横浜マタタビバージョンのFUNI WORLD

おバカショート劇場。

FUNI WORLD (15)


第、468話 レタスでは無理なのですよ  (2008.06.14)
「それでは、その手に取った大根を前に突き出し例のセリフで・・」
「はい、わかりました!」
「それでは行きます!本番5秒前、4、3、....」
「今後、成人者が自動販売機でたばこを購入するには、これが必要になります」
「はい、OK!!」
---------------------------------ヾ@_@
あー、つかれた;; 何が”成人識別たばこ自動販売機”よ・・
たばこなんて吸わない私が何でこんなCMやらなきゃいけないのよ;;
まあ、お国挙げてのことだし、ポスターも全国に貼られるみたいだし、
しがないタレントとしては宣伝効果も良く、生きてくためにはこんなもんか;;
ビキニ姿で大根に頬を寄せてにっこり微笑むあのポスター・・
まさか、盗難とかあったりして (*o⌒.⌒o*) ???
・・でもやっぱ、たばこで知名度上げたくないなぁ;;
大体、未成年のたばこ購入を防ぐのが狙いなら、自販機無くせばいいんじゃん!
誰も深夜に大根持って、自販機にたばこ買いに行きたくないわよねぇ;;
申し込み者だって、一向にまったく増えないらしいじゃない。。
その内、たばこの自販機に大根ぶら下げて商売する輩だって出て来るわよ。。
何だか今回のCMの仕事、かえって私のタレント生命縮めたりしないかしら???
---------------------------------ヾ@_@
「それでは、その左右の手に一本ずつ持った大根を前に突き出しながら例のセリフで・・」
「はい、わかりました!」
「それでは行きます!本番5秒前、4、3、....」
「現在、成人者が自動販売機でたばこを購入するには、これが必要よ、どすこい!どすこい!」
「はい、OK!!」
---------------------------------ヾ@_@
ホント、つかれた;; 何が”成人識別たばこ自動販売機”CM続編よ・・
何で秋からのバージョンだからって、ビキニ姿で始まったCMでお相撲さんの肉襦袢なのよ;;
まあ、しがないタレントだった私がバラエティー番組引っ張りだこの新境地で大活躍なのも・・
あの頃は堂々と交際していても知名度の無かった私には影響なかった・・ そんなアイツが、
『君もすっかり人気者だから・・』って、手を引くふりして逃げて行きやがった、そんな事態も、
みーんな、みーんな、”成人識別たばこ自動販売機”のあの悪夢のような夏バージョンのパート2で、
タコの着ぐるみ着せられて海岸で8本の大根振り回し・・ 結果、おバカタレントと後ろ指さされ、
二度とグラビアアイドルに戻れない爆笑キャラに変貌させられてしまったからに他ならない!!
今から身震いが来るのは、恐ろしい企画が出来上がりつつあるお正月バージョン;;;;;;
イヤだよ〜、、大根持った獅子舞・・ どうせなら顔をキチンと隠そうよ!!!
・・何で「顔はノーメイクで違和感無し」って会議してるかなぁ?この大人どもは O(`ヘ´# )"O


第、467話 雨音が聞こえる  (2008.06.08)
弱かった雨が次第に騒ぎ始めている。
少し前まであなたがいた傘に、雨音ばかり響き出す。
天気予報では雨が降るなんて一言も言ってはくれなかった。
数々の占いにだって、ことごとく嘘をつかれていた。
気付かなかった私には、後悔する権利など与えられない。
止みそうもない雨粒がいつまでも私の傘を狙い打つ。
私は街の隅でしゃがみ込み、傘の中、ひとり小さく縮んでみた。
・・雨音が聞こえる。
街の声を抹殺するほどの、雨音に今、包まれている。
こだまする「サヨナラ」に匹敵するほどの、雨音に今、晒されている。


第、466話 恋の行雲流水  (2008.06.01)
絶対わたしは自然派さ!
無農薬有機農法恋愛を推進してきたわよ!
遺伝子組み換え恋愛なんて・・
添加物漬け恋愛なんて・・
香料・着色料・防腐剤塗れ恋愛なんて・・
真っ平御免被るわよ!!
追根究底!磨励自彊!奮闘努力!樹木希林!・・ん???
微妙に恥掻いてますよ、ちょっと (/ ̄o(・・* ) なんで;;
合成界面活性剤恋愛だなんて・・
トランス脂肪酸恋愛だなんて・・
パーフルオロオクタン酸で焦げ付き防止恋愛だなんて・・
真っ平御免被っちゃうわよ!!
雲外蒼天!野心満々!元気溌剌!オロ◯ミンC!・・ん???
いろいろとずれてますよ、ちょっと (/ ̄o(^ν^* ) まあね;;
ケセラセラ!あるがまま!ジタバタするなよん! 世紀末が来るぜぃ!
・・・・・・ちょっと (/ ̄od('-^* ) ちょっと!ちょっとちょっと〜!
彼氏の携帯なんて覗くものかぁ!!
彼氏の元カノなんて記憶の排泄物と化してるはずだわ!!
彼氏からのデートのキャンセルなんて、・・何故??????
真一文字!余裕綽々!疑心暗鬼!聡明剛毅!桑原桑原!ちょっとちょっと〜!
・・・尾行しますか? (/ ̄o(゜ε゜;* ) 即刻ね;;
落花繽紛!乱離骨灰!乱暴狼藉!10円饅頭!!!
自棄食いですか? (/ ̄o(>ε<ヾ。)。oO 『添加物無し』って信じたいの;;


第、465話 雨降りでなければ気づかなかった  (2008.05.25)
ネットで取り寄せたチョコケーキが甘すぎた。
意地になり新たなチョコケーキ探しの旅をする。
雨の休日。
・・わたしはパソコンと一体化している。
アウトドアな女なのに、一体何をしているんだ、わたし。
なんだか大雨な休日、しかも土日で連チャン、部屋籠もりがわたしに馴染んでくる。
ここ数年、絶えず晴れた休日を望み、お日様の下をふたりで歩いた。
ここ数年、雨でさえ空の下を望み、同じ傘の下、ふたりは歩いた。
・・サヨナラは、思いの外に平気だった。
だって、アウトドアで明るい女なはずだもの。
涙なんて不似合いな奴に居場所はなかった。
それからの休日も、ひとりでも、誘った女友達とでも、広い空の下を明るく歩いた。
ネットで取り寄せたチョコケーキが甘すぎる。
去年、あなたが私の誕生日に取り寄せてプレゼントしてくれたチョコケーキ。
あれほどの同じ味なんて、未だにわたし、探し出せないでいるよ。
一つひとつの名は違うのに、似た感じの店の名前がネットに次々と現れる。
雨降りでなければ気づかなかった。
昨日、今日が、雨降りでなければ気づかなかった。
どうして、わたし、こんなに涙を溜めてしまってたんだろう。
・・ひとりの時間が好きだった。
本当は、わたし、ひとりの時間が好きだった。
いつだって、目映かった、あなたに合わせて、微笑ってた。
いつだって、目映かった、あなたに揃えて、微笑ってた。
いつだって、目映かった、あなたに寄り添い、微笑ってた。


