Samba05 張り込み
山さん「長さん、車両で張り込みだ。奴は必ず女が住む102号室に来るはずだ」
長さん「山さん、102号室のドアの前で仁王立ちしているのは…」
山さん「サンバ刑事だ!その隣でタンバリンを叩いているのは…」
長さん「最近うちの部署に異動してきた、タンバリン刑事だ!」
山さん「この、ダブルすっとこどっこい!!!」
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Samba06 家宅捜索
ボス「ガサ入れで何も出て来なかったのか」
サンバ刑事「出ました!サンバカーニバルの写真です!
本場ブラジルだな、こりゃ!いいなぁ、ブラジル行きたいなぁ」
ボス「今すぐ行け!そして、戻ってくるな!」


第、1001話 群衆 (2018.09.07)
20××年×月×日
『二度と戦争は御免だ』と叫ばれたはずの戦争が始まった。
ある日、とある街角で一人の若者が叫んだ。
「戦争反対」「戦争放棄」「戦争廃絶」
その若者は一瞬のうちに群衆からリンチを受けた。
「恥を知れ!」「愚か者!」「非国民!」
数々の罵声を浴びせられ、若者は死に至った。
その場に警察官も駆け付けたが、
群衆は胸を張り、逮捕され裁かれる事はなかった。
数年経ち戦争は終結し、群衆は声を上げた。
「戦争反対」「戦争放棄」「戦争廃絶」
群衆・戦争・国家は、若者を死に至らせたが、
誰もが過去にそんな若者がいた事など、思い出す者はいなかった。


第、1000話 述懐 (2018.08.31)
幼稚園児だった頃、わたしと彼奴は、
幼稚園の庭先でふたりしゃがみ込み、
歩くダンゴムシをいつも眺めていた。
土壌を浄化してくれるダンゴムシ。
歩け、歩け、大地を歩け、ダンゴムシ。
小学生だった頃、わたしと彼奴は、
公立小学校の庭先でふたりしゃがみ込み、
歩くダンゴムシをいつも眺めていた。
担任の先生が、女子児童の着替えを盗撮し、
ぬるく処分され、世の中が不祥事で汚染される日々。
土壌を浄化してくれるダンゴムシ。
歩け、歩け、大地を歩け、ダンゴムシ。
中学生だった頃、わたしと彼奴は、
公立中学校の庭先でふたりしゃがみ込み、
歩くダンゴムシをいつも眺めていた。
生活指導担当の先生が、通行人の女性に無理やりキスし、
ぬるく処分され、世の中が不祥事で汚染される日々。
土壌を浄化してくれるダンゴムシ。
歩け、歩け、大地を歩け、ダンゴムシ。
高校生だった頃、わたしと彼奴は、
公立高校の庭先でふたりしゃがみ込み、
歩くダンゴムシをいつも眺めていた。
校長先生が、下着を盗む目的で住居侵入し、
ぬるく処分され、世の中が不祥事で汚染される日々。
土壌を浄化してくれるダンゴムシ。
歩け、歩け、大地を歩け、ダンゴムシ。
大学生だった頃、わたしと彼奴は、
公立大学の庭先でふたりしゃがみ込み、
歩くダンゴムシをいつも眺めていた。
教授が女子大生に性的言動を繰り返し、
ぬるく処分され、世の中が不祥事で汚染される日々。
土壌を浄化してくれるダンゴムシ。
歩け、歩け、大地を歩け、ダンゴムシ。
あたしと彼奴は就職をし、一緒に部屋を借りた頃、
アパートの庭先でふたりしゃがみ込み、
歩くダンゴムシをいつも眺めていた。
近くの交番の警官が、電車内で女性の尻を触り、
ぬるく処分され、世の中が不祥事で汚染される日々。
土壌を浄化してくれるダンゴムシ。
歩け、歩け、大地を歩け、ダンゴムシ。
役所の生活安全課の職員が、路上で下半身を露出し、
ぬるく処分され、世の中が不祥事で汚染される日々。
土壌を浄化してくれるダンゴムシ。
歩け、歩け、大地を歩け、ダンゴムシ。


