横浜マタタビバージョンのFUNI WORLD

おバカショート劇場。

FUNI WORLD (8)


第、241話  シンデレラ (2004.02.15)


やっぱり買って来たカボチャは馬車になってくれそうにない。

我が家のハムちゃんもけして白馬になってくれそうにないし。

西洋カボチャなんだけどなぁ・・

いや、日本カボチャ買って来て、おさるのかごやになられても・・

我が家のハムちゃんだって納得しないだろうし。

カボチャには魔法使いのおばあさんは付属されていなかったからなぁ。

さて、今日は勤めている会社の会長のおぼっちゃまの

誕生日祝いの仮装舞踏会と言う名の玉の輿大会が開かれる大切な日。

そろそろ頼んでおいた貸し衣裳が届くはずなんだけれど・・

ピンポ〜ン♪゜゜

わぁ、来たぞ ・・て、あんた、頼んでおいたシンデレラの衣装じゃないじゃんよぉ〜

えぇ、間違えたですってぇえ!! だってこれ、亀の着ぐるみじゃないのよ!!

やだ、もうこんな時間ないじゃないの・・ もうこれでいいわ、亀で。

あとは、この日のために特注した見た目ガラスの靴を履いて・・

い、いけてるんだろうか、わたし σ(゜゜;;)

たしか、弟の部屋に仮面ライ蔵のお面があったわよね。

"仮面ライ蔵"なんだから亀の正義のヒーローなんでしょ!?

よし、とりあえずこれで素顔も隠せるし・・


わぁ、豪邸、広い庭。いっぱい人来てるわね。とくに独身女どもの獲物を狩る目・・

あ、同僚のGカップバストのお色気彩香と・・

彩香に惚れていると言ううわさのエロばか涼介も来てる。 ・・ふんだ。

あれれ、彩香、シンデレラの衣装じゃないの それって・・

「もしもし」「え??」「もしもし、ひょっとしてその衣装・・」

「あ、これ、今日慌てて貸し衣裳屋に行ったら先客がいるなんて言うから

お色気攻撃で無理矢理ぶん取って来たのよ」

や、、やっぱり・・

「あらら、亀よ、 亀がいるわ。みんなぁ、亀よ亀」

「あぁ、本当だ、亀の仮面ライ蔵だ、仮面ライ蔵ってたしかバッタだよな」

なんですって!? 仮面ライ蔵ってバッタ・・〜(。◇°;)〜

じゃあ、亀の私は正義のヒーローじゃなくてただのバカじゃないのよぉ ヾ(>_<。)。o

わぁ、みんな笑ってる・・ 会長も会長のおぼっちゃまも笑ってるぅ!!!

「で、誰なのよあんた」

わぁ、こら彩香よせ、やめろよこれ・・ わぁ、ライ蔵のお面が・・(* ノノ*)

「あ、待てよ、おい」

うるせー、エロ涼介にまでバカにされてたまるかε=ε=(* ノノ*)!!


(〃^∇^)o_彡 そして数時間後 ゞ(^o^ゝ)


ピンポ〜ン♪゜゜

あ、エロ涼介・・

「これ君の靴だろ」

ガ、ガラスの靴・・

「わ、わたしのじゃないわよ、ちょっとぉ・・ わたし、亀じゃないわよ」

「ほら、履いてみな、ぴったしだし」

・・あたりまえじゃないのよ、特注なんだから・・

「やだ、笑いに来たの? 亀にされたのは魔法使いのおばあさんがボケてて・・」

「この靴はガラスの靴のままかい??」

「そ、それも・・ 魔法使いのボケばあさんのせいで・・」

「ぼくがとても君が心配でここに来たのも魔法使いのおばあさんのせいかい??」

・・そうね、魔法じゃない魔法のおかげよ、きっと。

今、涼介の事がこんなに素直に愛しく感じるのも・・

「あ、お茶ぐらい飲んでいきなさいよ。丁度わたしお手製のカボチャの煮物があるんだぁ」


第、240話  凍結 (2004.02.09)


「ねぇ、水紀ぃ、最近彼とうまくないんだって・・ ・・??」

「まぁ、ニンニク生姜醤油を混ぜた液体窒素風呂に

仲良くふたりで浸かってるようなものかな。 あはははははぁ〜。」

「なんか必死そうね・・」

「私も彼もお互い、なんか鈍くなっているの」

「蘇生出来そうにないの?」

「白菜とさつま揚げのさっと液体窒素煮みたいなものかな。あはははははぁ〜。」

「水紀ぃ、支離滅裂になってない・・? 人工呼吸器いる??」

「大丈夫よ、でも私も彼もお互い、ちょっとずるくなっていたの」

「水紀ぃ・・ 私・・」

「こっそり持って行って」

「え、?」

「いいよ、彼だけこっそり、試しにやさしい気持ちから解凍して持って行ってね」

「・・・・・・」

「無敵な愛なんて私は知らないから」

「・・・・・・」

「あきらめもしないけれど、抵抗もしないの」

「やさしい彼の気持ちなら、きっとこんなずるい私なんか否定するよ」

「そしたらしばらく3人で・・ 仲良く液体窒素漬け」

「そうね、きっと冷やされて、いつも冷静に好きでいられる」

「そうよ、きっと冷やされて、ずっと冷静に好きでいられる」


第、239話  いちご味のアイスケーキ (2004.02.01)


こないだのシュークリームうどんは確かに失敗だったわよ。

ハワイアン白和えの時だって・・ 地中海どらやきの時だって・・

結婚前に作ってあげた稲子のシフォンケーキだって・・

でも、今回はいちご味のアイスケーキよ。

・・貴様が美しい新妻の顔を見ていやいやするその理由を述べよ。

やだ、焼きそばアイスケーキは過去の過ちじゃないのよ。

私だって、学習能力ぐらいあるんだから。

ブルガリアしょうゆご飯だって、あれから二度と作ってないでしょ。

そりゃ、買って来てくれたお寿司でパエリア作っちゃった時は悪かったわよ。

謝ったじゃないのよ、あの時は遊びに来てた私のママも一緒に土下座して・・

親子二代の夢のチャレンジだったのよ。

そりゃ、カンガルー等身大もんじゃ焼で驚かせてしまった時だってさ、

オ−ストラリアからお婆ちゃんも来日して一緒に謝ったじゃないのよ、土下座して・・

親子三代の夢のチャレンジだったのよ。

えぇ?、この鯖の事?? 材料よ、もちろん。 いちごと鯖のハーモニー、もちろん。


ほ〜ら、出来たわよ〜、、いちご味のアイスケーキ♪゜゜

今日はあなたの誕生日だもの〜♪゜゜

おぼえてる? 幼稚園の頃、私があなたに

『大きくなったら結婚してあげる』

って、言ったらあなたは・・

『じゃあ、誕生日はいちご味のアイスケーキプリ〜ズ』

って、ゆびきりしたじゃないのよ〜♪゜゜

ん、、約束したじゃないのよぉ(;ー’`ー)ノノ彡 バンバン!!

はい、あ〜んしてん。

あら、感動して痙攣しちゃったりして〜ん☆

毎年、誕生日には必ず作ってあげるからぁん☆

あらま、豪泣きしちゃったりしちゃったりして〜ん☆

はい、もうひとくち、あ〜ん。

あら、鯖の骨、引っ掛かった!?


第、238話  外で遊ぶ光景 (2004.01.25)


コタツムリぃ〜@@

"よっ!どっか行こうよ〜♪゜゜"

・・と、今さっき彼からメール。

"バカか!貴様、どうやって外におこたを持ち出せと言うんじゃ!!"