第、464話 もうわかりません  (2008.05.18)
恋の脳みそフル回転!!
どんな難解パズルより、クリアの仕方がわからない。。
更にタチが悪いことに、一番必要な駒が私の手元にはない。。
玄米ごはんに、のりたまを掛けて喰らう。。
もし、玄米ひん剥かれご飯でも、のり無したまごだけふりかけでも、
また、のりだけの、たまごは知らんこっちゃふりかけでも、
それは、決して今の私を魅了してはくれないダメ食品と化すだろう。。
女友達とは身勝手なもので・・
「イケメンから告られて何が不満なの??」「新しい恋を始めたら!!」「白いごはんが好き」
・・などなど、シュプレヒコールの嵐が吹き荒れるのよ;;;
雨に降られて雨宿り。。
小雨なんだから、もう家まで近いんだから、
気にせず走り帰ってもいいじゃないかって???
・・でも、お気に入りの、このおしゃれ着に、
酸性雨が容赦なくこれでもかと降り注ぐのよ!!!
地球温暖化や森林の伐採が惨く私を苦しめているの。。
女友達とは身勝手なもので・・
「待ってても彼はもう来ないのよ!!」「元彼に買って貰った服だから??」「めちゃ雨女」
・・などなど、シュプレヒコールの波に呑まれるのよ;;;
「さよなら」なんて言われてない。。 「おしまい」なんて思ってない。。
とてもタチが悪いことに、一番必要な駒が私の手元にはない。。
女友達とは身勝手なもので・・
「あの娘(こ)と一緒に歩いてたわよ」「あの娘(こ)と寄り添うように・・」「捨てられてんじゃん」
・・などなど、シュプレヒコールの渦に身を投じる勇気もなく;;;
どんな難解パズルより、私、・・クリアの仕方がわからない。。


第、463話 やれやれ金魚  (2008.05.11)
お腹を上にひっくり返っている、金魚の気持ちです。。
ちょっとした、心の調節機能障害です。。
『くるりんぱ』な、逆立ち病ですよ。。
フリーエネルギーと言うか・・ 絶えず補給されていると言うか・・
『くるりんぱ』な、回転逆立ち病ですよ。。
・・奴ですよ!! ・・奴なんですよ!! ・・アイツなんですよ!!
あたいの心を風力発電の如くに、いつも至って罪もなく風を送り込んできて、≡≡333
あたい、息も絶え絶えに、ひっくり返っている、金魚の気持ちです。。
ちょっとした、トキメキの調節機能障害です。。
なんで、彼女がいるくせに、あたいに「ホント、気が合う奴だなぁ」なんてそんな事・・
軽はずみというか!? 軽率というか!? よく考えないというか!?
安易というか!? 容易いというか!? 深く考えないというか!?
おきらくというか!? ごくらくというか!? テ○ビくんというか!?
なんで、彼女がいるくせに、あたいに「ホントにかわいい奴だなぁ」なんてそんな事・・
くる((*゜o゜*)(*゜o。*)(*。o。*)(*。^。*)(*。o。*)(*。o゜*)(*゜o゜*))りんぱ
ちょっとした、ハートの調節機能障害です。。
お腹を上にひっくり返ってしまう、金魚の気持ちです。。
戻しても、戻しても、ひっくり返ってる、金魚の気持ちです。。
ホント、日々、やれやれな、金魚なあたいです。。


第、462話 忘れたくないよ。  (2008.05.03)
君のこと、大好きだった。
出逢ったときの喜びも、サヨナラをした悲しみも、
君との総ての出来事を、今も愛してる。
君が始めて泣き出した日は、
予感、匂わす騒めきを、口に出さずに堪えていた。
君への総ての優しさが、嘘になりそうで・・
忘れたくないよ。
デートした数々の景色・・ 微笑い合った、安らぎのひととき・・
不安に耐えきれず、抱き締めたあの日。
忘れたくないよ。
手の平の、ほのかな温もり・・ 寄り添い歩いた、街の騒めき・・
最後の約束と、沈み行く夕日。
忘れたくないよ。 忘れたくないよ。
君との総ての想い出が、僕を例え傷付けようとも。
・・僕は、出来るなら、このまま、忘れたくないよ。


第、461話 想像以上に気になるバケツ  (2008.04.27)
愛しの片想いの先輩にプレゼントしたら、これ、喜ぶかしら??
何せ、バケツオタクの気持ちなんて、そこはかとなくも私、感じることが出来ず・・
しかも、噂に聞くところ、新品のバケツなんてまったく存在意義がないらしい;;
父方の田舎に不意に遊びに行ったら、庭のゴミ置き場に遠い昔から主として存在しているかの如く、
貫禄をこれでもかと振りまいていた、荒れ古びて錆びれて大きな穴がチャームポイントな、
そんな、想像以上に気になったバケツを・・ ん、、?? あれ、、?? おや、、??
何せ、バケツオタクの気持ちなんて、そこはかとなくも私、感じまくってる!?
おじいちゃんに「これちょうだい」って恥ずかしさを乗り越え頼んだら、
おじいちゃん、突然、大量に鼻血出しちゃったわよぉ!!
おじいちゃんの思考回路に何か変なもの巻き込まれちまったのかしら??
とにかく、意地でも私、頂いて来ちゃったわよぉ♪。゜゛
痙攣しているおじいちゃんを背に、大急ぎで我が家に帰って来たわよ。。
発見したときのトキメキの形を維持しながら崩さず発掘するにはホント、骨折ったのよ;;
更に、発見したときのトキメキの形を維持しながら崩さず持ち帰るのはホント、しんどかったわよ;;
だって、宅配業者に美術品輸送サービスで頼んだ日にはお高く付くじゃない;;;
そんな頑張りの結果!! 我が家に我が部屋に、バケツと私、辿り着きました!!!
父も母も、何か、思考回路に変なもの巻き込まれちまったみたいだけど・・
さて、愛しの片想いの先輩にプレゼントしたら、これ、喜ぶかしら??
休み明け、頑張って学校まで、発見したときのトキメキの形を維持しながら、
見事なまで、持って行くことに成功しましたよ!!
実は校門で風紀委員の持ち物検査に意外にも引っかかったんだけどね!!
でも、校則には”荒れ古びて錆びれたバケツ持ち込み禁止”なんて項目はないって主張したら、
辛うじて、見事、パスすることが出来たのよぉ!!
でも、”荒れ古びて錆びれたバケツブーム”とかになったら、持ち込み禁止になっちゃうかもね;;
で、放課後、愛しの片想いの先輩が部長をしている、
”バケツオタク同好会室”へ出向いてから、・・・・・・あれから早くも一月が経ちましたとさ。。
・・え、貴様の恋の行方は結局どうなったかってヾ(^_^*)3
私、今、”バケツオタク同好会”の面々から『ネ申』として崇められちゃってるのよ!!
愛しの片想いの先輩曰く、「恐れ多くて付き合うなんて;;」だとさ ┐(*'〜`;*)┌
あのバケツは今、同好会室の神棚にお祭りされてます・・...(* ノノ*)