第、999話 サンバにほえろ! (2018.08.24)
Samba01 尾行
ボス「サンバ刑事、現在何してる?」
サンバ刑事「容疑者を尾行してます」
ボス「まさか、ゴージャスなサンバ衣装で身を飾り付けてか?」
サンバ刑事「もちろんです」
ボス「誰か、出来るだけ早く、サンバ刑事と尾行を変わってくれ」
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Samba02 会議
管理官「係長、あそこに座っているサンバ衣装の
恐ろしく派手なすっとこどっこいは何なのだね?」
ボス(係長)「本部長の甥です」
管理官「捜査会議を始める」
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Samba03 人質
サンバ刑事「人質を放せ」
犯人「このサンバ衣装の背負い羽根の事か?」
サンバ刑事「そうだ!オストリッチの背負い羽根を解放しろ」
犯人「だったら俺の要求を呑め!現金3億円と逃走用ヘリだ!」
サンバ刑事「わかった。要求を呑む」
ボス「呑むなよ、すっとこどっこい」


第、998話 事件 (2018.08.17)
File01 法律
新米の刑事「僕たちは何のために刑事の仕事をしているのでしょう。
幼い少女は両親から虐待されていた。
同じアパートに住んでいた佐々木は児童相談所に通告・相談していた。
それでも児童相談所はまともな対応が出来ず、佐々木は虐待されていた
幼い少女を連れて職を見付け、事業所内保育施設に少女を預け仕事をしていた。
佐々木と少女は大変仲が良く、誰もが本当の親子だと信じていた。
少女の両親からの捜索願を受け、佐々木は略取・誘拐の罪で逮捕された。
両親の元に戻された少女は、両親から激しい暴行を受け死亡。
それを知った佐々木は拘留中に留置所内で首を吊り自殺。
先輩、僕たちは何のために刑事の仕事をしているのでしょう。
先輩の刑事「何のためにって、そりゃ法律のためだよ」
翌日、新米の刑事は辞表を提出した。
---------------------------------
File02 友達
刑事「君は過去にコンビニ強盗によって交際相手を殺害された。
コンビニ強盗の男は逮捕後に刑務所の中での喧嘩で死亡している。
男と共に強盗を働いた女は執行猶予期間を経過後、新しい職場で偶然君と出会った。
君はその女に少しずつ接近し、家に招待し、ドリンクに睡眠薬を入れ、
眠りについた女の首を絞め、復讐のために殺害。死体遺棄。それで間違いないな。
尚、余談だが、その女、いや彼女は、前科のため、どの職場でも疑心暗鬼に陥ってしまい、
長くは続かず、いろいろな職場を転々とし、誰とも口を聞く事がなかったようだ。
君は余程慎重に彼女の凍てついた心を徐々に溶かしていったのだな。
――殺害をするために。
君に、『貴女が観たがっていた映画のビデオがあるからわたしのアパートにおいでよ』って、
そう誘われて、職場の上司からシフト変更を頼まれた際、彼女は、
『友達との約束があるので』って、シフト変更を断ったそうだ。
君から家に誘われた時、彼女は嬉しかったのじゃないのかな。
友達が出来て、嬉しかったのじゃないのかな。
君を心から、信頼していたのじゃないのかな。」
---------------------------------
File03 夕日
とある工場跡。
未成年の男「おい女、ナイフを引っ込めろよ!
俺が丸腰でやって来るとでも思っていたのか!」
未成年の男は改造拳銃を女に向けて威嚇した。
女「貴方はわたしの主人を車で轢き殺したのよ」
未成年の男「ならテメーも殺してやるよ!」
その時、――
刑事「警察だ!銃を捨てるんだ!」
未成年の男「せ、正当防衛だ!この女を逮捕しろよ!」
次の瞬間、銃声が響き渡り、未成年の男は血しぶきを上げ絶命した。
刑事は改造拳銃を数発発砲した後、己の指紋を拭き取り、
未成年の男の手に、再び改造拳銃を握らせた。
刑事「そこの女、物騒なブツは仕舞って、とっとと此処から去りな」
女「――何故?」
刑事「そこに転がっているガキはな、麻薬所持、改造拳銃所持。
酒帯び運転によるひき逃げ、etc.と、その全ての逮捕が、
大物議員の父親の一声で不起訴になっちまったんだよ。
まあ俺は刑事だが、警察や国の犬でも、ハムスターでも、シーモンキーでもないって事さ。
さあ女、今のうち、とっとと此処から去りな」
――今日も夕日の町にサイレンが響き渡る。