・・と、メールを返してやった。

まったく、女子中学生の安らかな日曜日を何だと思っているのよ。

30分後、ピンポ〜ン っつ ・・て、来ちまいやんのよ ┐('〜`;)┌

仕方ない、コタツムリから着ぶくれナメクジに変身よ。。トホホ。。

こうして外に出て来たからには、それなりにこの現実を活かさなくてはなるまい。

実験よ!! 題して <どこまでが世間ではバカップルか!!>

まず、彼の手を恋人握りでギュぅっと握り締めてみる→

・・ハクビシンのもう片っ方の手を恋人握りで私が握る。

街行く人々の冷たい視線を浴びる、彼と私とハクビシン。

彼曰く「却下」・・ ならば、ならばよ、、

電車の中で吊革にぶら下がる彼の首に腕を回し甘えてみる→

・・ハクビシンの首に腕を回して甘える私、14歳独身。

電車の中で冷たい視線を浴びる、彼と私とハクビシン。あぁ・・

彼「却下」・・ならば、ならばよ、、

ハクビシンに甘え悶える私の彼、14歳独身。

(-"-;)ヾ(^^*;);;;;;;

ふ〜ん、駅前に新しいゲーセン出来てたんだぁ。

UFOキャッチャーのぬいぐるみ、私お手製のハクビシンちゃんより可愛いのないじゃん。

ん、、これが、彼お奨めのゲーム、、??

500円玉入れて、、スイッチ入れて、おこたに足入れぇの寝そべってぇの、、

コタツムリぃ〜@@ 15分終了〜@@ また500円〜@@ どこがゲームじゃ〜@@

・・バッカじゃないの!私んちでいっしょに仲良くおこた入ってたらよかったじゃないのよ。

なになに (^_^)3 「おまえんちの家族は今日なにしてる??」って、、

ええっとですね、金曜の夜から私とハクビシンちゃんを家に捨てて遊牧民・・、、あ;;

さてと、、あと500円追加っと、、;;

中坊には痛い額だわよ、ちょっとぉ、、この商売上手ぅ!!!

でも、無責任なパパもママすらもいない我が家で、獣と言う名の彼からの危険に

私の大事なハクビシンちゃんを見す見す晒す訳にはいかないんだもの・・ (*゜o゜*)ポッ


第、237話  ふたりあやとり (2004.01.19)


小学高学年の時のクラス替えで、奴とは隣の教室に隔離された。

隔離される前に奴の担任の先生が産休で、しばらく奴のクラスは各クラスに分散され、

奴のクラスから私のクラスに奴と数人の生徒が散らされて来ていた。

その頃女子は空前の編み物ブームで器用な子はマフラーぐらいアッサリ編み上げた。

私は、・・編み棒が刺さったままの編みかけのマフラーがいつも机の中に・・

低学年から仲良しだった奴なのに、うちのクラスの女の子にマフラーをもらうと、

産休先生がカムバックして正規のクラスに別れてからも奴はその女の子に夢中だった。

その女の子は、散らされて来ていた男の子みんなにプレゼントしていただけなのに・・

それぞれ違う柄をもらっていたせいか、鈍い奴だけその事に気付いてはいなかった。

不器用な私が奴に作ってあげられたのは、鎖編みにしたあやとりがひとつ。

ある日、相も変わらず廊下に立たされていた奴は、こっそりうちのクラスを覗きに来た。

マフラーの女の子目当てだったのだろうけれど、彼女はその日、風邪で休みだった。

しゃがみ込んでキョロキョロ捜していた奴は廊下の窓際の席にいた私と目が合った。

私は、先生の目を盗み、ポケットからあやとりを出した。

『吊り橋』

奴もポケットからあやとりを出した。

『網』

『川』『船』『ハクビシン』『白色レグホン』『焼却牛肉』『うまのめ』『カエル』

ガラス窓を挟んでの、ふたりあやとり。

そして、私は廊下に立たされ、奴は奴のクラスまで連行された。


結婚間近、私は片付けていた自分の部屋からその頃の日記を見つけて読み耽っていた。


会場には集まった親族軍団と嬉しそうな私のお母さん。

そして、結婚式の定番ソング"カメムシ殺しのサンバ"を合唱する女子高時代の悪友達。

手拍子に夢中のお客さん。

・・そして、

テーブルの下でこっそりと私は新郎の足をつついた。

『吊り橋』

奴は私の手からあやとりを受け取り、

『網』

『川』『船』『ハクビシン』『白色レグホン』『焼却牛肉』『うまのめ』『カエル』

「ふたりで廊下に立たされようか??」

私と奴は、キョトンとした目のお客さんをよそにゲラゲラ笑った。

そして、会場には涙目の私のお父さん。


青空の下、あやとりで束ねられたブーケが空を舞った。


第、236話  ふわふわしている (2004.01.11)


ふわふわしてると言えば羊の襟巻、まるごと一匹。

巻けねーよ〜 (°o゜)\バキッ

外は雪。

買ったばかりのお布団でも体に巻いて外に出たいくらいに寒い。

かじかむ・・ かじかむ・・ かじかむ・・

と、言いたいんだけれど、体全体が、ふわふわあたたか。

ちょっと不思議なほどに。デートだから?? (*゜o゜*)ポッ

やれやれ、わたしときたら、、我ながら、、

北国の寒さでも打ち勝つ、この単純御機嫌極楽女の浮かれ気分よ〜!!

でね!、煮込んださつまいもを腰から沢山ぶら下げて外出したんだけれど、

約束の場所に到着する頃には干し芋になっているはずなの。

仲良くふたりでたべるんだ〜、、きゃは〜♪゜゜

あぁ、吹雪の中でもこんなにおだやか。 ・・ん、、なぜに今、吹雪〜??

天候悪化荒れまくりだぁ!? 奴来るのか、おいおいヾ(・・;) 早速メール→返信

"デート中止だろぉ!!ふつう・・ おいおい" w(゜o゜)w

なんてことよ、、冷たい奴だ、、ぶるぶるぶる {{{{(+_+)}}}}

なんか、寒くない?? 干し芋でも喰うか・・ あ、干し芋落とした ⌒@

かじかむ・・ かじかむ・・ ねむねむ・・

あの、ふわふわタイムはどこ行ったんだ。

クール星人でも出て来そうな気配・・

「地球人なんて、我々から見れば昆虫のようなものだ」

え、、なに、、だれ、、 ???

「おれだよ」

「きゃ、迎えに来てくれたの〜゜゜マイ・除雪車で〜゜゜」

「心配するじゃないか、こんな日に外に出て」

「だって、デートの約束したじゃない (ノ_・、) 逢いたかったんだもん」

「ほら、寒いから首にこれ巻きな」

「あ、羊の襟巻、まるごと一匹。きゃは」

とっても寒かったんだ。 なんて言いたいとこだったけれど・・

体全体は、しあわせ空気たっぶりで、ふっくらしているんだよね〜。

この単純御機嫌極楽女の浮かれ気分よ〜!!

「あ、干し芋たべるぅ??」

・・はっ、今のは幻覚だったのね・・(。>_<) 〃

かじかむ・・ かじかむ・・ かじかむ・・

「よ、心配したじゃないか」

「来てくれたのねぇ、ふわふわぽかぽか」

はっ、今のも幻覚・・o(・_・ ・_・;)o

かじかむ・・ かじかむ・・ かじかむ・・

「来たぞ」ふわふわ〜。

幻覚・・o(><;)(;><)o かじかむ・・

て、ひとの不幸で遊ぶなよ!!雪神 !!

・・って、わたし、今、ひょっとして凍死してないか、おいおい (||||▽ ̄)

そう言えば、なんだかふわふわ〜〜〜^(・0・)^

教訓 ヾ(゜・゜)ノ ☆デートのウキウキ気分の前に是非一度ゆっくり深呼吸!!

−翌朝のニュース−

""救助犬が雪の中から干し芋を掘り出し、行方不明だった女性が奇跡的に救出されました""


第、235話  お正月特別企画 "ふにふに蛸さん日記" 別冊 (2004.01.02)


<<<2004年大予言・蛸さん爆発的流行の兆し!>>>


とある学園では ヾ(゜◎゜)ノ

本鈴

「コラ!また遅刻して来たのか!!バケツに蛸を入れて廊下に立ってなさい」

1限め・国語

塗り立てのコンクリートに点々と乾き始める蛸の足跡

2限め・数学

円周率は3.1415蛸蛸蛸蛸...