第、460話 終わりを告げぬ物語  (2008.04.20)
コンビニに立ち寄り、ビニール傘を買った。
舞い散る雨の粒が、透けた傘の向こうで滲んだ。
「そんなこと ひとつもないよ」って、何度も、
想い出に微笑んでくれた、君を強く抱き締めたあの日。
雨降りの中、君の誕生日に、僕は何も出来ぬまま・・
ひとりで作る想い出に、小さく体を震わせてゆく。
君と出逢った街、あの頃のまま、いまも、
記憶と同じ景色、透けた傘の向こうで滲んだ。
「逢えたこと 後悔しない」って、呟き、
サヨナラに微笑んでくれた、君を強く抱き締めたあの日。
雨降りの中、君の誕生日に、僕は君の幸せを・・
終わりを告げぬ物語、心に文字を書き加えてる。
雨降りの中、君の誕生日に僕は何も出来ぬまま・・
ひとりで作る想い出に、小さく体を震わせてゆく。


第、459話 こんなめんどくさいことになっている  (2008.04.13)
・・思わず、にやけてしまいました。
おデートなんですよ!そこの名も知らない奥さん!!
先週の休日以来だから、なんと既に一週間ぶりなんですなぁ♪。゜゛
ちょいと、そこの名も知らないお父さん!!
お洒落なんて真っ先に苦手な私だったのに・・
メイクなんてど下手で自らブサイク増強の作業だったのに・・
ひとりでいることが何より安らぎだったのに・・
もう、こんなめんどくさいことになっているのさ。
・・だって、知ってしまったから。
あなたの微笑みの側が、何より一番の安らぎだったから。(=*μ_μ)σ|
ちょいと、そこの、おまわりさんに追い掛けられている、
スッポンッポン人生まっしぐらな、おじさん!!
ちょいと、そこの、「健康的に痩せられますよ。」と声を掛けてくる、
不健康な顔色に脂汗タラタラおどおどの、おにいさん!!
もう、こんなめんどくさいことになっているのさ。 ・・私。
折角の休日を、まったく、なんてことしてくれるのさぁ〜♪。゜゛
・・また、思わず、にやけてしまいました。
30分も遅れた私を遠くから見つけ出して、
私に大きく手を振っている、あなたが、今、そこにいるから。


第、458話 恋愛みたいに、  (2008.04.06)
恋愛みたいに、今日は君がすぐ横にいた。
恋人のように、今日は君が僕のすぐ横にいた。
恋愛の如く、時間は余りにも早く過ぎて行き、
君はこの席を立ち、僕より一つ早い駅で降りていった。
サヨナラはしなかった。
サヨナラなんて出来なかった。
いいよ、もっともキレイな別れ方じゃないか。
ふたりの恋の終わりに流れるBGMは、発車メロディー♪。゜゛
「兎に角こんな曲、すぐにでも使用を中止してくれ」との評判が高い、
この駅の、下り列車の、発車メロディー♪。゜゛
どんな発車メロディーさえもダウンロード出来るサイトに行っても見つからない、
この駅の、下り列車の、発車メロディー♪。゜゛
最後にこの曲を歌詞付きで口遊んだ人物の事は、誰も知らない・・
この駅の、下り列車の、発車メロディー♪。゜゛
その歌詞すら、もう誰も知らない・・
この駅の、下り列車の、発車メロディー♪。゜゛
”向○実”さえも、こんな曲、知らない・・
この駅の、下り列車の、発車メロディー♪。゜゛
・・恋愛みたいに、今日は君がすぐ横にいた。
・・恋人のように、今日は君が僕のすぐ横にいた。
毎朝、通学時に出会う、名も知らぬ、・・イカした女の子。


第、457話 春の日の語らい  (2008.03.30)
「あなたは、わたしを独りにさせない魔法のひと・・」
・・この言葉には、
( *゜ロ゜)σ『わたしを独りにしたら、ただじゃおかねーぞ!この野郎』
・・と言う”魔法”がかけられてます。。
「あなたは、側にいてくれるだけで、わたしを幸せにしてくれるひと・・」
・・この言葉にも、
( *●ロ● )σ『わたしを独りにしたら、ただじゃおかねーぞ!この野郎』
・・と言う”魔法”がかけられてます。。
「あなたの笑顔がわたしには、掛け替えのない贈り物なんです」
・・この言葉にだって、
( *ё ロ ё )σ『わたしを独りにしたら、24時間、股間蹴り倒すぞ!この野郎』
・・と言う”魔法”がかけられてます。。
そして、あなたはいつだって、そんなわたしに・・
「ぼくは君に何も頼まなくても、いつもぼくの側にいてくれるから楽だなぁ!」
・・この言葉には、
( *μ_μ)σ『大丈夫だよ、ぼくのかわいい”魔女”さん』...oO○(/ ̄o(・・* ) ←!?
・・と言う安らぎの”媚薬”がかけられていると、
・・あなたの目が語ってくれているのだと、解釈しておく、
・・春の日の、小さな、語らい。。


第、456話 ぼくのタイムトラベル  (2008.03.22)
写真には、その四角くカットされた風景の回りに、
沢山の隠れている風景が存在している。
ぼくは写真から、隠れてしまった見えない風景を探し出すのが好きだ。
ましてや遠い昔の写真に入り込むと、その時代に潜り込むことが出来る。
そして、出会った風景を頭の中にキープして油絵として模写するのだけれど、
これまで小さな賞さえ取れず、今まで生活の足しになどなった試しがない・・
ぼくはバイト暮らしの無名の、いい加減、良い年放いた(自称)画家である。
ある日、古い写真を集めた写真集を衝動買いした。
新聞社が一般募集した懐かしい写真を掲載した写真集らしい。
その中で、とても強く心を引き付けられた写真が一枚・・
モノクロの小さな映画館の写真。
早速ぼくはタイムトラベラーと化していた。
その映画館を突き当たり右手に50mほど進んでいくとT字路にぶつかる。
何気に左折して歩いていくと、なんだか見覚えがある景色に変わってきた。
そして、幼子を背負った女性とすれ違う・・
母だ。 ぼくの母だ。・・そして幼子は一人っ子だった、・・ぼくだ。
僕が生まれたばかりで父は他界した。
母はよくもまあ、こんな親不孝になるとも知れずに、ぼくを育てたものだ。
潜り込んでた写真から飛び戻ったぼくは、
その掲載された写真の横に明記された名にやっと気がついた。
”投稿者・OO菊江さん” ・・母の名ではないかい!!!
かなり久々ながら、慌てて電話を入れた。
ぼくと気付き、やたらと喜ぶ、母、菊江、68歳。
そしてすかさず決まり文句「かえってこいや〜 お見合い写真用意しとくよ〜」
怖えぇえええ・・;;
兎に角、強制に黙らせ、「それより某新聞社に写真を投稿しなかったんかい?」
すると母は・・
「そうそう〜、あの映画館はおまえが幼い頃につぶれて壊されたから、知らんだろうって」
「・・・・・・」
「かあちゃんがおとうちゃんと初めてデートした映画館なんよ〜、かえってこいや〜 」
・・一言余計だよ;;;
電話を大慌てで切った後、ぼくは、無意識に筆を握っていた。
この映画館を描く。 モノクロ写真でも、ぼくには正しい色が見えている。
数ヶ月後、この映画館の絵は、大きな展覧会で入賞する奇跡を起こす。
ぼくは、『是非購入したい』との声に必死に耳を塞ぎ、
その映画館の絵を、母宛に送りつけてやった。
翌日には、『かえってこいや〜 』の留守電が入ってたことは言うまでもない。