第、997話 お盆だ!怪談だ!マタタビの、『不倫の終結』 (2018.08.10)
深夜の悲鳴。
「真里、何があったんだ」
「奥様に私たちの関係がばれてしまっていたのよ」
「君はメードという肩書きで我が家に住み込みで働いていた」
「そう、貴方と私はただのご主人と雇われ人」
「俺は出来る限り君と目を合わせなかった」
「その事が不自然だったと奥さんは語ったわ」
「で、鈍器で頭を殴って殺したのか」
「裏庭に遺体を埋めてしまいましょう」
「朝が来る前に、だな。」
---------------------------------
「掘った穴に妻の遺体と凶器の鈍器を放り込んだ。
後は掘った土で埋め戻せば良いだけだ」
「急いでふたりで埋めてしまいましょう」
「――これで全部終わったぞ。おい、真里、何処に行ったんだ。
何故此処に埋めたはずの妻の遺体が転がっているんだ。おい、真里!」
穴を掘り起こしてみると、窒息死した真里がそこに、いた。
男は穴の中に飛び込み、真里の遺体を抱き起こして泣き叫んだ。
その時、男と真里の遺体に容赦なく土が浴びせられる。
男が見上げると、亡くなったはずの妻が穴掘り用シャベルで穴を埋め戻そうとしていた。
男が穴から這い上がろうとすると、亡くなったはずの妻は穴掘り用シャベルで男を叩き伏せた。
---------------------------------
編集長は、パソコンからデーター入稿されたばかりの、
次号の連載小説の原稿を読み終えた。
「駄目だな。サスペンス小説の連載なのに突然ホラーになっちまった。
急げとは言ったが、徹夜で原稿を書き上げようとするからだ」
編集長は作家の家に電話を掛けるが誰も電話に出ない。
先ほどパソコンからデーター入稿されたばかりなのに?
奥さんも?メードすら?誰も電話に出ない。
奥さん。メード。作家の男。
編集長の脳裏に一瞬惨劇が浮かんだ。
編集長は男の家に車を飛ばした。
---------------------------------
男の家の裏庭に血痕。埋め戻したばかりと思われる穴。
警察を呼び穴を掘り起こしてもらうとそこには作家の男とメードの遺体。鈍器。
――奥さんは何処なのだろう。
刑事が言った「原稿通りの事が本当に起きたとは考えられません。
パソコンから入稿されたデーターって、実は奥さんからとか?」
「奥さんは最初から何事もなく今現在生きていると?だから犯人は…」
編集長と刑事は作家の家のチャイムを鳴らした。
すると玄関ドアが開き、作家の奥さんが出て来た。
「…私が、殺めました」
刑事が何かを言おうとしたのと同時に、作家の奥さんが前のめりに倒れてきた。
作家の奥さんの後頭部には鈍器で殴られた裂傷。血で汚れたワンピース。
編集長と刑事の前に作家の奥さんが現れた時間は、既に死後6〜10時間ほど経っていた。