3限め・化学

「電磁石が重力と等しい力を発生したならば、蛸は空中に浮上するはずである」

4限め・歴史

聖徳太子は一度に10人と蛸さんの話を正しく聞き分ける事が出来ました。

昼食

ギョェエエエエエ 〜(;。◎°||||)〜

5限め・英語

次の文を英文にしなさい。

『ハ〜イ、ジェームズ、おはよう!』 『やぁ、蛸さん、おはよう!』

6限め・音楽

シュビドゥビドゥビドゥビ蛸ドゥワァー パパヤ〜ヽ(^◎^)丿♪゜゜

終鈴

「あ、先輩、待ってたんです。これを受け取って下さい」

「これは、君が大切にしている蛸だろ??いいのかい」

「いいんです。その代わりに学園にその蛸を必ず連れて来て下さいね」

「連れて来ればいいのかい」

「ええ、そしたら私は先輩の教室へ大切にしていた蛸に逢いに行けるから・・」

「ああ、きっとこの蛸は休憩時間の度に君が来るのを首を長くして待っているはずさ」

部活

走れ、蛸さん。 風のように〜

帰宅

「蛸さんはもうあんな店で網タイツ履いて踊らなくていいの。踊らなくていいのよ・・

パパの借金返済のために・・ もうやめて・・ お願い・・」


第、234話  ゆらめき (2003.12.28)


"レンジで2分、すぐ理想の彼氏とデートした気分"

試してみるか。 でも、なぁ・・

サップとか曙とかデートした気分で出て来たらどうするのよ、って。

自分の心の奥底に潜む魔物に、理想・願望をねじ曲げられるのお断り。

いや〜ん、スマートなイケメンキャラが好きなのよ、私。

たとえば・・

いやいや、こればかりはレンジでチンしてみなければ、ハハハ、はぁ。

カピバラとか出て来たら・・ って、動物かよ Y(>_<、)Y

こ、こればかりはレンジでチンしてみなければ、ハハハ、はぁ。

山に捨てられている大型テレビなんて・・ 私に片付けろってのかい、あんた!!

こればかりはレンジでチンしてみなければ、ハハハ、はぁ。

不飽和脂肪酸とか・・ 血液サラサラにしてぇえ〜♪゜゜

ゲルマニウム温浴・・ 肩や首のこりに効くんだなぁ、これが_(^^;)ゞ

開かずの踏み切り・・ だらにすけ・・ 観葉植物図鑑・・

たとえば・・

旅のスケジュール帳・・ ん、、??

今年の夏の想い出じゃん (」゜ロ゜;)」

辛いこと思い出しちまったじゃないのよ〜!!

さて、チンしてみるか。

(((((( チ〜〜〜ン ))))))

レンジに向かう途中、旅のスケジュール帳に挟まれていた写真が数枚ひらひらと・・

振り返ると、絨毯に二人の写真が数枚・・ しゃあない、拾うか・・


レンジには何も入ってなんていない。

最初から何も入れてなんていない。

"レンジで2分、すぐ理想の彼氏とデートした気分"

そんなもの、買った覚えなんてない。

今年、あとわずかで終わっちゃうんだね。

お正月休みの旅の予約、まだ私、キャンセルなんてしてなかったよ。

たぶん、泣くと思うんだ・・ あと3秒後ぐらい・・

2秒・・ 1秒・・

<<<<<< ゴ〜〜〜ン >>>>>>

あら、カピバラが除夜の鐘を撞いているわ。


第、233話  初雪だよ (2003.12.21)


初雪が降ったときたら私は何をするか。

決まってるじゃない!

夜になったらこっそりと雪だるまを作るの〜♪゜゜

巨大な雪だるまだよ〜

あと、頭の中に操縦席を作って、、動けぇええ、、・・って。

のっしのっしと動く訳よ、これが ((゜゜ ))、、、、、、

相変わらず空からは雪が降ってるの。

見上げていると空の向うに雪の国が見えて来るの。

この雪だるまの大切な彼氏が、その世界にいるんだ。

よし、雪だるまの彼氏もココに降り立てよ。

ε-(´o`;A ふぅ、、2体も作るとさすがにしんどい〜@@ ・・なんて。

もう1体は、誰が動かすんだ・・

ん、、おんぶするか、、

そして、世界初のおんぶ雪だるまは夜の街を彷徨うのよ。

のっしのっしと歩く訳よ、これが ((゜゜ )゜゜ ))、、、、、、

あ・・ 雪がやんだ ・・りして

いやっ!! このまま朝にならないで!!ふたりを溶かしちゃダメ!!

去年壊れた恋のように・・ 私の心の中の願いが消されたように・・

そうか、去年のふたりは雪だったんだね。

とても毎日冷たかったもん。

私の我が侭がそうしちゃったんだね。

自分でわかってた事なのに、自分ではコントロール出来なくなってた。

だから、慌てて突然泣きながら無理やり暖め始めたけれど、 ・・溶けちゃった。

私は手袋をした手で転がしていた雪の玉を胸に持ち上げギュっと抱き締めたら、

雪だるまの精霊は地へ降りる事もなく空の向うの国へ無事帰って行ったんだ。

あの世界のふたりは溶かしちゃったりしたらダメなんだよ。

もう、私の我が侭なんかのために・・

私の胸から崩れ落ちた空っぽの雪の上に、空から雪が降り積もる。

去年、初雪が降り出したあの日の夜、

彼の背中を涙目で追い掛けた私の魂に降り積もっていた雪のように・・


第、232話  きっかけはコンビニ・フジ (2003.12.14)


ねえ、好きなひとがコンビニのレジでもやっててくれたらいいと思わない??

話し掛ける切っ掛けが夢のようにあふれているわよねぇ。

それに引き換え、わたしの愛するひとと言えば・・

今更、歌の世界でこのシチュエーションをどっかの引き出しから引っ張り出したりしたら、

満遍なくカビが生えていそうな、"電車で見掛ける美男子高校生"と言うパターン・・

何にしろ、さすがに突然電車の中で、、

『今さっき買った弁当、賞味切れてんじゃん、このボケ!』

・・なんて、言う訳にはいかないし・・

『今日発売の雑誌なのに、なんで先週のが並んでいるのよ、このスカトロどっこい!』

・・な〜んて、言う訳にはいかないし・・

電車ではなかなか話し掛ける切っ掛け、ないわよねぇ〜、、

だからと言って、このままでは埒が開かないので、徹夜して考えてみたこの作戦。

電車のカレの耳元付近で微量に小声で、、

『わたしの住んでる富士町のコンビニ・フジではたらけ〜』

と、繰返すこと二ヶ月あまり。

おぉおおお、はたらいてんじゃん!!今月からの土曜の深夜〜♪゜゜

これなら、チャンスは無限に転がっているわ (*o^O^o*)

たとえば、、

『コラ〜、客が入ってきたのに店の奥に引っ込んだままとは何事じゃこのクソガキいい!』

とか、、

『こんな煮詰まったおでんが喰えるかぁ、わしのディナ〜を何だと思っとるんじゃ!』

とか、、

・・小声で失礼してます。。レポーター突撃取材の時間で御座います。。

只今、深夜三時をたっぷり回った所です。。

コンビニではオーナーが今さっきおやすみになったと言う事で、

二枚目バイトあんちゃんがひとりではたらいています。。

よし、チャンスだぁ行けぇええ!!!

「あ、、あの〜ぉ、で、、電車でよく・・ え、わたしの乗る隣の駅から、あはは〜」

・・・・・・電車で声掛けてもよかったんじゃん?? ┐('〜`;)┌

「じゃぁ、その煮詰まった廃棄寸前おでんなんか買って帰ろうかしら。おほほ(o⌒.⌒o)」

ん、、おでんの中に茶柱が立ってる。 いい予感〜♪゜゜ ・・ご、、ゴミ??

「お、、おほほほ(・・;ノ^’ぽいっ!それでは失礼ぃ〜」

『毎度ありがとうございました』だってさ。 お客はとっとと帰るわさ。 はぁ〜。

「きゃぁぁ、コンビニの前でカップラーメン喰ってた野郎どもにからまれたぁあ〜」

・・なによ、、客いなくなって奥引っ込んじゃったのぉ〜。。

仕方ない。 自力で、、バキッ( ̄ヘ ̄)θ★°ο°)))★°ο°)))★°ο°)))

平成生れの女の子をなめんなよ ε-(´o`;A

治安の悪いこの時代をどっこい生き抜いて来てるんじゃ!!さて、帰ろう〜♪゜゜

・・れ、、レジにいやがる。 み、、見てたか〜?? 顔引き攣ってるし...(゜_゜i)

終わっちまった・・(olll_ _)o〜†恋


第、231話  真っ正面にドキュメントなんて (2003.12.08)


女が休日、ジャージ上下で近所ぶらついているだけなんて・・

いいのかよ!!こんなわたし σ(・_・)

こんな時にかぎって、大好きな先輩が向こうの道から出会い頭に、、な〜んて、、ね!