第、455話  心が少し (2008.03.16)
心が少し、弱くなった日に・・
無意識な涙に我を失いつつある、ひとびとに・・
おまたせしましたヾ(*^-^ゞ
心の中に、弱音ばかりが詰まってしまい・・
無意識な涙の溢れるがままな鼓動を抑えきれないでいる、ひとびとに・・
おまたせしましたヾ(*^o^ゞ
心の弱さを思い知らされて・・
無意識な涙が『この豚やろう』の腫れ上がった鞭跡背中に零れ落ちて、
「こんなんじゃ、商売あがったりだよ!」な、特殊なひとびとにも・・
おまたせしましたヾ(*^〜^ゞ
あなたの笑顔を呼び起こすために、やって参りました!
今からすぐにでも変わることは、あなたに許されたことです。
是非、泣き言を綴った日々は解除して・・
是非、罪のない自分の心を傷つけ攻めるのはやめて・・
是非、手に馴染んだ鞭を引き出しの中に仕舞い込んで・・
・・えぇぇ??? か、か、花粉症???
ん、じゃぁ、私めは端から不要・・ ̄|-°;*)
最初から誰も私めを呼んでない・・(*x_x;*)
わあ、鼻水飛び散らしながら怒らないで下さい;;
わあ、花粉症向けキャンディーを投げつけるのは止めて下さい;;
わあ、鞭を振り下ろすのは・・ ん、こりゃ、ちょっと、悪くないか;;
兎に角、や、やめて!誰か、私めを愛してぇ!!==εミ(*ρ_-)o

心が少し、弱くなった日に・・
無意識な涙に我を失いつつある、ひとびとに・・
おまたせしましたヾ(*≧∇≦*)/


第、454話 変わり目の雨 (2008.03.08)
以前からずっと聞きたかった。
・・変わり目の雨。
いつまでも、あえるんじゃないかって、
なにも疑わず、君を見つめていた訳じゃないんだけど・・
以前からずっと聞きたかった。
・・変わり目の雨。
微笑ったら、輝いてみえたんだ。
あの日、僕の中、君が輝きだし・・ ずっと輝いてる・・
春の訪れと、散りゆく恋に、
・・変わり目の雨。
以前からずっと聞きたかった。
以前からずっと聞きたかったんだ。
春の訪れと、散りゆく恋に、
・・変わり目の雨。・・ 恋散らしの雨。
傘に隠れて見送った、恋。


第、453話 2年ぶりのバースデー (2008.03.02)
去年はあーた、霧だったでしょ!?
気づけなかったよ・・ わたし・・
気づかなかったよ・・ わたし・・
時の流れを見失ってしまっていた。
何時しか、ひとりぼっちのバースデーだけど・・
もう、祝ってあげられるのは、わたしひとりだけ・・
でも、ね・・
おかえり。
2年ぶりの、わたしのバースデー。
あのさよならから、時は流れた・・
ひとりぼっちのバースデー。
少しだけ・・?
大人になれたはずの、わたしのバースデー。


第、452話 いつも雨じゃん (2008.02.24)
雨女です。
ポツポツと雨が降るので傘を差すと雨は止みます。
すぐ止むだろうと思い傘も差さず歩いていると土砂降りになります。
水不足の夏に外出したら大変な夕立に見舞われたことがあります。
急遽、傘を買って差したら雨は止みました。
空気の乾いた晴れ続きの冬に、降水確率0%の冬の日に、・・・・・・あります。
慌てて、傘を買って差したらやはり止みました。
私は降水確率100%です。ヽ`┐(¨ *)
傘を差す私に雨が上がる確率も100%です。┐('〜`;*)┌
おニューのバックを肩からぶら下げて歩いていたら・・
おニューのピカピカ靴で歩いていたら・・
デートの日に精一杯めかし込んで歩いていたら・・
プレゼントされたバックも靴も・・ カレ好みの新着お洋服も・・
決してカレ好みでは無かった、このずぶ濡れ女も・・
いつも雨じゃん。
さよならの気配を感じて震えていたら優しく抱き締められた。
すぐ仲直り出来るんだと思っていたら、視線をそらされた。
プレゼントされたバックも靴も・・ カレ好みの新着お洋服も・・
決してカレ好みでは無かった、このずぶ濡れ女も・・
最後には、いつも雨じゃん。
絶えず雨女です。
集中豪雨女です。
晴天お日様男の彼氏を募集中です m(*_ _*)m