第、996話 端島 (2018.08.03)
中村千春「暑いってもんじゃないね」
大谷幸恵「本気で溶けるね」
岩永麻理奈「アイスが一瞬にしてホットドリンクだよ」
菅原真美子「日常生活を粉砕してくる勢いだね」
二階堂幸恵「そんな異常気象なのに馬面のデブが;;」
渋谷忍「馬面のデブの存在がエアコンの冷気をも粉砕している;;」
カノぽっぽ「馬面だし;;デブだし;;」
マネージャーのボヨヨ〜ン「や、やかましいわい!!!
カノぽっぽさん、芸名を『カノ太郎』に改名してみるか」
カノぽっぽ「――そ、それだけは;;;;;;」
マネージャーのボヨヨ〜ン「はい、本日は第***回平成ツチノコ隊チャンネル配信です」
-お暇なら、第、988話 またはそれ以前参照-
中村千春「海底炭田の採掘、それは苛酷な扱いだった」
大谷幸恵「日々の長時間労働」
岩永麻理奈「危険と隣り合わせの作業」
菅原真美子「海を泳いで逃げ出そうとする者もいた」
二階堂幸恵「大正5年には日本初の鉄筋コンクリート造の高層アパート」
渋谷忍「最盛期、端島の人口密度は当時の東京の約9倍だった」
カノぽっぽ「島民にとって、人と人との絆こそが端島とその暮らしを守る手段だった」
竹「いきなりですが、わたくし、『梅』でも『松』でもなく、竹之内竹太郎です。
あのね●ねの『空飛●円盤の唄』を歌います。空飛ぶ円盤が〜♪〜〜空飛ぶ円盤〜♪。゜゛」
平成ツチノコ隊メンバー「下ネタだよ!エロオヤジだよ!」
竹「と言うか、コメント読んでいると、歌っている最中は音声ミュートしてたのかい?」
ボヨヨ〜ン&平成ツチノコ隊メンバー「モチのロン」
マネージャーのボヨヨ〜ン「――そして端島の夏は暑かった」
平成ツチノコ隊メンバー「そんな端島の夏にいないで欲しい馬面のデブ;;」
マネージャーのボヨヨ〜ン「くそぉ〜、墓穴を掘ってしまった」
カノぽっぽ「馬面だし;;デブだし;;」
マネージャーのボヨヨ〜ン「なんだね、カノ太郎」
カノぽっぽ「――そ、それだけは;;;;;;」
平成ツチノコ隊メンバー「告知!平成ツチノコ隊の最新アルバム、『端島』が発売されます。
リード曲『端島』は、23分17秒に及ぶ、平成ツチノコ隊メンバー作曲のインストゥルメンタル。
会場:平成ツチノコ隊オリジナルイベントホールにて、『劇団竹』の劇団員と共に、
演劇『端島』を7Days上演します。てかさ、『劇団竹』って、――」
竹「わたくし主宰の劇団ですが、なにか」


第、995話 条件反射 (2018.07.27)
MC「本日は夏真っ盛りという事で心霊企画です」
芸人A「今回はうちの事務所から凄い人を連れてきましたよ」
芸人B「うちの事務所から、オバケがジューシーに見える芸人ですよ」
芸人C「わたしが、オバケがジューシーに見える芸人です」
MC「とか言って、事務所挙げて騒ぎ立てて」
芸人A「オバケと共に歩んできた人ですよ」
芸人B「オバケがジューシーに見える芸人ですよ」
芸人C「わたしが、オバケがジューシーに見える芸人です」
MC「ブラジャーを?」芸人C「付けてみたい」
MC「パンティーを?」芸人C「履いてみたい」
MC「化粧して?」芸人C「悶えてみたい」
MC「実はオバケなど?」芸人C「見えない。いやいや、オバケがジューシーに見えます」
芸人A「オバケと共に歩んできた人なんです」
芸人B「オバケがジューシーに見える芸人なんです」
MC「此奴ら、『オバケ』と言うキーワードで反応するロボットか!」
芸人C「わたしが、オバケがジューシーに見える芸人です」
MC「鞭で?」芸人C「打たれたい」
MC「ピンヒールで?」芸人C「踏まれたい」
MC「三角木馬に?」芸人C「跨りたい」
MC「実はオバケなど?」芸人C「見えない。いやいや、オバケがジューシーに見えるよ」
芸人A「オバケと共に歩んできた人なんだよ」
芸人B「オバケがジューシーに見える芸人なんだよ」
MC「此奴ら、『オバケ』と言うキーワードで吠えるように躾けられた犬か!」
芸人C「わたしが、オバケがジューシーに見える芸人です」
MC「因みに、芸人Aさんと、芸人Bさんは?」
芸人A「「僕は、フナムシ芸人です。フナムシの生態の事なら何でも聞いて下さい」
芸人B「僕は、切り干し大根芸人です。切り干し大根のハートフルな話題を提供します」
MC「近頃の芸人の定義って一体;;」
芸人C「わたしが、オバケがジューシーに見える芸人です」
MC「オバケのQ三郎は?」芸人C「見えない。いや、見えるよ!マンガのキャラだし」
芸人A「オバケと共に歩んできた人なんだから」
芸人B「オバケがジューシーに見える芸人なんだから」
MC「ある意味この有り様が心霊現象か;;」
芸人C「わたしが、オバケがジューシーに見える芸人です」