・・って、出たぁあ!!!

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・;;」

はぁ、、はぁ、、何とか気付かれなかったぞぉ。

たまたま、プロック塀柄の大きな布を持っていてよかったヾ(;´▽`A``

こんちくしょーめ 〜・・

たまに出会った惚れてる男に満足に顔合わせられない、こんなわたし σ(・o・;)

こんな時にかぎって、大好きな先生が向こうの道から出会い頭に、、出たぁあ!!!

(ノ;´ー`)ノ*~●*~●*~●33oO○oO○oO○

はぁ、、はぁ、、何とかたまたま持ってた煙玉を使って逃げられたぞぉ。

こんちくしょーめ 〜・・

こんな時にかぎって、大好きな本命、、出たぁあ!!!

五行遁術、土行ぉ、アスファルトを、^^^ミミ(。。ヾミミ^^^ がりがりがり〜@@

無理ぃいい。

「こ、、こんにちは・・ あはははは・・ はぁ」

..・ヾ(。><)シ ..・ヾ(。><)シ ..・ヾ(。><)シ

わ、、笑われた・・( ̄~ ̄;)

そりゃどの世界見渡したって、たまたま出会ったクラスメートの女がジャージ上下で休日、

アスファルトに手で穴彫って隠れようとしている姿なんて見掛ける事ないだろうからなぁ。

明日、どんな顔して学校行けばいいんだよぉ (ノ_<。)。oO

何はともあれ、うちに帰るか。

女が休日、ジャージ上下で泣きながら我が家へ・・

出たぁあ!!!

大好きな先輩と大好きな先生と大好きな本命がご丁寧に三人揃って向うからぁ!!!

忍法、木の葉隠れぇええええええ!!!!!!!!!!!!

近所のおばさん、木の葉をきちんと掃いちゃってたのねぇええええええ〜(* ノノ*)

今度からドレス着飾ってご近所歩いてやるぅううε=ε=εε=ε=ε=ヾ(||||▽ ̄)シ


第、230話  キュンとくるし、釘付け!! (2003.11.30)


む、夢中なのよって、ちょっとぉ!!

バイトの帰り際、近道で横切る公園にいる野良の仔猫。

"からあげ"って言うの・・ って、わたしじゃないよ、名前付けたの。

なんかさ、わたしがちょうどバイト終わる時間とかぶってちょっと早く現れているの。

"からあげ"を抱き上げてる、こいつ・・

・・が仔猫を"からあげ"って呼んでいるのよ、ちょっとぉ。

大きくなったところを喰うつもりじゃあるまいな、こいつ・・

おかげでわたしはいつも"からあげ"をダッコ出来ないじゃんか、よぉ!!

ちょっと遠くから、コソコソ覗き込むだけなんてさ・・

バカぁあああ!!!

何してる奴なんだろうね?? ・・こいつ??

この近くでやっぱりバイトでもしてるのかな。

"からあげ"飼いたいのだろうけれど、飼えないんだろうなぁ、わたしといっしょで。

もう二週間ぐらいになるんだけど・・

必ずこいつが"からあげ"独占してるんだよな。

この時間帯に限ってだろうけど。

夜なんかも心配してこっそり現れているのかなぁ。

「ちょっと、"からあげ"」

小声で呼び掛けたり・・ してみたり、して、、

「"からあげさん"」

あぁ!こっちをちらっと見たぁ!!逃げろ逃げろε=ε=┏( ・O・;)┛

何だか、最近、夢中なの。

バイトの帰り際、近道で横切る公園にいる野良の仔猫を抱いたひと。

"からあげさん"・・ って呼んでいるの。 だって、名前知らないから・・


第、229話  うらやましいな。 (2003.11.23)


半年前に彼が転校して来て以来、私がずっと密かに夢見ていたことを、

何と最近、親友まなみが、その役に見事抜擢されたようです。

まなみのこの所の幸せ話を、斜め上45度の空をぼんやりと霞ませながら・・

うらやましいな。

星占いによると、彼はマイセンクリスタル座← まなみは蜜豆座← 最悪の相性 (*^o゜;)v

私は白玉座← ・・こりゃまた彼とは最悪の相性(§⊥§)m

蜜豆座← 白玉座← (*^-)_{[仲良し]}...

道理でまなみとは幼稚園の頃から延々と親友を勤めさせて戴いている訳だ。

でも、すでに学校友人関係者一同に間柄を認知され始めている昨今、

市民権を獲得したかの彼とまなみが校庭の片隅でふたり、

星座の決めた運命を木っ端微塵にしている姿を私は1階の教室の席から度々目撃してしまう。

うらやましいな。

号泣って、どうすれば出来るんだろう・・

まなみの笑顔見ていると、号泣禁止条令が可決されてしまったかのよう。

それにしても、何だかまなみとの無駄話すらする回数が激減しつつある日々・・

それに気付くと、その事にちょっぴり涙が零れそうになった。

私はまなみにヤキモチを焼いているの?

うらやましい気持ちは、どっちなんだろう。

「ねえ、まなみ、私、しばらくはまだ、あなたの彼をこのまま好きでいていい?」

私は、彼を見上げるまなみの太陽のような横顔に向かってこっそりつぶやいてみた。


第、228話  今日の休み 明日のデート (2003.11.16)


初めて彼と約束した明日のデート。

朝から洗濯をしたり・・ 朝から掃除をしたり・・

気が付けば、部屋の模様替えまで始めていた私・・

胸一杯に "逢いたい" 気持ちが我が侭に充満してしまっている。

今日の24時間を弄びながら、明日の24時間に手を延ばしている。

「彼を2日間、束縛出来ればよかった」

開け放した窓から、よく晴れた空を眺めて呟いた。

ふたりのスタートは、あの太陽の向こう側。

ちょっびり零れ落ちた涙が、幸せの証であってほしい。

長いカウントダウンに耳をすませて、精一杯を胸に包む。

初めて彼と約束した明日のデート。

ふたりの未来は、あの太陽の向こう側。

魔法なんていらないから "ありがとう" を、いつも、心のどこかに納めていたい。


第、227話  頑張りが足らない (2003.11.09)


『逢いたい』って久々に言われたから喜んで出掛けて来たのに・・

焼きそばUFOのお湯捨てる寸前に慌てて家を出て来たのに・・

別れの挨拶だなんて・・

たしかに小柄な宇宙人似よ、私は・・

でも、あれほど私に『愛してる』って囁いたくせして・・

今更、『気象観測気球が落ちただけだ』と言われても・・

ニューメキシコ州で恋に落ちていままで・・

16ポンドのハンマーで叩いても壊れないほどの強度を持つ愛情じゃなかったの??

ねぇ、マーセルったら・・

・・って、何か混ざってないか、おいおいヾ(°-°;)

す、すこし冷静にならなくては・・

「ねぇ、ねぇ、ふたり、このままじゃ、頑張りが足らなくない??」


どうやって家まで帰って来たのか記憶がない・・

どうやって別れを受け入れて来たのか記憶にない・・

電車の中で、私、ずっと泣いてたんだと思う・・

家の庭先から赤い光の物体の中に連れ去られて気が付くと・・

・・って、やっぱり何か混ざってないか、おいおいヾ(°o°;)

す、すこし冷静にならなくては・・

さてと、ふやけた焼きそばUFOても焼け食いするかなぁ!!くそぉ〜!!