第、451話 緊急SOSなんだ (2008.02.16)
「歌詞が覚えられない??」
「折角のデビュー曲イベントなのに、自信ないんですよ、ボロボロです」
「でも、雑誌のインタビュー受けてるのにそんな事言っちゃダメじゃない」
「あ、そう言われるとそうですね・・ でも、そう注意を返してくれる方も魚住さんぐらいですよ」
「あはは、黙ってて、『衝撃発言』とか、記事にするんだよな、普通;;」
「魚住さんって、わたしが”国民無視異少女コンテスト”で特別賞頂いて、
CMやドラマでなんとかお仕事を頂きだした頃からよくインタビューに来てくださってるから、
なんとなく安心して何でもはなしちゃうんですね、わたし」
「じゃあ、折角の相談だから、記憶術を伝授いたしますか!」
「わあ、おねがいしますよ!」
「まず、きみのデビュー曲って恋愛ソングってことだけど・・」
「そうなんです・・ 随分と背伸びした歌詞書かれちゃって;;」
「記憶術って基本的に連想なんだ。
だから歌詞の内容をステキと思う異性の行動に例えて覚えるのは、どう??」
「・・・・・・・・・・ステキと思う異性の、ですか;;」
「例えばね、歌詞で”ビビンバ喰らうあなたがステキ”ってあるとしよう。
そしたら、ビビンバ喰らい過ぎて鼻の穴からビビンバが零れ落ちるステキな異性と結びつける」
「なるほどぉ」
「また、歌詞で”あなたはすこぶる畳職人”ってあるとしよう。
そしたら、畳を作り過ぎて耳の穴から畳が生えてくるステキな異性を想像する」
「そうかぁ」
「また、歌詞で”何気に口から飛び出す半漁人”ってあるとしよう。
そしたら、ステキな異性は何気に口から飛び出す半漁人だ!」
「すごーーい」
ーそして、デビュー曲イベントの日ー
≪どうしよう・・ 昨夜、一生懸命、鼻の穴からビビンバが零れ落ちて、
耳の穴から畳が生えてくる半漁人のイメージを頭の中にたたき込んできたのに・・
歌詞、飛んじゃってるじゃないのよぉ〜、、わあ、もうイントロ終わるぞぉ;; えーと、
・・恋愛ソングなんだ。 ・・恋の歌だ。 ・・ステキな異性のイメージだ。
どうしよう;; たすけてぇ、魚住さーーーん!!! 魚住さん・・ 魚住さん・・≫
ー結局、デビュー曲イベント大成功ー
「今回も”月刊桃色半漁人”のインタビューアは魚住さんなんですね」
「どうも編集長がいつの間にかきみの担当を僕に決めちゃてるみたいなんだ。
 あ、それより、デビュー曲、ちゃんと見事に歌えたじゃない」
「そうなんですよ、でも実は歌詞やっぱり飛んじゃって、
兎にも角にも、大好きなひとのこと、一生懸命イメージしたんです。
そしたら溢れるように歌詞がすらすら出てきてくれて・・」
「大好きなひとのこと???
ほんとに雑誌のインタビュー受けてるのになんでも発言しちゃう子だね!
じゃあ、インタビュー始めるけど、大好きなひとって、付き合ってる人でもいるのかな」
「やだぁ、魚住さんたら、もう仕事に切り替えちゃって!もし、いても内緒ですよ!!」
「ん、じゃあ、仕事ではなく、個人的に聞くよ・・」
「ほんとに個人的にですか・・ それなら特別に少しだけ答えてあげます(笑)
付き合ってる人なんて全然いません。でも・・ でもね・・
大好きなひとぐらい、わたしにだってちゃんといますよ。
仕事で時々出会える、時々、逢える、わたしにとっても身近にいる、ひと・・」


第、450話 ココロの中 (2008.02.10)
振り向いてくれないひとを、ここに閉じこめる。
目の前にいるのに遠いひとを、ここに閉じこめる。
ココロの中は、あなたで埋まる・・
毎日、あなたを閉じこめているから・・
気がついてくれないひとを、ここに閉じこめる。
わたしの微笑みが届かないひとを、ここに閉じこめる。
ココロの中で、あなたが育つ・・
いつでもあなたは、微笑んでいる・・
微笑んでいる・・ のに・・
あなたはあなたのココロの中で、
わたしが入り込む隙間が限りなくないほど、
毎日、あのこを、毎日、閉じこめている。
振り向いてくれないあのこを、沢山、閉じこめている。
あなたの微笑みが届かないあのこを、沢山、閉じこめている。
わたしがいないココロの中に、沢山、沢山、閉じこめている。


第、449話 雪が私と踊っている (2008.02.03)
失恋からの帰り道・・
雪がワルツのように降ってくる。
雪の予報は耳にしてたけど・・
失恋の予報なんてされてなかったなぁ!
わーーーい!雪だよ、雪だ!
空からこんなにも沢山の雪が舞い落ちてくるぞ!
見る見ると此奴らったら、私の体を雪景色に変えてゆくんだよ!
失恋からの帰り道・・
雪がワルツのように降ってくる。
私の心は躍っている。
実らなかった恋に、躍っている。
ふかふかなこの雪を、涙でどろどろに変えないために・・
雪に埋もれ、唇噛んで、涙を、なみだを、堪えてる。


第、448話 あなたにいた自分 (2008.01.27)
わたしは、過去には一度も会ったことがない、
あなたの中にいた自分・・
あなたは、過去一度も語ろうとはしなかった、
あなたに育てられていた自分・・
僅かについ今し方の出来事。
あなたに育てられていた私に、
わたしはあなたを奪われたんだね。
あなたは恐らくはまだ気付いていないんだね・・
あなたの中に隠れていた、わたしではない私。
・・あなたにとても優しい私。
・・あなたにとても微笑む私。
・・あなたにとても甘える私。
『さよなら』と、わたしから去りゆくあなたに、
寄り添うようにしがみつき、不意に、わたしに振り向いた。
あなたは恐らくはまだ気付いていないんだね・・
僅かについ今し方の出来事。
あなたがわたしに密かにこっそり求めていた、
あなたが捜し続けていた、わたしがいつも不得意だった、
あなたがこれからも愛し続けることが出来る、
あなたのための、あなただけの、わたしではない私。


第、447話 母はキレイ (2008.01.20)
母はキレイ。私はブス・・
父は美男子。私はブス・・
妹、美少女。私はブス・・
弟、イケメン。私はブス・・
訳を聞かせて貰おうじゃないか!!おいおい O(`ヘ´#)"O
・・彼女はキレイ。私はブス・・
片想いの彼の彼女はキレイ。私はブス・・
片想いの彼の彼女の一家はみんなキレイ。私はブス・・
片想いの彼は幼なじみで、片想いの彼の彼女も幼なじみで、
子供の頃からほんと、彼も彼女もキレイ。私はブス・・
運命を呪わせて貰おうじゃないか!!おらおら O(`ヘ´#)"O
そんな、片想いの彼が、ある日、ブスな私にこうおっしゃた。
「君はホントにお母さん似だね」
訳を詳しく聞かせて貰おうじゃないか!!おいおい \(^0^)/
「・・性格が」
い、一応・・ と、とりあえず、一応・・
私は母の子供らしいな・・ 天涯孤独じゃないんだな・・
母は性格キレイ。私も性格キレイ?
父は性格美男子。私も性格美?
妹、性格美少女。私だって性格美?
弟、性格イケメン。私も性格イケてる?
家族だよ!紛れもなく、家族だよ!ほれほれヾ(^^;*)ゞ
・・片想いの彼の彼女は顔もキレイで性格キレイ。
現実を呪わせて貰おうじゃないか!!おんどりゃぁ O(*`◇´*)"O
ん、?? こんな私ってホントに性格キレイ??
片想いの彼の言葉を私なり再解読・・
『君はホントにお母さん似だね、”醜い性格”が』
母は性格醜い。私も醜い!
父も性格醜い。私も醜い!
妹、性格醜い。私も醜い!
弟、性格醜い。私も醜い!
家族だよ!紛れもなく、家族だよ!この野郎 <(`^´)>
でもなんだ、、私の片想いの彼は子供の頃から、
私の母によく懐いてたよなぁ・・(( ゜)_( ゜))
ん、たまには覚悟して鏡をじっくり見てみると、
目元なんて、私ったら、母にそっくりなんじゃない!?
片想いの彼の言葉を私なり再再解読!
『君はホントにお母さん似だね、◯?◯?◯?◯?◯?』
母はキレイ。私は娘・・
父は美男子。私は長女・・
妹、美少女。私は姉妹・・
弟、イケメン。私は姉貴・・
待ってろ、私の片想いの彼よ!!
これからすこぶるビックリ似てくるぞ!!!
遺伝子は嘘つかないのさ、シェキナこけこっこ ○(((*^◇^*)))○
でも、よくよく、片想いの彼の彼女も目元なんてそっくりなんじゃない!?
それに、よくよく、片想いの彼も目元なんてそっくりなんじゃない!?
何気に母にそれとなく当たり障りなくほじくると・・
「そりゃ、いとこ同士だもの、みんな」
物心ついた頃から幼なじみなはずだわなぁ (*´`)〜o○◯
母はキレイ。私はブス・・
父は美男子。私はブス・・
妹、美少女。私はブス・・
弟、イケメン。私はブス・・
従兄も美男子。私はブス・・
従妹も美少女。私はブス・・
詳しく聞かせて貰おうじゃないか!!おいおい O(`ヘ´#)"O
で、この恋、どうしろって言うの!!おいおい ヾ(ー’`ー;)