第、994話 ステテコ爺さんと見上げた青空 (2018.07.20)
ハローワーク通いを繰り返すごとに心を傷付けられ、
役所の福祉部通いで心の傷を引き裂かれている。
以前は生活保護窓口に衝立をし、窓口を塞いでいたらしいが、
問題になり取り外された。が、見えない衝立がいつもそこにはあった。
「頑張って探せば仕事は必ず見付かりますよ」と常に追い返され、
初老の自分は、どれほどハローワークに通っても、良くて面接止まり。
結局、企業もハローワークへの義理での、建前上の面接なのだろうか。
それはもう、履歴書はうんざりするほど書き続けてきた。
――そして自分は力尽きた。
子供の頃に生活をしていた思い出の町にやってきていた。
巨大なビルが建っていた。子供の頃は空き地だった場所。
ステテコをはいた、上半身裸の爺さんが空を見上げている。
1ピース分の青空とでも言うのだろうか。
ビル群の頂上にその存在価値の大半を奪われている。
ステテコ爺さん「わしが子供だった頃、わしの爺さんは
上半身裸でステテコを履いて家の近所をさんぽしてた。
わしが年老いたら、そんな格好で道を歩くなんて
出来なくなってしまった。然るに本日は特別の日だ」
自分は少しの間、ステテコ爺さんと青空を見上げていた。
ステテコ爺さんと別れ少し歩くと大きなお屋敷が建っていた。
大企業の会長さんの家だろうか。
葬儀・告別式を終えての出棺。遺影写真の、生前のお姿だった故人様は、
あれ、ステテコ爺さんだ。窮屈な服装に苦虫を噛み潰したような顔。
何気に空を見上げると、ステテコ爺さんが青空に吸い込まれていく。
気が付くと自分もふんわりと青空に吸い込まれていく。
そう言えばもう何日も、何も食べてはいなかった。
それなのに全くお腹は空いてはいなかった。
この町にだっていつどのように辿り着いたのだろう。
自分は子供の頃に生活をしていた思い出の町を見下ろしていた。


第、993話 犬の饅頭落とし (2018.07.13)
MC「本日の回答者は、先ずは『老人自動車事故チーム』」
老「アクセルとブレーキはそりゃ間違える!『老人自動車事故チーム』です」
MC「そして、『酒帯び運転で懲戒免職になったばかりの元公務員チーム』です」
公「裁判で処分撤回だ!『酒帯び運転で懲戒免職になったばかりの元公務員チーム』です」
MC「本日のゲストは、『花柄ファンタジー』です」
花「私たち、花柄ファンタジーで〜す!花柄ファンタジーからの問題です。
花柄ファンタジーのデビュー曲のタイトルは、さてなんじゃろな???」
老A「犬の饅頭落とし」
MC「違います」
老B「犬の饅頭落とし」
MC「だから違います」
老C「犬の饅頭落とし」
MC「わざとか」
公A「『犬の饅頭落とし』が正しいんじゃないのか?」
公B「『犬の饅頭落とし』で正解だよな?」
公C「MC、おまえが間違ってんだよ!」
MC「間違っていません!では、正解発表です」
花「『恋愛トキメキスキップ』で〜す!」
MC「ほら、『犬の饅頭落とし』ではないでしょ!」
老A「何故に意固地になって間違いを認めようとしない!」
MC「はあ???」
老B「『犬の饅頭落とし』に決まってる!」
MC「はあ???」
老C「事実をねじ曲げようとしている根拠は?」
MC「はあ???」
公A「デビュー曲のタイトルが『犬の饅頭落とし』では困るのか?」
花「えぇ???」
公B「嘘で塗り固めた芸能界だからな」
花「えぇ???」
公C「売れたらカワイコぶるんだよ、此の手のアイドルは」
花「えぇ???」
MC「良いですか!正解は『恋愛トキメキスキップ』ですよ!
――いや、あれ、それで、間違ってないですよねぇ?」
花「間違ってないですよぉ!」
老「だったら多数決だ!」
公「『犬の饅頭落とし』我々6人。
『恋愛トキメキスキップ』花柄ファンタジーの5人。
『はっきりしない』MC1人。決まりだな」
MC「せ、せ、せ、正解は、『犬の饅頭落とし』に、決定!!!」
花「――なるほど、人類に戦争がなくならない訳だ」