第、226話  ドキドキ紗恵子ちゃん (2003.11.02)


最近、街を歩けば、知らず知らずに昭和一桁生まれに囲まれている。

無料体験キャンペーンで行ってみたエステの従業員が、みな昭和一桁生まれ。

レストランの誕生日サービスでハッピバースデーを合唱してくれたのが昭和一桁生まれ。

↑しかも、ラテンのリズムで・・ヾ(;´▽`A``

こ、これは、太陽の一部が爆発したことによる強い電磁波の影響なのかも知れない・・

出来ることなら強い電磁波の影響でステキな彼氏が突然出現して大当たりぃ〜♪゜゜

なぁ〜んて、、

ん、当たりがあれば、ハズレも・・

そんな訳で、普段、神頼みなどしないくせして、お守り買ってみました。

それでも不安なので、御百度参りなど・・

そして巣鴨の刺抜き地蔵にも拝みに行って参りました。(-人-)

・・なんか老人化してないか!? うら若きはず女子大生、紗恵子。

風邪気味なんで、生姜汁・・

肩凝りひどくて、ニンニク味噌灸・・

・・こりゃまたなんか老人化してないか!? うら若きはず女子大生、紗恵子。

もしかして、平成生まれの時代ってこと、これって・・(ノ_・、)

そんな訳で、街行くお爺ちゃんに緊急インタビュー!!

「ちょいと、そこのお爺ちゃん、今一番かわいい女の子は〜??」

「六つになる孫じゃ」

やっぱりぃい〜!!!!!!

昭和生まれの紗恵子には、彼氏が出来なかった訳だ。

こうなったら、ロープ最上段からのスワンダイブ式彼氏獲得作戦しかないわ。

ランドセル背負った通学途中の可愛い紗恵子を誰か、かっさらってみなさいよ、ほら〜!!

・・切りつけられたわよ、バカぁ(olll_ _)o〜†

ねぇ、ちょっとぉ、ドキドキらぶらぶ募集中なんだけどぉ、、そこのあんたぁ。

お茶飲み友だち、カモ〜ン 〜θ(^0^ )♪゜゜

そ、そうだ!派遣センターにでも登録して、バイト見つけて恋人探しなぁ〜んて、、

きゃははははははは〜♪゜゜こりゃまた、こりゃまた、〜♪゜゜

・・老人ホームに採用決定だとさ。 太陽のバカぁ (~ヘ~;)


第、225話  別れの歌 (2003.10.27)


今日、病院に行って来たさ。

エリザベスカラー、付けられたさ。

縫われるほど、傷口開いてたなんて、思わなかったさ。

こんな姿で街、歩けないから、しばらく家に閉じこもりだよ・・

「最近、由紀の作る歌は別れの歌は無くて、ハッピーエンドな歌、ばかりだよね」

美香にも仁美にも、最近よく言われてた事だけど・・

彼、出来てたってこと、隠してたつもりだったし・・

バレバレだったし・・

お待たせしました!!ぐっと傷口、エグれるような歌、出来そうです〜♪゜゜

いや・・、、医者には、、

『今はまだ、別れの歌なんて作ってはいけない時だよ』って、、

実は言われているんだけれど・・

エリザベスカラー付けた女が、ふつう、家に閉じこもっていたらさ、、

ハワイアン・ダンスは踊らんだろうし・・

頭に手拭い巻いて、三味線掻き鳴らさないだろうし・・

徹夜でトーテムポールを彫ろうなんて気はさらさらないだろうし・・

そんなこと・・ 抜糸してからの女がすればいいことだし・・

そうだ!こんな時、透明人間になれれば楽なんだろうけれどな〜。

こんな姿でも気晴らしに街、歩けるし・・

他人から見れば、街、歩いているのはエリザベスカラーだし・・

エリザベスカラーは恥をかいても、私は恥をかかなくていいし・・

でも、現カノと歩く元カレの後ろをエリザベスカラーは黙々と歩いてしまうのかな・・

傷口、エグれながら作った別れの歌を口遊みながら・・

きっと、こっそりとご迷惑をお掛けします。エリザベスカラーが・・ヾ(=´・エ・`;=)

ふむ・・、、 やっぱ、おとなしく今宵は、トーテムポールでも彫るかな、自分・・。


第、224話  香水 (2003.10.19)


電車の中で、私の彼、"ハル"と同じ香水の匂いが薄ら付いた服を着た女、発見!!

ん、、デート帰りか・・??

まぁ、逢ってた男が"ハル"だったりってことは、・・ほぼ、ないだろうけれど (-。-;)

何やら、ポータブルプレーヤーの類いを耳からシャカシャカ〜♪゜゜

ん、、"ハル"が最近はまっている曲・・@@

ヽ(´)ノ〜♪黄昏のぉノーパン寿司職人80過ぎたジジイぃ〜8(^∇^=8)(8=^∇^)8

まぁ、ヒットしている曲だし、、ありふれた香水だし、、私と同じ色の口紅・・

ん、、こないだ"ハル"に、おねだりして買って貰っちゃった秋色口紅・・

疑惑・・(-"-;)

・・まぁ、只今CMで宣伝している、ありふれた口紅だし〜ヾ(;´▽`A``

なんかさ、"ハル"のお気に入りのセクシーアイドル似なんだよね、こりゃまた・・

なんで、"ハル"って私と付き合ってんだろう・・

"ハル"の好みと掛け離れてない?? 私ってば・・

あ、女が降りた。

・・って、あんた!! "ハル"の住むアパートのある町の最寄り駅(@o@;)

やだやだ、、私も降りちゃったじゃないの! 今日、真っ直ぐ帰るはずだったのに・・

"ハル"んちへ行くとしたら、南口から出て・・ 出たじゃん〜@@

"ハル"んちへ行くとしたら、吉田屋の豚丼の横の道を・・ 歩いてんじゃん〜@@

"ハル"んちへ行くとしたら、コンビニの角を・・ 曲がったじゃん〜@@

もう、いい!! このままUターンして帰ろう、自分・・ ヾ(。><)シ

何やってんのよ、、自分ったら・・ バカっ ヾ(>_<。)。oO

やだぁ {{o(>_<)o}} "ハル"の住むアパートの前を、スタコラ通り過ぎて・・

・・スタコラ通り過ぎて v(^o^")v

更に歩いて帰った家から「御帰り」「ただいま、あ・な・た」

ぎゃはははははははははははは (o_ _)ノ彡☆バンバン ・・ん、、

・・"ハル"、この女と不倫してたりして〜ヾ(;||`□´||A``

とぼとぼ、、とぼとぼ、、

"ハル"の住むアパートの部屋のドアの前・・

ピンポ〜ン♪゜゜

「よ、来たんか」(・・)ノ o(~▽~*o)==33「ハルぅ〜♪゜゜」

考えてみたら、今まで"ハル"と逢ってたのでは?? で、始まって、

これから"ハル"に逢いに行くのでは?? なんて・・

私ったら、妄想もいいとこじゃん (°o゜;)\バキッ

ん、、あの女、男の香水が漂ってたってことは、だ。 不倫してたりして(^m^)

知らぬは夫ばかりなり。ってね ( ̄m ̄*)プッ

あれ、、壁に掛けてある"ハル"の服から、あの女の元々の香水の匂い・・

いやぁああああああああああ ・°°・(>_<)・°°・。

「おい、今週、誕生日だろ!ちょっと早いけどプレゼント」

「あ、・・この香水、、高いんだよ、これ・・」

「まぁバイトの金、入ったばっかだし。店のねえちゃんに奨められるまま・・

試しに手首に付けようとしたら服に引っ掛かっちまってな・・

帰りなんか恥ずかしいったら、女の香水だしな・・」

「・・・・・・ε-(´o`;A なんのこっちゃ」

数日後、その香水が包んであった紙に明記してあった店をちゃっかり覗いたら、あれ、、

店のねえちゃんって、・・あの女。ふ〜ん、偶然だも〜ん 柱|-°;)

ジダバタo(><;)(;><)oジダバタ

なんとかしてぇ〜、、こんな私の性格 (* ノノ*)


第、223話  女捨てちゃぁダメ (2003.10.12)