第、446話 好きだった人の誕生日 (2008.01.13)
好きだった人の誕生日を入力してクイックすると、
今日も、マイ・パソコンが元気にお目覚めをする。
告白出来た訳じゃないし。だから振られた訳じゃないし。
でも、卒業した日からは、会いたくても会えないから・・
もう、ずいぶんと私、キチンと諦めてるよ。
今日の日付を入力してクイックすると、
今朝も、マイ・パソコンが元気にお目覚めをする。
そんな休日の朝、ケーキ屋さんが開く時間までの間、
私のブログに一言”○○くん、お誕生日おめでとう”と入力。
告白出来た訳じゃないし。だから振られた訳じゃないし。
でも、卒業した日からは、会いたくても会えないから・・
もう、ずいぶんと私、キチンと諦めてるよ。
中学生だった頃・・ 今よりも遙かにあどけなかった頃・・
あの淡い恋心・・ 言葉にならなかった感情・・
今現在、交際しているアイツの誕生日と偶然に同じでも、
入力されるこの月日は、初恋の、○○くんの誕生日。
告白出来た訳じゃないし。だから振られた訳じゃないし。
でも、卒業した日からは、会いたくても会えないけれど・・
あの、自ら心の中に無意識に作り上げていたドキドキは今も尚、
私の心の擦り傷に、優しくやさしく染み込んでゆく。


第、445話 新春!恋する霊長類百科 (2008.01.05)
「我が小劇団 ”空気読めない”の新年明けました公演大成功だ!!!」
「ほんと、やりましたね、団長」
「爛れ顔ギドーラくんもよくがんばってくれた」
「だ、団長、だから、私の名前は・・・・・・」
「爛れ顔ギドーラくーーーん!!!」
「は、、はい・・・・・・、団長ぉ・・・・・・」
「”ゲゲゲのマントヒヒ”をシリーズ化するぞ!!」
「い、いえ、毎回、マントヒヒを借りるのには、かなりの予算が・・・」
「爛れ顔ギドーラくーーーん!!!」
「は、は、は〜〜〜〜い!、団長ぉーーー!!」
「かなり迫力がある顔をしているよなぁ」
「マントヒヒがですかぁ、団長ぉ・・・・??」
「ギドーラくんのことだよ!もちろん」
「だ、団長、私の名前は・・・・・・」
「名前にこだわる必要なんてないんだよ!ギドーラくん」
「は、は、は、はい・・・」
「今こそ、我が小劇団が大劇団に変わるチャンスなんだよ」
「そうですね、団長ぉ」
===翌日===
「よくまた借りてきてくれた、ギドーラくん」
「団長、それマントヒヒです・・;」
「本当によく借りてきてくれた、ギドーラくん」
「団長、それもマントヒヒです・・;」
「君は良き相棒だよ、ギドーラくん」
「団長、それは妖怪がしゃどくろの人形です・・;」
「ん・・・・・・ ̄~ ̄;」
「目を逸らさないで下さい!今見たのが私です」
「がしゃどくろギドーラくーーーん!」
「私の名前って...(o*。_。)o」
「この超小劇団で君に出遭って、かれこれ早くも丸三年・・・・・・
・・想いを寄せながらもそんなこと断じて口にするわけにはいかず、 は!!」
「・・・・・・だ、団長ぉ」
「・・がしゃどくろくん!」
「・・・・・・だ、団長ぉぉ」
「がしゃどくろギドーラくーーーん!!!」
「・・・・・・団長ぉぉおおおおお」
「マントヒヒに想いを寄せながらもそんなこと断じて口にするわけにはいかず・・」
「・・・・・・私じゃなかったんですか;;今の団長のお言葉;;;;;;」
「さあ、舞台の練習を始めよう!ギドギドどくろくん!」
「・・でも団長、今回の話は前回の話を読んでない人たちには解りづらいですね」
「よいではないか、是非、おバカショート第、1話までじっくり読んでいって貰えれば」
「まさに団長は、おバカ芸術の調子ぶっこいた鬼ですね、ステキ!」ヾ(*゜o゜*)ポッ