第、992話 粘土で遊ぼう (2018.07.06)
幼稚園の先生「今日は粘土で遊びましょう」
園児「はーい」「ほーい」「わーい」
幼稚園の先生「返事は猛獣の呻き声だと先生が教えたはずですよ!
最初からやり直しです。今日は粘土で遊びましょう」
園児「ガウゥゥ」「グォオオ」「ウガアー」
幼稚園の先生「みんなには、惜しまれつつ引退した
世界最大級の木製ローラーコースターだった、
『ホワイトサイクロン』を粘土で作ってもらいます」
園児「グエギエグワー」「ギョログロギャオー」「バロボロビエバー」
幼稚園の先生「これが『ホワイトサイクロン』の写真です」
園児「う…」「え…」「…」
幼稚園の先生「泣こうが喚こうが細部までそっくりに作ってもらいます。
出来が悪ければ当然何度でも作り直しです。
先生が納得出来なければ家に帰しません」
園児「…」「…」「…」
ーそして時は流れてー
副園長「園児たちが半狂乱です」
園長「よし、プラカードだ」
プラカード役の先生「よいこのみんな、『どっきとカメラ』だよ」
副園長「園児たちの半狂乱が止まりません」
園長「そろそろお迎え時間だ;;保護者が押し寄せてくるぞ!」
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○○市教育長『タウンダウン幼稚園』の企画陳謝
「園児に受けるか受けないか以前の問題が今回はあった。
やっちまったからそうなったという以前の問題であり、
現場には勘弁してくれと指示した」


第、991話 小さなテディベア (2018.06.29)
学習机の上で寝ころんでいる、ぼくは小さなテディベア。
埃にまみれ、塵にまみれ、ぼくはここで寝ころんでいる。
ぼくの横には古いキャラクターの目覚まし時計。
騒がしかったチクタク音はもう聞こえてはこない。
以前は当時まだ幼い女の子がこの机を使用していた。
かわいいイラストの便箋に文字を書き連ねていた。
便箋とお揃いの封筒に閉じ込めたその想いは、
引き出しの中に現在も眠っているのだろう。
壁に掛けられたアイドルのカレンダーは、
多くの年月が過ぎ去った事を示している。
学習机の上で寝ころんでいる、ぼくは小さなテディベア。
幼い女の子の、その手の温もりが、ぼくの記憶を擽っている。
生い茂る植物に包まれた、平屋建ての、床が今にも抜けそうな家。
蜘蛛の巣が張り巡らされている、屋根が崩壊し掛かっている家。
喜びの昔も、悲しみの昔も、自然に朽ちてゆく。自然に還ってゆく。
学習机の上で寝ころんでいる、ぼくは小さなテディベア。