「ねぇ新人、この店、最近出来たみたいなんだけれど入らない」

「はい」

「ちょっと店員さん、チョコパフェくれる」

「いつもの」

「え、すでに常連・・」

「はい」

「新人、寝る前にちゃんと栄養クリーム塗ってから寝てる??」

「ええ、ちゃんとタイガーバーム塗って寝ているわ」

「ねぇ、家でお菓子とか作るぅ??」

「最近、チンゲン菜とか大根とか作っているの。家庭菜園 (o⌒.⌒o)」

「いやぁ〜、こんなの、20代のOLの会話じゃないわぁ!!!」

「先輩ったら、そんなすごい顔してたら顔が亀裂するわよ」

「新人は手入れも何もしなくても、その美貌だからいいわよねぇ」

「でも、肩は凝るの・・」

「おっぱい、デカいからでしょ」

「先輩も、ほら、帽子を取ったらこんなにツムジがデカい〜♪゜゜

ほぼ、頭の50%でびっくり珍奇録〜ヽ(^。^)丿」

「・・なんで、女をがんばってる私より、女捨ててる新人がそんなに美しいのよぉ」

「やだ、私、女、捨てたりなんてしてないもん」

「私は猫ちゃん飼ってる先輩ちゃん」

「ザリガ二飼ってる新人ちゃん σ(ёё)」

「チョコパフェ食べてる先輩ちゃん」

「ザリガ二食べてる新人ちゃん (*^ー゜)v」

「何でこの店、ザリガ二がメニューにあるのよ」

「いらっしゃいませ、この子の母です m(ёoё)m」

「うちなの」

「お、お母さんが、こりゃまた美人・・ で、もって、親子揃ってザリガ二の着ぐるみ・・」

「そうそう先輩、三十路前で、そのフリルのスカートはどうかと・・」

「う、うるさい ザリガ二娘 (-"-;)」


第、222話  人間ロボット (2003.10.06)


もし、私がロボットだったら・・

○→この失恋の痛みから即開放スペシャルでイェイ!

×→アップルパイが二度と食べられなく・・

ふむ・・

もし、私がこのまま人間していたら・・

○→アップルパイ食べ放題どころか、クリームあんみつ大盛りでイェイ!

×→心が張り裂けて、食欲もなくなりアップルパイが二度と食べられなく・・

ダメじゃん。

神様、どうか今すぐ、こんな私をロボットに・・ まてよ、、

こんな不幸真っ最中な私←担当の神様のことだ。

キュートな女の子ロボットなんて、考えられない。

いや、外見が生き物どころか、恐らく産業用ロボットかなんかに・・

,,,,,,(((( ̄・ ̄ノ)ノいや!!

"両方のいいとこ取り"って、どうよ。

アップルパイを貪り食べる産業用ロボット・・

,,,,,,(((( ̄~ ̄;ノ)ノいや!!

ちがうわよ、アップルパイ大好きな美少女ロボット、イェイ!

すると、ある日、そんな美少女ロボットの前にステキな美男子ロボちゃんが現れて・・

美少女ロボットは一目で恋に落ちましたとさ。

けれど、恋に効かない担当神様が美少女ロボットの想いをぐぢゃぐぢゃにしてさ・・

ダメじゃん。

おい、ダメ神様、よ〜く聞けよぉ。

ロボットになったって、私、絶対、ずぅ〜と、彼のこと好きなんだもん!!

えぇ、(^_^)3 二度と彼が私を振ることが出来ないように、彼を産業用ロボットに・・

,,,,,,((((。◇°;ノ)ノいや!!


第、221話  白目むきそう (2003.09.28)


いやぁん、もう、大好きすぎるんじゃない!!

ドキドキしすぎるってば、あたし。

こんなんで、どうやって告白しろって言うのよ、もう。

あぁ、恋に恋焦がれてドゥビドゥワァー パパヤ〜だわ、もう。

でも、星占いでは、今週こそベストなのよねぇ・・

来週以後に告白じゃ、取り返しつかないんだってさぁ。

そうだ!井戸端会議のおばちゃんパワーだ。

あのパワーを今のあたしの弱い精神構造に移植するのだぁ!!

よし、早速、シュミレーションだ。

まず、愛しのHoneyがあたしに呼び出され、『なんじゃろな?』と待っている。

そこへあたしが、『こりゃまた、こりゃまた、ガハハハハ!!』と現れる。

愛しのHoneyの背中をバンバン叩きながら、『まいったまいった、とっても好きじゃぁ』

完璧じゃないのょ、もしかしてぇ☆ ねぇ。


そして本番の日じゃぁ〜♪゜゜


「やぁ、用って、何?」

「あ、あのぉ、ドキドキ そのぉ、ドキドキ」

「え、何かな?」

「と・・ と・・ 共に白髪がギャランドゥって、あんたヾ(;´▽`A`` 」


なんで、おばちゃん通り過ぎて、シルバーパワーしちゃったのよ、あたしってば(=-"-;)

星占いめ、"今週こそベスト"とか言っておいて完璧に取り返しつかないじゃないのよ。

やっぱりヘアーサロンでタダ読みした雑誌の星占いじゃ、ダメってことか。

・・って、再びヘアーサロンに訪れたら、

・・この雑誌、去年のじゃないのよ、って、あんた o(゜▽゜@;;)o


第、220話  ワープ (2003.09.21)


「あっ、確かに彼が今呼んでいるわ」

・・と、言って、突然ワープして消えてみたり。

「きゃ、今すぐ彼に逢いたいんだってば」

・・と、言って、時空の歪みに吸い込まれてみたり。

「うわぁ〜い、おいしくクッキー焼けたぞ」

せめて遠くの彼の口の中に放り込んでみたり。

出来ないかな〜、、喧嘩中だよ〜、、ぐすん (・_・、)

電車で一駅の距離に、マイ・ダーリンがいる。

お互いに逢いたい気持ちじゃないと、ワープなんで、出来っこないよ!

彼と私の恋、頑張れ頑張れ。

駅まての道を15分。電車を待って7〜8分。隣の駅まで5分たらず。

こんなに近い距離なのに、冷め切った遠距離恋愛じゃあるまいし。

隣の駅に着いたら、彼がいた。

「あれ。今、おまえんとこ、行こうとしてたんだぞ」

「な〜んだ、ワープし合うとぶつかっちゃうんだぁ」

そう言って、彼の胸の中に、恐る恐る飛び込んでみたり・・(^m^)シッシッ

「なんだ、そのワープって」

いけない、"ワープ"は、私の心の独り言なんだ。

「はい、今日、さっき焼いたばかりのクッキーだよ」

そう言って、私は、ポカンと開いた彼の口の中にクッキーを放り込んだ。

ところで、喧嘩してたんだっけ・・ 原因すら思い出せない・・

喧嘩もワープしちゃったんだね。

やっぱり、時間が解決してくれたって、こと??

「ところで、私んとこ、何しに来るところだったのさ」

「え、クッキーの匂いに誘われたのかなぁ」

喧嘩はふたりの絆になってたりして・・ きゃは☆

彼と私の恋、頑張れ頑張れ。

きゃは☆


第、219話  魔法が切れた (2003.09.15)


やっと、私は捨てられた。

きっと、彼は血統のよい王女様に出会いキスをされて目覚め、

悪い魔法から解き放されて、物事の善悪に気付き、

今まで、醜く在りながらも美しいと見間違い続けてきたものの、

真実に気付くと、あっさりとそれを捨てて去って行かれましたとさ。

ちゃんちゃん〜♪゜゜

そうだ!私は美肌に目覚めるんだ!!

持って生まれたこの顔は、私なりに愛着があるもの。

整形などせずとも、一握りでも美しさを掴み取ってやるのさ。

ゴーヤチャンプルだ!ゴーヤチャンプルを作るのだ!!!

ゴーヤ茶を飲むのだ!!!ゴーヤ石鹸で洗顔だぁ!!!

まいったぁ!!!!!!!!! ギブ、タップ、レフリー早く止めろよな。

私じゃダメだな、こりゃこりゃ〜☆

今頃、彼は女王様にムチで・・ いやいや・・

出会った王女様と幸せに暮らしましたとさ。 ・・てか。

魔法はもう切れたんだ・・

彼の心の真実が折れ曲がっている事に目を瞑り、

今まで愛されて、うぬぼれ続けていた私が悪いんだ。

または、今まで彼は私の事を小動物的な観点で愛着を持ってたに違いない。

そうだ、きっとそうだ。

人間の女だと言う事に気付いてしまっただけなんだ。

そうだ、きっとそうだ。

ふにゃぁ〜??