第、444話 年忘れ!恋する霊長類百科 (2007.12.30)
「我が小劇団 ”空気読めない”の年忘れ公演もまもなくだな」
「そうですね、団長」
「今まで人間が正義の味方となるヒーロー者は腐るほどあった。
我が小劇団でさえ数々の人間ヒーロー者を誕生させてきた。
だがしかし、そんな事では決してマントヒヒには納得しては貰えぬだろう。
マントヒヒとて正義のヒーローになりたいに違いない!
今回の公演”マントヒヒマン”は、恐らく恐ろしいほどの入場者を集めて
この上もないほどの大成功を納めることは目に見えている」
「しかし団長、肝心のマントヒヒをこの年末に貸して貰えないのです。
本来、毎度の如く、私めがスッピンで”大怪獣爛れ顔ギドーラ”シリーズを
年忘れ公演のため準備万端用意されてたはずなのに・・
団長があまりにも突然、発作のように急遽変更されたので・・」
「だが、なんとか一匹でもどうにかこうにかならないのか!?
ケニアの大地を駆けめぐる他のマントヒヒは張りぼてに描くとしてだ」
===翌日===
「団長、喜んで下さい!マントヒヒを五匹も借りられることになりました!!
これで、張りぼてマントヒヒではなく本物でいけますよ」
「何を言っているんだ!ギドーラくん」
「いえ、団長、私の名前は・・・・・・」
「爛れ顔ギドーラくーーーん!!!」
「は、、はい・・・・・・、団長ぉ・・・・・・」
「”マントヒヒマン”は中止だ!!!!!!」
「な、何ですってぇ??? 団長」
「マントヒヒが五匹も用意出来るのなら”マントヒヒマン”は中止だ」
「だから、何でですか??? 団長」
「マントヒヒが五匹ならば”マントヒヒ戦士セーラーヒヒムーン”をやるに決まってる!」
「バカ言わないで下さい!公演日まで日もないのに、マントヒヒがあの名台詞
『月に火星におっぱい無しよ』を言えるようになるなんて思えません」
「半日あればどうにかなるんじゃないのか!?」
「団長、私でさえ、この超小劇団に使えてかれこれ早くも丸三年・・・・・・
団長に想いを寄せながらもそんなこと断じて口にするわけにはいかず・・ は!!」
「・・ギドーラくん!」
「・・・・・・だ、団長ぉ」
「爛れ顔ギドーラくーーーん!!!」
「・・・・・・だ、団長ぉぉ」
「三年掛かって言えてるではないか、ギドーラくん」
「は、はい? 団長・・・」
「君が三年で言えるのならマントヒヒには半日あれば十分だろう」
「は、は、は、はあぁ??????????」
「よし!”マントヒヒ戦士セーラーヒヒムーン”に変更だ!!!」
「は、はい、団長ぉ!」
「それが成功した暁には・・・・・・」
「暁には??」
「それが成功した暁には・・・・・・」
「暁には???」
「新年公演として”ゲゲゲのマントヒヒ”をやろう♪。゜゛」
「まさに団長は舞台芸術の鬼ですね、ステキ!」ヾ(*゜o゜*)ポッ


第、443話 UFOが飛んできた (2007.12.23)
どのようなUFOだったか覚えてますか??
外見だったらうろ覚えでも記憶に残っているかも知れない。
でもそのUFOの乗組員は、どのような様相を為出かしていましたか??
そして、UFOの窓からあなたのことを探っていた乗組員のその瞳は、
その時、確かに、あなたに好意を示していたと自覚がありますか??
もし、あなたの元に再びそのUFOが現れてあなたのすぐ側に緊急不時着したならば、
あなたはそのUFOから降り立ったUFOの乗組員に手を差し伸べる勇気がありますか??
僕は・・・・・・
あなたがそれほど不用意なひとであって欲しくはないけれど・・
だけど・・・・・・
あなたにとっての僕は恐らく未知なるUFOの存在以外の何者でもなくて、
あなたにとって僕という人物の正体は手を差し伸べてきたUFOの乗組員だから、
僕はずっとずっと昔から、あなたへ存在を知って欲しくて、でも怖くて、
いつも然りげなく現れては、そして、あなたの前から静かに去っていた。
どのような僕だったか覚えてますか??
外見だったらうろ覚えでも記憶に残っているかも知れない。
でもその僕の心の中は、どのような有様を為出かしていましたか??
そして、僕の心の窓からあなたのことを探っていた僕の正体は、
その時、確かに、あなたに好意を示していたと信用出来ますか。
その時、あなたを愛おしかった。
辛いほど、あなたを愛おしかった。
いまでも・・
そして、ずっとずっと・・


第、442話 オランダ仮面がやって来た (2007.12.15)
ある日、二十歳の誕生日だというのにママから無理強いされ庭掃除をしていると・・
「ピンポン!ピンポン!ピンポ〜ン♪。゜゛」
く、口で言ってやがるよ、こいつ;;;
・・て、な、何だこの頭に風車なチューリップ男は w(゜_゜;;)w
「おまたせしました!あなた様のオランダ仮面です」
バカだ;バカが来た;運悪く庭掃除しているタイミングでバカが来た;;
「お忘れですか?これ、あなた様が拙者に出されたチューリッピな葉書ですよ」
有り得ない;こんなバカに葉書出したなんて、絶対有り得ない;;
・・ん、これって、待てよちょっと。右手の甲、見せてくれる?右手の甲・・
「あなた様のオランダ仮面です」
やっぱ、小一の登校時に私をかばって北極熊に右手を引っ掛かれた傷跡・・
「あなた様のオランダ仮面です」
マスオ君じゃないの、ちょっとぉ!小一のとき転校しちゃったマスオ君!・・なつかしいわねぇ!
「あなた様のオランダ仮面です」
・・・・・・まあ、なんとかここは一応帰って頂いたけれど・・・・・・
この葉書が再び私の手に戻ってくるなんてこと、思いもしなかった。
ひらがなばかり、ひん曲がった文字の、幼い葉書。
お隣のマスオ君が転校しちゃって一枚のみ事務的に出してくれてやった、あの葉書。
『ますおくぅ〜ん、チューリッピかいてみたの。チューリッピだいすきぃ
おとなになったらいっしょにオランダってとこいこうね!ままにきいたの。
チューリッピいっぱいなんだってさ!ますおくん、むかえにきてねぇ』
「・・・・・・・・・・;;;」
'`,、'`,、'`,、'`,、《数年後》'`,、'`,、'`,、'`,、
今日は我が家に、オランダ仮面がやって来ました記念日です。
今、オランダ仮面は息子と娘と一緒に、庭のチューリッピに水をあげています。
因みに苗字は”フグ田”ではありませんε-(´o`;A
因みにオランダには一度も連れてって貰ってませんヾ(´へ`;)
・・・(o*^<^)o クスッ


第、441話 空を見ていない (2007.12.09)
空があるなんて事さえ忘れていたのかも知れない。
キミが側にいる事さえ気付けなかったのかも知れない。
空をゆっくり見上げてみたい。
キミを大事に見詰めてみたい。
あの空から雨が降り注ぐように・・
キミの瞳から涙が零れ落ちるように・・
それがどこから僕の肩に手を掛けて来るのかなんて、
知る事なんて今まで更々なかった。
空を見ていなかった事に僕は気付きました。
キミがいつも側にいてくれた事に僕は気付きました。
星も見えない雨の夜・・ キミが僕から去ったあの日から・・