第、990話 使わず捨て歯ブラシ (2018.06.22)
社長「我が、吹けば飛ぶような『伯太郎歯ブラシ工業』も、
大手企業に仲間入り出来る可能性を秘めた新商品のアイデアを、
社長自ら考え出したぞ、このバカたれ社員どもめが!!!」
社員A「どのようなアイデアですか???」
社長「その名も、『使わず捨て歯ブラシ』じゃ」
社員B「イマイチ、伝わってこないのですが・・」
社長「ここまでワシに説明させてまだわからんのか!!!」
社員C「説明が付かない事は説明が出来ないよな」
社長「現在日本のCDは聴かずに捨てられる運命にある。
例えば握手券欲しさにCDを大量購入。
例えばランダムフォトカード欲しさにCDを大量購入。
例えば応援するアイドルをランクインさせるために大量購入。
その結果、『聴かず捨てCD』は、数多く売られゴミと化す。
これが日本だ!私の国だ!そこで『使わず捨て歯ブラシ』じゃ」
社員A「所謂オマケ商法ですね」
社員B「で、オマケは何ですか」
社員C「見事に朽ちた国だなぁ」
社長「ワシの二歳の孫『伯太郎』のランダムフォトカードを付ける。
なので『オマケ』ではない!!!恐れ多くも『天使』であるぞ!!!
定期的に更新されるフォトカードによって『伯太郎』の成長を有り難く拝見出来る優れ物じゃ」
社員A「親馬鹿商法」
社員B「爺馬鹿商法」
社員C「見事に朽ちた国だなぁ」
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社長「売れぬ!『伯太郎』に間違いはない!
おまえらの営業努力がなっとらんのじゃ!!!」
社員A「社長、怒る時はなるべく語尾に『ぱおーん』を付けて下さい」
社長「おう、そうか。売れぬぱおーん!『伯太郎』に間違いはないぱおーん!
おまえらの営業努力がなっとらんのじゃぱおーん!!!」
社員B「社長、怒る時はなるべく語尾に『ぽよ〜ん』を付けて下さい」
社長「おう、そうか。売れぬぽよ〜ん!『伯太郎』に間違いはないぽよ〜ん!
おまえらの営業努力がなっとらんのじゃぽよ〜ん!!!」
社員C「見事に朽ちた国だなぁ」


第、989話 食文化万歳 (2018.06.15)
マヨラーならぬ『ごまアブラー』こと、油河胡麻斗です。
ごまアブラーならごま油を一斗缶で購入するのが一般常識。
ご飯やパンにごま油。漬物や干物にごま油。納豆やカレーにごま油。
髭剃りケアにごま油。擦り傷・切り傷にごま油。ドライアイにごま油。
《全ては自己責任で宜しく》
そんなあなたは???
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マヨラーならぬ『味付けたまごの漬け汁ラー』こと、味汁沢玉子です。
味付けたまごの漬け汁ラーは味付けたまごもセットで食します。
ご飯やパンに、漬物や干物に、納豆やカレーに、味付けたまごの漬け汁。
髭剃りケアに、擦り傷・切り傷に、ドライアイに、味付けたまごの漬け汁。
《全ては自己責任で宜しく》
そんなあなたは???
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マヨラーならぬ『おじやのおこげラー』こと、雑炊焦です。
おじやのおこげラーは毎食おじやを作る事から始まります。
そして、出来上がったおじやもセットで食します。
ご飯やパンに、漬物や干物に、納豆やカレーに、おじやのおこげ。
髭剃りケアに、擦り傷・切り傷に、ドライアイに、おじやのおこげ。
《全ては自己責任で宜しく》
そんなあなたは???


第、988話 きみにあたえられるすべて (2018.06.08)
竹「いきなりですが、わたくし、『梅』でも『松』でもなく、竹之内竹太郎です」
-お暇なら、第、987話 またはそれ以前参照-
竹「カノぽっぽさん、さあ、木牛にまたがって、さあみんなでギャロッパギャロッパギャロッパ」
カノぽっぽ「みんなでギャロッパギャロッパギャロッパ」
竹「カノぽっぽさん、ダメです。誰のためでもない。自分のために頑張るのです。さあ、もう一度」
カノぽっぽ「みんなでギャロッパギャロッパギャロッパ」
マネージャーのボヨヨ〜ン「何時の間にこの二人意気投合している」
平成ツチノコ隊メンバー「どことなく似た性格の二人だけに?」
竹「カノぽっぽさん、こんな事ではご褒美のインスタントラーメンはお預けです」
カノぽっぽ「頑張らせていただきます!!!」
マネージャーのボヨヨ〜ン「なるほど、そう言う事か――」
平成ツチノコ隊メンバー「木牛(モクギュウ)って、あーた;;;」
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きみにあたえられるすべて
歌手:平成ツチノコ隊
きみにあたえられるすべてを ぼくからささげたいと
いつも考えているんだけど そんなこと 何気に伝えたら――
きみはぼくの横顔を ほほえみ浮かべながら
いつまでも見ているだけ こうしたままで――
時間(とき)はふたりに流れて 一日がまた過ぎてゆく
きみの手のひらの温もり 握りしめて――
I Love You So Much
きみはぼくの胸元に その顔うずめながら
いつまでも抱かれている こうしたままで――
時間(とき)はふたりに優しく 一日がまた過ぎてゆく
きみの不安げな涙 包み込んで――
I Love You So Much