だったら、彼の住むアパートの部屋の柱で爪を研ぐのをガマンしなくたって・・

んにゃ、、あれ、、魔法が切れたのは私のほう・・??

ごろにゃ〜??

里親募集中ぅ〜(=。_。*)))


第、218話  水色のビニール傘 (2003.09.07)


「借りてた水色のビニール傘を返しに行かなくっちゃ」

あの日は、午後から突然曇りだして、菓子パンを選んで料金払ってて、

突然、強い雨音に振り返ると豪雨&傘もなく慌てる街行く人々・・

パン屋さんの『新人バイトなんです』と、レジ番していたイケメンおにいちゃんったら、

嬉しいことに貸してくれた、一本の水色のビニール傘。

やった!イケメンおにいちゃんに傘を返しに行けるぞ〜♪゜゜

いや、べつにパン買いに立ち寄ればいいんだけど。

やっぱり、しっかりした口実が何かと味方になってくれればと願うばかりで。

と、返しには行くが、イケメンおにいちゃんったら姿がなく・・

レジのおねえちゃんにへたにもし尋ねたりしたら、『預かっておきますよ』なんて、、

いやぁああああ、もったいない!!! やっぱり、手渡しに限るわよ <( ´ ⌒`)ゞ

今日で空振り三度目だけど、まさか、もう、やめちゃってないでしょね。

空が目映い。

「借りてた水色のビニール傘を返しに行かなくっちゃ」

今日もいそいそと水色のビニール傘を手に青空の下をてくてくと歩く。

もう、あの日から一月は過ぎたんだ・・

予定では、今頃、この水色のビニール傘がきっかけでついに初デート。

青空の下、イケメンおにいちゃんと手をつなぎながら・・ なんて・・

とてもよく晴れているのに水色のビニール傘を持った女が一人、

通りすがりに挙動不信に、パン屋さんの中をさり気なく覗き込む午後。

あ、!!イケメンおにいちゃん、鼻の頭に粉つけて店の奥から出て来たよ〜♪゜゜

そうか、本来は厨房で働いていたんだ。

そして、よくいるレジのおねえちゃんといちゃいちゃと・・

え・・???

よくいるレジのおねえちゃんと、バイト仲間の線を超えた感じで、いちゃいちゃと・・

ううん、ただ、ふたり、ちょっと笑顔で会話していただけなんだけどさ。

でも、それだけでわかることだって、あるさ・・

わたしは、そそくさとパン屋さんに入って、

「何時ぞやは傘をありがとうございました」と、m(_ _)mペコリ

帰り道、空からポツポツと雨が落ちて来た。

家に辿り付く頃には本降りになった。

だったら、あの日の午後、傘なんて借りることなく雨に濡れておけばよかったんだ。

この一月ほど、玄関の横の傘立てにいたはずの水色のビニール傘・・

目映い空の下、わたしと共に街に繰り出していた水色のビニール傘・・

わたしの心の中のドキドキを、いつも傍らで聞いていた、水色のビニール傘・・


第、217話  ビーズの指輪 (2003.08.31)


さてと・・

質屋に持って行っても、そりゃ相手にされないだろうし。

フリーマーケット開いたところで、30えん以下かな。

この指輪をくれたあの日・・

「これ、誕生日のプレゼントなんだ」

「きゃ☆なんだろう」

「開けてみて」

「わぁ!"だらにすけ"じゃない。しかも昔ながらの板状のオウバクエキスが濃厚タイプ」

「嬉しいかい?」

「いらない」

「でも、くだり腹の時にでも飲んでよ」

そりゃ、こんな戯けと付き合っていたら、腹もくだるわな。

所詮、バカな年下男の悪戯心と諦めつつ、あれから数ヶ月・・

使用していた"だらにすけ"の中からビーズの指輪が出て来た時には、

アイツとケンカ別れして帰宅した、すぐ後だった。

「この指輪、私の指じゃなければこのままガラクタになっちゃうんだよね」

私は、アイツがとっとと以前のメアドを捨ててないことを祈りつつ・・

(そんなじゃないよね・・)

送信 ヾ(>_<、) ☆★☆ ☆★☆ 着信 ○(^◇^;)○

私は、"だらにすけ"付きビーズの指輪を指に通しながら、アイツからの返事を目にした。

−フタリノサヨナラハ セカイジュウノ ドノソシキカラ

マダ ニンテイサレテオリマセン カイジョカノウ カイジョカノウ−

う〜ん、やっぱりこのガキとは、このままお別れしたほうがいいのかも知れない ヾ(;´▽`A``


第、216話  恋に泣き疲れた頃 (2003.08.25)


いつから、この美容院って、味噌を売るコーナー出来たのよ。

しかも手作り味噌で、並んだ樽からの量り売りで、

こらこら、ひとの頭の後ろで杓文字飛んでるし〜!!

元の樽の中の味噌に、投げた杓文字がちゃんと刺さるし・・

味噌でひとの頭、洗っているし!!

どこの美容院も、今、こうなっているのかしら??

髪切るのなんて、ほんと、久々だし・・

いけないわ! 時代に置いてきぼりにされているじゃない。

・・ばっさり、わたしの髪。

アイツと出会ってからお別れまでの私の成長記録。

で、短くした髪に美容院のお姉さんたら味噌塗ってるし!!!!!

髪にスライスしたキュウリ、刺してるし!!!!!!!!

いまふう??なのかしら! 〜うふ


第、215話  みずきちゃん放送局 (2003.08.15)


よし、第3回みずきちゃんラジオ開始するぞ〜♪゜゜

今回はなんと、唯一のリスナーだった直樹を椅子に縛り付けてでもゲスト出演だ〜

第1回の"告白スペシャル"の時は、直樹がOKと言うまで3日間監禁して手作りMDを繰返し聴かせたし。

第2回の"初デート前夜祭スペシャル"では、宙吊りの直樹が喜びの涙をボロボロ流してくれたし。

そしてついに第3回の"直樹、みずきちゃんの手料理に感動スペシャル" イェイ!

直樹って、幸せ物よねぇ〜☆ 愛するみずきちゃんの手料理食べ放題よ。

限りなくベストな状態でおいしく食べてもらうために、10日前から監禁して断食。

程よく、おなかペコペコにしてあげたことだし、そろそろ檻から出してくるかな。

「あぁ、、、直樹が穴掘って檻から逃げたぁ!!!!!!」

<<緊急事態発生、緊急事態発生、非常警戒措置発令。全警備員は直ちに集合よ>>

よし、捕まえたっと〜♪゜゜

直樹ったら、せっかくの料理が冷めちゃったじゃないの、もう、 お・バ・カ・さ・ん

よし、みずきちゃんラジオ第3回スタート♪ しかも今日からネット配信もスタートイェイ!

そして、第4回・・ 第5回・・ 6回・・ 7回・・

なんか、みずきちゃん放送局のBBSって、SMマニアばかりが書き込んでるみたいな・・

こんな素晴らしいノンフィクション純愛ラブストーリー進行報告サイトだって言うのにさ。

ま、いいか・・

さてと直樹ちゃんったら、第8回からは、みずきちゃんテレビになって新スタートよ!

そこで今回から新企画、直樹の限りなく終わりのない愛の証明シリーズ第1回、

"みずきちゃんを助けようとライオンと格闘編"よ。

「あぁ、、、直樹が鉄柱折曲げて檻から逃げたぁ!!!!!!

<<緊急事態発生、緊急事態発生、非常警戒措置発令。全警備員は直ちに集合よ>>

よし、捕まえたっと〜♪゜゜

へぇ、ライオンと互角に戦えるんだ、直樹ちゃんエライ!

え、な〜に (^o^)3 ・・・・・・え、な〜に (^_^)3

私の聞き間違い? 『嫌い』って言ったの? 私のこと・・

<<警戒措置解除宣言を発令、全警備員解散せよ>>

へへ、勘違いしてた・・ 嫌いだったんだね・・ バカぁ・・

あれ、直樹ったら戻って来てくれたのぉ〜♪゜゜

嬉しい!嬉しい!嬉しい!嬉しい!嬉しい!嬉しい!