第、440話 眠れない夜の、マタタビ講座 (2007.11.30)
そうですか・・? 片想いですか・・?
震えるほどの切ない夜に潰されそうですか・・!?
では、あなたの大好きなひとが今何を求めているのかを探ってはみませんか??
ほら、あなたの大好きなマタ子さんが仲良しタビ子さんと何やら教室で雑談を・・
いえいえ、雑談を甘く見てはいけませんよ! こっそり耳をすませてごらんなさい。。
「ねえ、タビ子ぉ、今度の日曜、ふたりで原宿まで電車乗って出掛けに行かないぃ??
「でもさ、マタ子ぉ、最近の女の子はみんな鷹匠ブームで”マイ鷹”を所有してて、
自慢の”マイ鷹”を必ず手乗りして歩いてるじゃない!”マイ鷹”欲しいわねぇ」
「わたし、こないだお取り寄せしようとしたんだけど、今、半年待ちなんだってぇ」
「”レンタル鷹”じゃ味わいないし、毎回じゃ結構高くつくものねぇ」
「”マイ鷹”売ってる、いい所探してるんだけど・・」
「今時の女子中・高生の必須アイテムだものねぇ・・」
気付きましたか?? 気付きましたね??
では急いで演劇部に行き使える衣装を借りてきましょう。。
頭にサングラス!アロハシャツ姿!ちょいと猫背に・・
「こんにちはぁ、所ジョンジで〜す!”目が濁点”毎週観てねぇ♪。゜゛」
・・・・・・見事な粉砕っぶりでしたね。。
『いい所探してるんだけど・・』
ちょっとした手違いだったですね。。
それより何より大切な箇所はここ!! 最初からここに気付かねばいけませんよ!!
あなたの大好きなひとが今何を求めているのか・・!?
『ねえ、タビ子ぉ、今度の日曜、ふたりで原宿まで・・・・・・』
ここです。。
マタ子さんが今、一番、何を求めているのか!もうお判りですね!
マタ子さんは、タビ子さんを求めています。タビ子さんに夢中です。大好きなんです。
最初から、あなたの出る出番など更々なかったのです。。
撃沈です。。
それでは、今回の講座はここまで!!! さよならさよならさよなら!!!
・・・・・・な、何をするんですか o(#`Д´)θ ☆(#=’3’)ほえぇ・・


第、439話 美しい月 (2007.11.24)
ー掘り出せない タイムカプセル 今何処ー
「ねえ、今日が終わっちゃうわよ!ホントに出て来るのぉ??」
「だよなぁ、散々掘り尽くしたんだから・・ こりゃダメだろうなぁ・・」
「みんなぁ、もう、あきらめないでよ!」
「そうよ、折角8年前の約束通りに奇跡的欠席者なしで集まったんだからさ」
「でも、そろそろ月が出てきたよ」
「・・月、キレイね」
「・・空が、・・まだここはキレイなんだなぁ」
「・・明日はみんな帰らなければいけないのよね、私と先生以外の人」
「ねえ先生、みっけたぁ??」
「いやもうダメだな・・ 借りた小型シャベルカーも返しに行かなきゃいけないし・・」
「残念ねえ、先生、今後発見したら、ちゃんとみんなに送ってよぉ」
「でもホント、月、キレイね」
「でもホント、月、キレイね」
「そうだな、結局タイムカプセルは出て来なかったけど、この月は昔のままだ」
「うん、小学生だった頃、遅くまで校庭で遊んでいて先生に怒られてばかりだったあの頃」
「でもホント、月、キレイだな」
「今日はまた特別にキレイなの。 でも故郷(ここ)に戻ってきたら??」
「今日の、この月に、誘われて・・」
「いいんじゃない??」
「・・俺、実は一つだけタイムカプセルを持参してきたんだ」
「何ぃ? 卒業記念に埋めなかったの??」
「埋めなかった。 ・・渡せなかったし、埋められなかった」
そう言われて私は彼から古く黄ばんだ一通の手紙を渡された。
「俺の、気持ちはこの月のように・・・・・・」
「・・ねえ、ホントに故郷(ここ)へ戻ってきたら??」
「今日のこの月のように美しい、キミに、誘われて・・」
「私のその美しいのって、・・それって、今日だけ(笑)??」
ー掘り出せない タイムカプセル 今何処ー
掘り出せないタイムカプセルは、今、・・ふたりが座っている大きな石の下だったり。


第、438話 キューティ3年クッキング (2007.11.17)
・・あの頃。
中学に入学した直後に惚れた担任のT先生。
あの日から私の人生は大きく軌道修正を余儀なくされた。
人気者教師のオーラ持ち!女子中なだけにライバル多数。
でも占い師は「貴様は其奴と結婚するよ」と太鼓判〜♪。゜゛
掻き集めた聞き耳情報によると・・
(何せ周りが総てライバルなだけに信憑性が有りそうな情報をチョイス)
『奴はど偉くマグロ好き』とか・・
『嫁さんは料理が超得意がいい』とか・・ 時折ほざくらしい。
んが!!!
わたしのママは自慢じゃないけど料理がど下手なのよぉ〜。。
当然、そんなわたしのママは、マグロの解体なんて得意なはずないわ。
だから、その娘がマグロの解体なんて満足に出来るわけ無いじゃん!
・・自力で中学卒業時までマグロの解体ショーが出来るまでに腕上げたわよ。
なのに・・ なのに・・ 奴ったら・・
料理ど下手なK先生と職場結婚してやがったぁ(ノ ̄∇ ̄)ノ*~●*~●*~●
・・あの頃。
高校に入学した直後に惚れた担任のS先生。
あの日から私の人生は大きく軌道修正を余儀なくされた。
人気者教師のオーラ持ち!女子高なだけにライバル多数。
でも占い師は「貴様は其奴と結婚するって」と今度こそ太鼓判〜♪。゜゛
掻き集めた聞き耳情報によると・・
(何せ周りが総てライバルなだけに、以下同文)
『奴はど偉く鯨好き』とか・・
『嫁さんは料理がめちゃ得意がいい』とか・・ 年中ほざくらしい。
んがが!!!
わたしのママは自慢じゃないけど料理がバカ下手なのよぉ〜。。
当然、そんなわたしのママは、鯨の捕獲など儘ならないわ。
だから、その娘が鯨の捕獲なんて機会に巡り会えるわけ無いじゃん!
・・自力で高校卒業時まで鯨の捕獲に何度も同行したわよ。
なのに・・ なのに・・ 奴ったら・・
鯨の捕獲に縁もないN先生と職場結婚してやがったぁ(ノ ̄∇ ̄)ノ*~●*~●*~●
え?今のわたし・・
鯨漁の漁師の美人妻としていい仕事してるわよ、ちょっとぉ♪。゜゛
はぁ?占い師の助言??
何言ってんのよ人生なんてね、形の定まらないボールなの。
どこに転がるかなんてね、本人にも他人にも判りっこない。
占いなんて当たりっこないって!!
わたしは今がとっても幸せよ〜ヾ(*^◇^*)ノ彡☆
差詰め気掛かりなのは明日の天気よ!
なんたってダーリンは漁師だもの。
よしっ、「あ〜した天気にな〜あれ」
投げた鯨が表って事は、明日は晴天って事で  ヽ`┐(¨ ;)
さて、晩飯のおかずに鯨一匹解体しておくか。ε-(´o`;A



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