第、987話 ビバヤングクイズ! (2018.06.01)
マネージャーのボヨヨ〜ン「はい、本日は第***回平成ツチノコ隊チャンネル配信です」
-お暇なら、第、986話 またはそれ以前参照-
竹「そしてわたくし、『梅』でも『松』でもなく、竹之内竹太郎です。
ぼくとわたしの、ナウでグーな新コーナー、『ビバヤングクイズ!竹ちゃんの知る限り』。
優勝者には、5千円分の商品券と、中尾●エのブロマイドをプレゼント!
では問題です。『お正月』の歌詞で、正しい歌詞は次のうち何番でしょう」
平成ツチノコ隊メンバー「何故に、6月に『お正月』をチョイス???」
竹「1、『もういくつねると お祭りだ』2、『もういくつねると Oh my God!』
3、『もういくつねるとおしょうが――』
中村千春「はーい!3番」
竹「ブブー!3番は、『もういくつねると 和尚がドリアンパーティー』でした。
では、4『もういくつねるとおしょうが――』
大谷幸恵「はーい!4番」
竹「ブブー!4番は、『もういくつねると 和尚(♂)、がブラジャー姿で夜な夜な歩く』でした。
では、5『もういくつねるとおしょうが――』
岩永麻理奈「はーい!5番」
竹「ブブー!5番は、『もういくつねると 和尚がイノシシ丸かじり』でした。
では、6『もういくつねるとおしょうが――』
菅原真美子「はーい!6番」
竹「ブブー!6番は、『もういくつねると 和尚がダイビング・ヒップアタック』でした。
では、7『もういくつねるとお正月――』
二階堂幸恵「はーい!7番」
竹「ブブー!7番は、『もういくつねると お正月だったりして』でした。
では、8『もういくつねるとお正月――』
渋谷忍「はーい!8番」
竹「ブブー!8番は、『もういくつねると お正月にしてはなぁ』でした。
では、9『もういくつねるとお正月――』
カノぽっぽ「はーい!9番」
竹「ブブー!9番は、『もういくつねると お正月なんて俺には関係ねーんだ』でした。
全員不正解!!!正解は、3896番の、『もういくつねると お正月』でした。
5千円分の商品券と、●尾ミエのブロマイドは次回持ち越しです!!!
では、中●ミエの『片想●』を歌います。あなたの影に〜♪〜〜ひとりひとり〜♪。゜゛」
平成ツチノコ隊メンバー「やばい!レパートリー増えたぞ;;」
マネージャーのボヨヨ〜ン「ところで、カノぽっぽは花柄ファンタジーとお仕事しましたね」
カノぽっぽ「花柄ファンタジーの新曲、ク●エイションのカバーで『TOBA●CO ROAD』を、
改めて、カノぽっぽが詞を書かせていただきました」
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TOBAC●O ROAD (クリエ●ションのカバー)
歌手:花柄ファンタジー
歩道はホントは人の道 人の安全守って欲しい
なのに歩道は灰皿か 時には便器か 痰壺か
タバコの煙に要注意 子供も吸い込む 赤ちゃんだって
散歩楽しむワンちゃんも 副流煙吸いあの世逝き
我が物顔した喫煙者 天動説が日本のルール
歩道はホントは人の道 けれど日本は TOBACCO R●AD



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