え、な〜に (^o^)3 『体に埋め込んだ爆破装置を外せ』って〜、、

そんな事は、あとあと。 直樹の限りなく終わりのない愛の証明シリーズ第2回

"みずきちゃんを助けようとグリズリーベアーと格闘編" スタートよ!きゃは☆


第、214話  ホントの心 (2003.08.09)


あなたしか解けなかった、私の心の中のパスワード。

自分だって、そんな鍵、今さら気付く事なんてなかった。

めぐりあう約束なんて、した憶えなんかないのに・・

あなたと出逢えた出来事に、やっと辿り着いた気持ちでいる私。

忘れ物を取りに家までの道を後戻りした子供の頃。

あの不安な時間の中で、幾度か擦れ違っていたのかも知れないね、あなたに・・

遠い記憶の中のひとりごとが、止処もなくこぼれ落ちてゆく。

ゆっくり目覚めた瞳に、今、あなたの笑顔が映っている。


パスワードの言葉が、"うんこ三段投げ"だったとは・・¢(..;)メモメモ


第、213話  蝉・元気 (2003.08.01)


朝から蝉の鳴き声が喧しく・・

夏とは蝉である。

蝉アレルギーの第一人者としては、麦わら帽子は欠かせない。

蝉の繰り出す太陽ギラギラ攻撃に打ち勝ちながら、街へ繰り出す。

蝉の繰り出す熱風サウナ地獄攻撃に耐えながら、彼を待つ。

ワーイv(^o^")v15分も遅刻して来やがった、この野郎ぅ!

わたしめが珍しく5分の遅刻で済ませたってのに・・

夏のデートは嫌いだ。

蝉が繰り出す、海岸・人ゴミ攻撃をわざわざ受けに行く気にもなれず〜(*-*)

蝉の本拠地の山に見す見す飛んで火に入る気にもなれず〜(*-*)

うぅ、バルタン星人と擦れ違ったら奴が土下座するまで文句言ってやる。

雨乞いをする彼&わたし。

蝉、元気いっぱい絶好調〜

脱水症状の彼&わたし。

蝉、元気いっぱい絶好調〜

行き倒れる、彼&わたし。

蝉、元気いっぱい絶好調〜

これが、夏のデートの実態だよ、諸君!!

「ひ、陽が暮れて来さえすれば、涼しい夜風と花火大会がぁ・・

と、言う彼がわたしの手をギッっと握り締めて・・

って、その握り締められた手が暑いって!!

夏のデートは嫌いだ。

しかしながら、やがて、陽も暮れ始め・・ 雨宿り・・

「夕立だね」

「そうね」

「雨乞いしたからね」

「いっぱいしたものね」

「でも、時間差攻撃だね」

「稲妻落としだわ」

「X攻撃もだ」

「はい、トスよ」

「よし、アタック」

「もう、いや〜ん、・・抱き付くな!暑苦しい」
v
蒸し蒸し蒸し蒸し〜(。◇°;)〜蒸し蒸し蒸し蒸し

だが、雨は止まずに本降りに・・

あぁ、ラブリーな花火大会が中止。

しかも、ずぶ濡れ・・

これが、夏のデートの実態だよ、諸君!

恋人達の時間は所詮あっと言う間に過ぎ去るもので、今宵も別れ際、

「あしたもデートしようね」

「うん」

「1日中デートしようね」

「うん、うれしい」==((( (/* ^^)/

きゃははは、だって夏休みなんだもん。毎日デートよ (*^o゜)v

・・って、抱き付いた彼の体がびっしょびしょ ヽ(。_゜;)

これが、夏のデートの実態だよ、諸君!

・・ま、まだ蝉の鳴き声が {{o(>_<)o}}ビクビク


第、212話  桃とブドウ (2003.07.27)


たこ焼きを買いに出掛けさせたのに、桃とブドウを買って帰って来やがった。

いったいどこで間違えたんだろう、この男・・

「ねぇ、辰也、たこ焼きどうなっちゃったのよ」

「桃とブドウは、たこ焼き粉に入れて焼いたらまずいよ」

なんか隠しているな、こいつ・・

「いいわよ、たこ焼き食べたいから自分で買って来るもん」

たこ焼き屋さんの近くのフルーツショップ ・・そうか、夏休みのバイトか、ふむふむ

帰ってみると辰也のバカ、桃とブドウを一人で全部喰ってやがる。

「だって、どうせたこ焼き五人前おやつで食べるんだろ」

「そうよ、私はたこ焼き命だもの。 辰也はどうなの?桃とブドウどっちが好きなのよ!」

「いや、どっちもうまぁいもん・・」

「この、浮気野郎!!!」

て、な訳で、ブドウは桃と辰也に大やきもちを焼いたのでした。

・・まったく、いつまでも隣んちのかわいい女子高生に色目使いやがって。

「こら、辰也ぁ!たこぉ!今年で二十代終りだろう、テメーぇ、ロリコン野郎!!」

「たこ焼きといっしょに、おせんべいも買って来たんだね」

「そうなのよ、せんべい屋の爺さんったら、けっこうダンディーなのよ☆ ・・って、あのね」

「桃とブドウもまだ一つずつ残してあるよ」

「あんなに買って来たのに、ケチぃ!でも、うまぁい」

そう言えば、最近駅前に出来た、

夏でもうまぁい本格中華まんの売っているあの店の店長も素敵。〜うふ


第、211話  前髪 (2003.07.20)


今日、私似のブサイク人形の前髪をハサミで"ちょっきん"と切ってみた。

こいつが前髪短めで、そこそこイケるならきっと大丈夫だ。

実験終了(゜O°ゞ 直ちに破裂的本番作業開始!!リフレッシュしなければ。

・・やっぱり破裂した。

原因は、ブサイク人形より私のほうがブサイクだったからに他ならない。

リフレッシュどころか、心の傷口が広がってしまった ヾ(>_<、)

で、なんでこんな髪型になってまで街をふらつかなければならないんだ、私・・

駅前に辿り付くと、奴はのほほんとストリートライブを決行中。

そうだったんだよ、あの、いつも先頭で応援している隙無し西洋美人人形タイプの女。

べつに、ファンその1ではなかったんだよね・・ この女・・

ファンその50はずっと後半あたりの私には居場所もないってものだ。

せめて、『あたいと付き合ってぇ〜ん』なんて"ブサイク・私"として

最悪なシチュエーションを、きっちり避けておいてよかった。

ファンその50はずっと後半あたりの1人として

こうして歌う姿ぐらい観に来る権利は残されているんだもの (*゜o゜*)ポッ

と、油断をしていたら、思わぬ最高なようで最悪なような事態が・・

奴がストリートライブのMC中に「やぁ、よく見掛ける君、前髪切ったのかい」って、あんた・・

隙無し西洋美人人形タイプの女はキッと、こちらを睨んだ気がするし・・

被害妄想か (゜_゜i)

いや、ファンその50はずっと後半あたりまでのすべてがキッと、こちらを睨んだ気が・・

やっぱり被害妄想か (゜O゜i)

しかもこんな日にかぎって奴は新作のインディーCD(サイン入り)を売り始めた。

いままで新作が出るたびに手渡されるそのインディーCD(サイン入り)を受け取るため

奴の間近に接近出来て、握手と言う合法的に手を握れると言う行為に

ひとときの幸福を強く感じずにはいられなかった私だけれど、

今日、私はそのインディーCD(サイン入り)を手渡されるまでの列に並んでいた時

いったいどれだけ前髪を軽く指でつまんでは引っ張っぱっていた事だろう。

しかし私の番、奴は言った「おさるさんみたいだね」って、あんた(⊂((・⊥・))⊃)


o(@゜▽゜)o〜そしてそれから2年は歳月が流れたりしましたとさ〜o(゜▽゜@)o


いい意味だろうが悪い意味だろうが私って女は

奴がすっかりプロとして恐ろしく距離が遠退いた今でもずっと

あの日以来の前髪の短さをキープし続けている。

さるだっていいんだ。 なんだか思い出だもの。

こうして武道館で歌う姿ぐらい観に来る権利は残されているんだもの (*゜o゜*)ポッ

ファンその50万人強の中の、プラチナチケットをゲット出来た1匹のさるとして・・


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